組み込みエンジニアが約300円のLinux内蔵名刺を作った模様

組み込みシステムやLinuxソフトウェアのエンジニアであるGeorge Hilliard氏は、非常にエンジニアらしい?名刺を自作してしまいました。

それが↓です。

サイズは名刺ですが、デザインが変わっています。

エンジニアだから、回路的デザインの名刺なのかな?と思いきや、これは本物の回路で、なんとLinuxが動きます。

名前、職業、連絡先のほかに、「This card runs Linux!」(この名刺はLinuxを動かせます!)と書かれています。

回路には、ARM9プロセッサと32MBのRAMが統合されたF1C100sチップと、8MBのフラッシュストレージがプリントされており、ストレージにはLinuxカーネル5.2といくつかのプリインストールアプリが入っています。

プリインストールアプリは、ダンジョン探索型RPGであるローグや、PythonインタープリタであるMicropythonが含まれます。

USB端子がついているので、それを差しせば6秒でLinuxが立ち上がるそうです。
(ただしむやみやたらと人から受け取ったブータブル名刺を起動はしないようにしましょう)

驚きなのはそのコストです。

なんとこの名刺?1枚は、わずか2.88ドル(約300円程度)しかかかっていません。(制作時間は0ドル換算しているそうです)

詳細は氏のブログポストにあります。

一般的な名刺よりは高額ですが、Linuxが稼働するPCとして考えれば格安ですよね。

なにより、これは組み込みエンジニアとしてのGeorge Hilliard氏の個人ブランディングやプロモーションに最も貢献しています。

ユニークで効果的なエンジニアの個人ブランディング手法ですね。

おわり

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