IGNがこちらの記事で公開したところによると、↓でお伝えしたゲーミング大手MSIが新たにCESで発表したポータブルゲーミングPC「MSI Claw」は、2~3年ごとに新モデルへのバージョンアップを予定しているようです。
Steam Deckも、↓でお伝えしたように、長いスパンで使っていけるようなプラットフォームを目指しています。
AYAやGPD、One-Netbookなどの中国の中小メーカーの新機種投入タイミングは非常に頻繁で、クラウドファンディングで出資した機種が届く前にもう次のクラウドファンディグが始まっていて、届いた頃には型落ちになっているということも珍しくありません。
それに対して、ValveやMSIのような大手メーカーは、なるべく長い期間使っていけるようなハードを目指しているということで、これとは対照的です。
レノボのLegion Goの戦略はまだ見えてきませんが、少なくともASUSのROG Allyについても、ファームウェアやシステム、ソフトのアップデートがかなり頻繁に入っており、このハードをなるべく長い期間、現役で使っていけるようにというメーカーの意図が見えます。
MSIやASUS、Valveなどの大手メーカーは、ポータブルゲーミングPCは一般的なPCのような頻度で新機種を投入するよりも、一つのモデルのライフをなるべく伸ばした方が良いと考えているのでしょう。
その究極がソニーや任天堂のゲーム専用機で、5年ないしそれ以上のライフがあり、その期間でたくさんのユーザーやソフトが蓄積されていきます。また、コストも下がっていくため、ユーザーにとっても利用者が多いハードを格安で買うことができます。
もちろんPCゲームは据置ゲーム専用機と同じではありませんが、ゲーミング用のマシンという意味では似たプロダクト戦略に収斂していくのかもしれません。
ユーザーにとっては、大手メーカーのポータブルゲーミングPCはすぐに型落ちになることがなく、それでいて安いということになるので、嬉しい限りです。
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