Xiaomiが15周年記念イベントで発表した新型スマートフォン「Xiaomi 15S Pro」が、中国で正式に発売されました。
シリーズ特別仕様の本機は、Xiaomiが独自開発した初の3nmプロセスSoC「Xring O1」を搭載し、同社の技術的節目を示す1台となっています。
6.73インチのOLEDクアッドカーブディスプレイは、解像度3200×1440の2K仕様(どちらかというとWQHD+や3Kに近い)。
TCL華星のM9素材を採用し、1〜120HzのLTPO可変リフレッシュレートやDolby Vision・HDR10+に対応。ピーク輝度は最大3200ニトに達し、滑らかさと色彩表現を両立させています。指紋認証は画面内に超音波式を採用。
搭載される「Xring O1」は、総トランジスタ数190億の10コア構成。パフォーマンスコアX925は最大3.9GHz駆動、GPUには16コアのImmortalis-G925を採用。
放熱には蒸気と液体を分離する新型の「Wing-shaped Ring Cold Pump Pro」を備え、4053mm²の冷却エリアを実現しています。
カメラ性能も大幅に強化。リアにはLeica監修のSummiluxレンズを採用した50MPトリプル構成(標準+超広角+5倍ペリスコープ)が搭載され、8K全画角撮影や4K夜間撮影に対応。フロントカメラも32MPで、4K60fps動画撮影が可能です。
バッテリーは6100mAhの大容量で、90Wの有線・50Wのワイヤレス・磁気ワイヤレス充電に対応。OSはHyperOS 2.0を搭載し、Xiaomi製品間での連携強化とパーソナライズ性が向上しています。筐体はIP68の防水防塵に対応し、UWBによる空間操作にも対応。
価格は中国国内で、16GB + 512GBモデルが5499元(約11.8万円)、16GB + 1TBモデルが5999元(約12.9万円)で販売中。
カラーはドラゴンスケールファイバーとファースカイブルーの2色展開となっています。