今回は、多数のミニPCをリリースしているMinisforumから新登場した、AMD Ryzen 7 8845HSを搭載したミニPC「Minisforum UM880 Plus」の提供があったのでレビューします。
同モデルはアマゾン限定となっていて、アマゾンのこちらのページで税込109,990円のところ、現在22,000円OFFの87,990円でセール中です。
↓のようにシルバーのコンパクトボディでありながら、RAMやストレージの換装やOcuLinkにも対応したハイパフォーマンスな一台。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まずは同梱物から。本体のほか、ACアダプタ、メガネケーブル、VESAマウントアタッチメント、M.2接続のOcuLink、マニュアル、HDMI、ネジ、交換用ゴム脚。
ACアダプタは120w出力。
↓のようにコンパクトです。
OcuLinkはM.2接続。デフォルトではM.2スロットが1つ空いていて、そこに入れる形。
天板にはシルバーのMINISFORUMロゴ。
スペックですが、CPUのAMD Ryzen 7 8845HSは4nmの8コア16スレッドチップで、標準3.8GHz、最大ブースト5.1GHz。統合GPUはAMD Radeon 780M。
ポータブルゲーミングPCにも採用されるチップセットなので、独立GPU搭載のゲーミングPCほどではないにせよ、ゲーム用途にもある程度対応できるパフォーマンス。M.2 2280は2スロット搭載。
ほか、RAMは32GB DDR5、ストレージは1TB PCIe4.0x4 SSD、Windows 11 Proという構成。RAMは最大96GB、ストレージは4TBとなっています。
前面には、DMIC、電源ボタン、USB3.2 Type-A x2、3.5mmイヤホンジャック、CMOSクリア。
背面には、DC19V、2.5G LAN、HDMI、USB4.0 Type-C、DP、USB2.0 Type-A x2。OcuLinkはデフォルトではキャップがついています。
サイドには吸気穴。
底面には4本のゴム脚と、技適番号もついています。
重量は実測で597gとなっています。かなり軽量コンパクトです。
RAMとストレージの換装・増設
RAMとストレージの換装・増設方法を見ていきましょう。
両面テープで固定されている底面のゴム脚4本を外し、ネジをプラスドライバーで4本外すと、底板が外れます。”REAR”と書いてある溝にマイナスドライバーを引っ掛けて取り外せます。
基板には、左側にSO-DIMM x2スロット、右側にM.2 2280 x2スロット。M.2は1スロット空いており、追加のSSDや付属のOcuLinkを入れられます。
RAMはcrucial製の16GB DDR5-5800 x2。サイドのツメを外側にずらせば簡単に着脱できます。
ストレージはKingston製の1TB PCIe Gen4です。
ベンチマークスコア
ベンチマークスコアを見ておきます。
CINEBENCH R23の計測値は、シングルコア1,788pts、マルチコア16,859pts。
他CPUとの比較は↓の通り。
FF15ベンチは、軽量品質・FullHD・フルスクリーンで「やや快適」の5,159。
FF14ベンチは、同設定で「やや快適」の6,726です。ゲーミングPCのような使い方はできないものの、適切な設定をすれば大半のゲームはプレイできる性能。
CrystalDiskMarkの計測値は↓の通り。
ポータブルゲーミングPC性能の8万円ミニPC
以上、「Minisforum UM880 Plus」を見てきました。
CPUがポータブルゲーミングPCによく採用されるAMD Ryzen 7 8845HSということで、ゲームも楽しめる性能で10万円切りというのはコスパは高めと言えるでしょう。
OculinkやRAM/ストレージ換装・増設、一通りのポート類など必要十分な拡張性も備えています。
というわけで10万円切りでパフォーマンス高めなミニPCをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
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