今回は、多数の廉価タブレットやノートパソコンをリリースしているChuwiから新たに登場した、Intel N100を搭載したSurfaceライクな2-in-1 WindowsタブレットPC「Chuwi Hi10 Max」の提供があったのでレビューします。
Intel N100は、AtomやCeleronに連なる低価格・低消費電力CPUですが、第12世代CoreプロセッサのEコアを搭載することで、それらとは段違いのパフォーマンスとなっていて昨今人気のCPU。
現在、Chuwi公式ストアのこちらのページほか、↓のアマゾン・楽天・Yahoo!ショッピングで販売中。公式ストアではクーポンコード「H1M14」適用で47,610円、アマゾンでは「7,000円OFF」をチェックして47,900円で購入できます。
また、キーボードや純正ペンのセットも選択可能。キーボードが+5,000円、HiPen H8が+3,000円で選択可能。
↓でレビューした「Chuwi UBook X 2023」の後継となっています。
これまで世代を重ねてきたChuwiの2-in-1機の中でも、その進化を感じられる完成度高い一台に仕上がっています。
ブラックとシルバーを基調とした本体デザインは、高級感あるものにレベルアップしています。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まず同梱物から。本体にはUSB-Cチャージャーが付属。その他、キーボードとペンをセットにすれば、↓の一式となります。
チャージャーは36wのUSB-Cでコンパクト。ですが、汎用チャージャーで給電可能。手元の汎用USB-Cチャージャーから、86wで給電できています。
本体は↓のようにベゼルも狭くモダンなデザイン。ディスプレイの発色が良く、鮮明で明るい、見やすい表示となっています。
スペックは、CPUに第12世代Intel N100、12.96インチ(2880×1920)IPSディスプレイ、12GB LPDDR5 RAM、512GB SSDストレージ(M.2)、4,800mAh(36.48Wh)バッテリー、Windows 11、リア8MPフロント5MPカメラとなっています。
通信はWi-Fi6とBluetooth 5.2をサポート。ディスプレイの輝度は300ニトです。
サイズは287.4×208.5x9mmで、後述するタブレット本体の重量は実測で764gと比較的軽量です。
ディスプレイは4,096段階筆圧検知ペンに対応しています。
背面には↓のようにCHUWIロゴ。メタルパネルで高級感があります。
背面下部には、技適番号も貼られています。また、底面には純正キーボードをマグネット装着するためのポゴピンも。Bluetoothではありませんので、キーボードの充電やペアリングは不要なSurfaceタイプ。
ポート類ですが、本体左側面に↓のようにUSB Type-C x2、micro HDMIを搭載。USB-C充電対応となっていて、充電中は青いランプが光ります。
上部には電源と音量ボタンがついています。↓
右側面には、↓のようにUSB3.0 Type-A、3.5mmイヤホンジャック。
厚さは実測で8.8mmとWindows機としては薄型。
重量は実測で764gです。13インチとしては薄型軽量です。
純正キーボードは、↓のようにディスプレイにマグネット装着して、傾斜を付けられます。
もちろん傾斜をつけず、↓のように地面に平置きもできます。
キーボードケース側はスウェード調の布地になっています。
背面ケースはPUレザー製です。
ケースは上部を下側に折り曲げてスタンドにする方式。
傾きは、最大で↓まで立てられます。
キーボードを含めた重量は1.38kgです。
実際の使い勝手
続いて、実際の使い勝手を見ていきましょう。
ペンですが、Apple Pencilの第2世代と比較すると↓の通り。クリップがついています。
重量は実測で20g。
2ボタン式で、マウスクリックやペイントツールの消しゴムボタンなどとして利用可能。
駆動は電池式です。はじめは絶縁体がシールで貼られているので、剥がして使います。
ペンはペアリング不要。画面に近づけるとポインタが表示され、遅延も少なく書き心地も悪くありません。
キーボードですが、↓のようなUS配列。キーボードバックライトがついています。また、接続すると右下の小さなインディケーターが光ります。
キーピッチは実測で19mm。
十分な広さが取られており、ストロークもあって打鍵感は良好です。Surfaceタイプにありがちなタイプ時のボコボコ感もありません。きっちりタイピングでき、前世代機からの進化を感じます。
冒頭にも書いたとおり、ディスプレイの表示品質はとても高いです。デフォルトでの表示も広く見やすく、快適なモバイルPC利用ができます。
ベンチマークスコア
ベンチマークスコアを見ておきます。
CINEBENCH R23は、シングルコアが918pts、マルチコアが2,981pts。Intel N100ということで、シングルコア性能はとても高くなっています。
他CPUとの比較。マルチコアスコアは、さすがにハイエンドチップよりは劣るものの、第11世代のモバイル向けCore i7に近い性能で驚きです。
シングルコア性能に関しても、5万円PCの進化を感じます。
ストレージ読み書き速度は↓の通り。
かなりの進化を感じられる一台
以上、「Chuwi Hi10 Max」を見てきました。
前世代機と比べて、本体デザイン、ディスプレイ表示品質、キーボードの打鍵感や使い勝手など、あらゆる点で進化を感じられる一台になっていました。
もちろん動画編集やゲームは難しいですが、その他の一般的な用途であれば、Intel N100の実用的なパフォーマンスと合わせて十分に普段使いのモバイルユースに耐えられる仕上がりになっています。
これで本体5万円切りは非常にコスパ高いと思いますので、Surfaceタイプ2-in-1 PCをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
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