シリーズ色んな街の電気街・オタク街 深セン(中国・広東省)【中国らしさとガジェットの融合が楽しい街】

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シリーズ色んな街の電気街・オタク街とは

アキバを愛してやまないデイリーガジェット。
めくるめく電気街・オタク街である秋葉原の魅力は、常に進化し続けています。
ただこのシリーズでは、少しアキバから目を転じて、アキバほどの規模はなくとも、実は色々な国の色々な街にある電気街・オタク街を取材します。

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これまで、札幌や福岡、ドバイ、名古屋とレポートしてきた本シリーズ、今回は中国の深センです。

深センはご存じ、エレクトロニクス産業における世界的な中心地の一つで、HuaweiやTencentなどの有名なIT企業が立地しています。

ここには、世界で唯一、秋葉原と互角以上に戦える規模の電気街があります。

コンテンツ系や中古店などは秋葉原ですが、電子パーツやガジェット系では、深センのほうが豊富です。

香港から入る

大きな街ですから、色々な行き方があります。

旅行客にとって一番いいのは、香港経由で入るルートです。

それも、フェリーやバス、乗り合いタクシーなど様々なパスがあるのですが、無難なのは電車でしょう。

羅湖駅というところまで行くと、そこから徒歩で深センに入れます。

下記のファーストクラス(といっても千円程度ですが)を取らないと、すし詰め満員電車に乗る羽目になりますので必ず取りましょう。

MTRのホームで購入することができます。

ファーストクラスを取ってしまえば、あとは日本の通勤電車で座れたのと同じような乗り心地です。

羅湖駅を歩いて行くと、下記の通り、おそらく「ここから中国に入る検査をするぞ」みたいな看板が見えます。

中国側(香港も中国ですが、制度が異なるため別の国のような手続きになります)では、下記のような共産党の「十九大精神」という、中国共産党のスローガンのような看板がたくさん貼られています。

入国審査はこの通り、すごい行列です。まあどこの国もそうですが。

他の国と違うのは、係員の対応がとても悪いことです。

ゴミを扱うレベルで、入国しようとする人々を蹴り飛ばす勢いで怒鳴り散らしています。

ですが、日本のパスポートを見せると、丁寧な対応になって優先列に案内してくれますので、スリや暴漢に遭わないようにそっと見せましょう。

さて、入国審査で指紋を採られたり色々してから、いざ入国すると、下記の通り深センへの出口があります。

中国本土は、外国語の看板がとても少ないため、このように英語で書かれているのはちょっとほっとします。

さて、駅を出ると、こんな光景です。

いかにも中国って感じですね。

空や空気がホコリっぽく、あらゆるスペースが広くとられていて、香港とは全く異なる大陸の光景です。(香港は東京によく似ています)

駅ビルには、「愛国」「文明」など、共産党の十九のスローガンが書かれています。

これはバス停などあらゆる場所に書かれていて、「偉大な中華民族復興」のためのスローガンらしいです。

さて、駅から深センの電気街へは相当遠いため、何らかの交通機関を利用する必要があります。

どの交通機関を利用するにも、必ず持っておくべきは人民元です。

電気街の買い物の支払いでは、wechat payや香港ドル、日本円もウェルカムなのですが、公共交通機関すなわち地下鉄やタクシーに乗るには、人民元がないとダメということも多いです。

ちなみに地下鉄の切符は、下記のようなプラスチックのコインを使います。

今回はタクシーを利用しました。

注意したいのは、タクシーも警察も、どこもあまり英語が通じないということです。

また、Google MapsなどGoogleのサービスも使えません。

そのため、事前にBaiduの地図など一通りインストールしておく必要があります。

タクシーの窓からは、下記のような光景が広がります。中国っぽいですね。

いざ電気街へ!

さて、電気街へ到着すると、近代的なビルがたくさん並んでいます。

ケンタッキーなどもあり、歩いている人たちも小ぎれいな人が多いです。

HuaweiやOPPO、ASUSなどの看板がたくさんあります。

深センの電気街は、下記のような真新しいビルがいくつか並び、各ビルの中にスマホ、タブレット、スマホアクセサリーや、小さい電子パーツ、ガジェット、照明、家電などの商店が大量に入っています。

ビルの中に入ると、下記のようなめくるめく光景が広がっています。

アキバのラジオセンターが全フロアに入ったようなビルがたくさんあるイメージです。

深センで面白いのは、フロアごとに電子パーツ、パソコン、照明、などとおおまかにカテゴリーが分かれて、各フロアではそれぞれのカテゴリのほとんど同じ商品を扱う店が大量に入っている所です。

ビル裏に入れば、こんな光景が広がっていて、肉まんなどが売られています。

外国人が中国本土で外食するとお腹を壊す人が多いのですが、下記の「Kungfu」というマクドナルドのようなチェーン店が前から気になっていたので入ってみました。

メニューにあった写真と丸っきり異なる見た目と色で、特に右上の肉は、メニューではジューシーな霜降りみたいな写真なのに出てきたのはこんな感じで、実際に食べてみても何の肉か分からないのですが、味は美味しかったです。

必ず価格交渉をしましょう

深センの電気街では、同じ商品を買おうとしても、店によってまったく値段が違います。

また、同じ商品は無数の店に置いてあります。一つの店にしかないというような商品はほぼ存在しません。

そのため、一つの店でいきなり言い値で買うのは愚の骨頂です。

必ず何店か見回り、必ず同じ商品がどの店にもあるので、値段を見比べましょう。

そして値段のレンジを把握した上で、一番安い値段の半額ぐらいの価格でよこせ、と交渉を始めれば、ようやくAmazonより多少安く買えるでしょう。

筆者もそうですが、中国の会社とビジネスしている方はよくご存じだと思いますが、中国人は、こちらが下手に出ると必ず足下を見てきますので、中国人とのビジネスは交渉の仕方も工夫しましょう。

たとえばまったく同じドローンが店によって2500円〜8500円で売られていたとします。(実際に店ごとにこのくらいの差があります)

そうしたら、一番安い2500円の店に行って、「1000円にしろ」と言いましょう。

うまく交渉すれば、1500円ぐらいで買うことが出来ます。

日本円や香港ドルは歓迎されます。

wechat payが使えると便利なのですが、中国の国有銀行に口座を持っていないと登録できない(できても使えない)店がほとんどなので、現金が確実です。

ただ、スリや置き引きも多いので、外国ではどこでも当たり前ですが、常に用心しておきましょう。

深センの電気街で印象的なこと

アキバもそうですが、小売がたくさんあっても、仕入れる卸はカテゴリごとにそう多くないと見え、お店の数は多いですが置いてあるものはそれほど大きくは変わりません。

ただ、上記に書いた通り値段が全く異なるので、そこは注意が必要です。

何より印象的だったのは、ラジオセンターのような電子パーツやガジェットのお店が無数に入ったビルの中で、電子部品が散らばる通路を、たくさんの子どもたちが走り回っていたことです。

店主の子どもたちなのですが、みな電子パーツをおもちゃにして元気に遊んでいました。

日本の電気街にも、いつの日かまた子どもたちがたくさん走り回る光景が戻ってきてほしいと思いました。

おわり

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