ミニPCメーカーのMinisforumが、最新ミニワークステーション「MS-A2」をグローバル向けに発売開始しました。
先日日本で開催された「Japan IT Week 春」で初披露されたばかりの新モデルです。
前モデル「MS-A1」ではAMD Ryzen 9 9950Xまで搭載できましたが、MS-A2ではさらに新型の「Ryzen 9 9955HX」を採用。
16コア(Zen 5)にRadeon 610M内蔵GPUを備えるハイエンドCPUで、パフォーマンスの大幅な向上が期待できます。
また、MS-A2はPCIe 4.0 x8対応のPCIe x16スロットを備えており、外付けのグラフィックボード(dGPU)にも対応。
ただし、筐体はわずか1.78Lのコンパクトサイズのため、搭載できるのはロープロファイル・シングルスロット仕様(例:Yeston RTX 3050など)に限られます。
スロットは分割も可能で、2×PCIe 4.0 x4構成にしてネットワークカードなどを拡張することもできます。
メモリは最大96GBのDDR5-5600に対応し、ストレージはM.2 PCIe 4.0スロットを3基搭載、合計最大12TBの容量を確保可能。
さらにU.2 NVMeドライブもサポートしており、単体で最大15TBまで対応できるなど、拡張性にも優れた設計です。
インターフェースも豊富で、具体的には以下の通り。
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USB 3.2 Gen2 Type-C ×2
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HDMI 2.1 ×1
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2.5G LAN(Realtek RTL8125)×1
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2.5G LAN(Intel I226-V)×1
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10G SFPポート ×2
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USB 3.2 Gen2 Type-A ×1
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USB 3.2 Gen1 Type-A ×3
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USB 2.0 Type-A ×1
価格は、ベアボーンモデルが839ドル、64GB RAM+1TB SSD搭載モデルが1,103ドル。
出荷開始は2025年5月末が予定されています。