ついに登場!Alldocube iPlay60 mini Turboレビュー【発売2.4万円でSnapdragon 6 Gen 1搭載】

今回は、多数の廉価タブレットやノートパソコンをリリースしているAlldocubeから新たに登場した、Snapdragon 6 Gen 1を搭載した8.4インチ小型タブレット「Alldocube iPlay60 Mini Turbo」の提供があったのでレビューします。

これまで廉価Androidタブレットに搭載されるチップセットで最も処理性能が高いものは、Helio G99と相場が決まっていました。

今回登場した「Alldocube iPlay60 Mini Turbo」は、ミッドレンジスマートフォンに多く搭載されるQualcommのSnapdragon 6 Gen 1を搭載。

後述するベンチマークスコアでは、Helio G99と比べてシングルコア性能で30%、マルチコア性能で50%のパフォーマンスアップ。

廉価Androidタブレットとしてはエポックメイキングな構成となっています。

さらに価格も、定価が税込33,999円に対して、アマゾンのこちらのページ、楽天の↓のページで、いずれも本日10月15日(火)より税込23,999円で発売セール開始。(楽天は「クーポンを獲得」で9,000円OFFクーポンを適用しましょう)

セール期間は10月16日(水)までとなっており、さらに数量限定なのでゲットしたい方はすぐに購入した方が良いでしょう。

※在庫やクーポンが切れても、随時追加されていますのでまたアクセスしてみてください。

↓のように原神も快適プレイできます。

↓でレビューした「Alldocube iPlay60 mini Pro」の上位版で、筐体デザインなどは同じです。

今回は、多数の廉価タブレットやノートパソコンをリリースしているAlldocubeから新登場した、8.4インチ小型タブレット「Alldocub...

それでは、見ていきましょう!

ついに登場!Alldocube iPlay60 mini Turboレビュー【発売2.4万円でSnapdragon 6 Gen 1搭載】

外観とスペック

まずは同梱物から。本体のほか、マニュアルとUSBケーブル、microSDカードスロット用のピンとなっています。

本機はSnapdragon 6 Gen 1搭載で定価3万円台という超コスパを実現するべく、かなりコスト削減のあとが見られます。その一つがチャージャー非同梱。

マニュアルは↓のように日本語記載もありますが、ポートが載っているだけです。

本体は薄型メタルパネルの狭ベゼルで、ディスプレイ表示品質も廉価8インチ機の中では上質。

スペックですが、SoCにQualcommのSnapdragon 6 Gen1を搭載。これはARM Cortex-A78@2.2GHz x4とA55@1.8GHz x4のオクタコア。GPUはAdreno 710。

ほか、8GB LPDDR5 RAM、128GB UFS3.1ストレージ、8.4インチ(1920×1200)IPSディスプレイ、輝度350ニト、リア13MPフロント5MPカメラ、Android 14、5,500mAhバッテリーとなっています。

18w急速充電に対応するほか、USB3.1 Type-Cポート、重力センサ、光センサ、ジャイロ、デュアルスピーカーを内蔵。

microSDをサポートしています。

本体サイズは202.7x126x7.9mmとなっています。

同梱物のところでも述べましたが、本機はコスト削減の形跡がいくつかあり、スペックではGPS、生体認証、SIMは非対応となっています。

実際に使っていて生体認証非対応は最大の残念ポイントですが、このスペックでこの価格であれば仕方ないと個人的には納得できます。

背面パネルはメタル製。

背面下部には、技適番号も貼られています。

本体上部にはスピーカー穴とUSB Type-Cポート。

底部にはスピーカー穴。

右側面には電源と音量ボタン。

左側面にはmicroSDカードスロットです。

microSDカードスロットを付属のピンで開けると↓の通り。

厚さは実測で7.5mmと廉価機としては薄いです。

重量は実測318g。8インチとしては標準的な重量感。手に取ると、薄く軽いです。

iPad mini6やiPlay60 mini Proとのサイズ比較

いくつかの機種と、筐体を比較してみましょう。

まずは「Alldocube iPlay60 mini Pro」から。↓のように全く同じです。

厚さやポート類の場所を含めて同じ。ディスプレイも同じパネルだと思います。

続いてiPad mini 6。本機はiPad mini 6より縦長で、厚さはほんの少し厚いですがほぼ同じです。

ディスプレイ表示品質も、パッと見ではあまり違いが分かりません。(傾けたり、色々な動画を見ているとやはりiPadの方が表示は綺麗です。が、本機も廉価機としては上質です)

実際の使い勝手

↓のように片手でホールドできるコンパクトさは、やはりAndroid 8インチ機の魅力。というわけで、実際の使い勝手を見ていきましょう。

初期設定を終えたホーム画面は↓の通り、大変シンプル。見慣れたGoogleアプリしかありません。

プリインアプリも↓の通り必要最小限。かなり好感が持てます。

設定アプリもシンプルで、独自項目やカスタマイズも最小限です。

デイリーガジェットを表示したところ。スマホを拡大したような表示です。

横向きにしたときも同様。

これはこれで見やすいですが、開発者モードで横幅を800pxほどにすると、↓のように一覧性が高くなります。(このあたりは好み)

横向きにしても、2ペイン表示になりますし、特に見づらいということもありません。

YouTubeの視聴も快適です。

左右2スピーカーで、音質は廉価機としては標準的なレベル。高音質とまではいきませんが、YouTubeを見るくらいなら気にならないでしょう。 

原神はデフォルトで「低」になります。Helio G99までは「最低」なので、パフォーマンスが上がっていることが分かります。

実際に、見た目も動きもキビキビ滑らかです。

ベンチマークスコア

Geekbench 6のスコアは、シングルコアが939、マルチコアが2,902。

GPUスコアが1,307です。

参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。これを見ると、Helio G99よりもシングルコア性能で30%、マルチコア性能で50%ほどアップしていることが分かります。GPU性能はほぼ変わりません。

  • UNISOC T606(Alldocube iPlay60 Lite):375/1324
  • UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
  • Helio G85(Redmi Pad SE 8.7):385/1345
  • Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
  • UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
  • Snapdragon 685(AvidPad S80):474/1499
  • UNISOC T620(Teclast T50Plus):500/1501
  • Helio G95(POCO M5s):683/1842
  • Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
  • Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
  • Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):733/1977
  • UNISOC T820(Anbernic RG556):871/2470
  • Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
  • Snapdragon 6 Gen 1(Alldocube iPlay 60 mini Turbo):939/2902
  • Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
  • Dimensity 7050(Cubot Kingkong X):967/2474
  • Snapdragon 7s Gen 2(POCO Pad):1034/3010
  • Dimensity 8020(Blackview BL9000):1111/3140
  • Dimensity 8300-Ultra(POCO X6 Pro):1191/3951
  • Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
  • Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
  • Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
  • Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
  • Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
  • Snapdragon 8s Gen 3(POCO F6):1874/4828
  • Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
  • Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894
  • Snapdragon 8 Gen 3(ROG PHONE 8):2280/7252

GPUスコアは↓の通りです。

  • Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
  • Snapdragon 685(AvidPad S80):382
  • UNISOC T606(Alldocube iPlay60 Lite):445
  • UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
  • UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
  • Helio G85(Redmi Pad SE 8.7):544
  • UNISOC T620(Teclast T50Plus):597
  • Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
  • Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
  • Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):1305
  • Snapdragon 6 Gen 1(Alldocube iPlay 60 mini Turbo):1307
  • Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
  • Snapdragon 7s Gen 2(POCO Pad):1789
  • Helio G95(POCO M5s):2142
  • UNISOC T820(Anbernic RG556):2218
  • Dimensity 7050(Cubot Kingkong X):2257
  • Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
  • Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
  • Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
  • Dimensity 8020(Blackview BL9000):4328
  • Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
  • Dimensity 8300-Ultra(POCO X6 Pro):4707
  • Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
  • Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
  • Snapdragon 8s Gen 3(POCO F6):8821
  • Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
  • Snapdragon 8 Gen 3(ROG PHONE 8):14486
  • Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373

UTF3.1ストレージということで、ストレージ読み書き速度も比較的高速です。

コストを極限まで削って超コスパ実現

以上、「Alldocube iPlay60 Mini Turbo」を見てきました。

唯一最大の残念ポイントは生体認証非対応である点ですが、それ以外はかなり満足度高い一台。

特に明日までの発売セール価格2.4万円は驚異的です。

廉価8インチ小型Androidタブレットとしては新たな決定打となる一台ですので、小型Androidタブレットをお探しの方はぜひチェックしてみてください!

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