Huaweiが、独自のARMプロセッサ「Kirin X90」と新OS「HarmonyOS 5」を搭載した最新ノートPC「MateBook Pro」を中国で発表しました。Intel製プロセッサやWindows OSを完全に排した構成となっており、MacBook AirやSnapdragon搭載Windowsノートへの対抗馬として注目されています。
↓でHuaweiといえば昨日、Harmony OS 5に関する情報を伝えました。
外観は2024年モデルのMateBook X Proに酷似していますが、キーボード周辺に変更が加えられており、Windowsキーの代わりにHarmonyOSのロゴをあしらったキー、さらにAIアシスタント起動用の専用キーも配置。これはMicrosoftのCopilot+に似たアプローチです。
正式なスペックは未公開ですが、リークよると、搭載されるKirin X90は、Kirin 9010に近い設計を持つARMベースのチップセットで、4+4+2のコア構成すべてが高性能コア。全10コアがマルチスレッドに対応し、計20スレッドを処理できる仕様とされています。
なお、Huaweiは現在でもIntel製CPUとWindows搭載のノートを販売可能ですが、米中貿易摩擦の激化に備え、自社開発によるエコシステムの強化を進めているようです。
価格や発売日は未発表。Kirin X90の実性能も含め、今後の続報が待たれます。