MINIXから、Intel N150プロセッサーとDDR5メモリを搭載した小型パソコン「MINIX NUC150」が登場しました。筐体サイズはわずか117×111×36mmと非常にコンパクトながらも、日常使いに十分な性能を備えた製品です。
搭載されているIntel N150は、10nmプロセスで製造された「Twin Lake-N」世代の省電力CPUで、4コア/4スレッド構成、最大3.6GHz動作、TDPは25W。GPUにはIntel UHD Graphics(24EU)を内蔵しており、VP9、H.265、AV1といった4K@60fps HDR対応の動画コーデック再生が可能です。
メモリには高速な16GB DDR5(4800MHz)を採用し、SO-DIMMスロットで交換・増設にも対応。ストレージは512GBのNVMe M.2 SSD(PCIe 3.0 x4)を搭載し、最大4TBまで拡張可能です。
インターフェースも充実しており、以下のような構成です:
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2.5G有線LANポート
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Wi-Fi 6+Bluetooth 5.1
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USB 3.2 Gen2×2(10Gbps)
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USB-C×2(うち1つはDisplayPort/PD対応)
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HDMI 2.1×2(最大4K@60Hz)
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3.5mmイヤホンジャック
また、3系統の映像出力が可能なため、デジタルサイネージやマルチモニタ環境での作業にも向いています。VESAマウントも付属し、モニター背面への設置も簡単です。
OSはWindows 11 Proを標準搭載しており、希望すればLinuxも導入可能。19V電源アダプターとVESAマウントが付属し、価格は送料込みで約279ドル(約44,000円前後)となっています。MINIX公式またはAmazonで購入可能です。
小型で静音性が高く、しかも3画面出力に対応している点はかなり魅力的です。最近の4K動画視聴やWebブラウジング中心の用途なら、スペック的にも十分すぎる性能。
仕事でもプライベートでも“とにかく置き場所を取らないPCが欲しい”というニーズに応えてくれる一台だと思います。
日本国内での正規販売が始まれば、ホームオフィス用途としても人気が出そうです。