高コスパなPCを多数リリースしているChuwi社が、新型の超小型パソコンである「Herobox」を発売しました。
実売価格わずか2万5千円前後ながら、下記でレビューした前モデルの「GBox Pro」と比べて、CPUやメモリーが大きくパワーアップしています。
今回、この最新の「Herobox」をご提供いただいたので、さっそく実機レビューをお届けしたいと思います。
「Herobox」の公式サイトは、↓になります。
https://www.chuwi.com/jp/product/items/Chuwi-Herobox.html
まずは開封
開封して、同梱物など確認していきます。
外箱は↓のように、コンパクトサイズでシンプルです。
GBox Proとほぼ同じです。
↓のように、貼られてあるシールが、「Herobox Mini PC」となっています。
同梱物は下記の通りで、これも「GBox Pro」と同じです。
本体、電源アダプタ、ディスプレイ装着用アタッチメントです。
ディスプレイ装着用アタッチメントは、左下に見える部品ですが、これを使えば↓のようにディスプレイの背面に「Herobox」を装着し、あたかも一体型PCのように使うことができます。
本体は↓のように、サイバーで結構かっこいいデザインです。
10インチタブレットよりも小さいくらいの表面積で、場所を取りません。
また、デスクトップPCとは思えないほど軽量で、ファンレスのため動作音もせず、とにかくスッキリしたパソコンです。
スペックは下記の通りです。
- CPU:Intel Celeron N4100
- OS:Windows10 64bit
- グラフィックス:UHDグラフィックス600
- ストレージ:180GB SSD
- RAM:8GB LPDDR4
- 重量:581 g
今回、「GBox Pro」と比較して、CPUがAtomからCeleron N4100に、RAMが4GB DDR3から8GBのLPDDR4に、ストレージが64GBから180GBのSSDにパワーアップしています。
Celeron N4100は、UMPC(超小型ノートパソコン)やモバイルノートパソコンの廉価モデルに採用されることが多いCPUです。
特にCPUとRAMの進化は顕著で、後ほど見ていきますがベンチマークスコアも明らかに異なっています。
拡張性については、↓のように背面がリセットボタン、電源ポート、VGA、HDMI、有線LAN、USB 2.0 x2、3.5mmイヤホンジャックです。
また、前面には、USB Type-C、USB 3.0×2、MicroSDカードスロット、電源ボタンが並んでいます。
コンパクトサイズな本体ながら、豊富な拡張性を備えている点は、前モデルと変わらず本機の特徴の一つとなっています。
iPhoneXRと比較すると、本機の小ささが分かります。↓
前モデル「GBox Pro」との比較
さて、前モデルとの違いは、スペック以外にあるのか、見ていきたいと思います。
↓の左が前モデルの「GBox Pro」、右が「Herobox」です。
本体上部のデザインですが、前モデルは赤い切り込みに対して、「Herobox」はオレンジになっています。
これは他のパーツでも同様で、「GBox Pro」が赤、「Herobox」はオレンジというイメージカラーで統一されています。
前面にある電源ボタンも、↓のように赤とオレンジです。(上が「Herobox」)
それ以外のインターフェース類は同じですね。
背面インターフェースも同様で、↓のように全く同じです。
というわけで、同じ筐体で、スペックがパワーアップしたのが今回の「Herobox」ということになりそうです。
実際の操作は快適
さっそく起動してみます。
インターフェース類が豊富なため、↓のように好きなキーボードやディスプレイ、マウスをたくさんつなぐことができ、また軽量コンパクトな本体のためその時々で入出力インターフェースを気軽に切り替えることもできます。
↓のようにオーソドックな4Kディスプレイ、マウス、キーボードと接続しました。
さすがはCeleron N4100になっているだけあって、ブラウジングやオフィスソフトなど、ベーシックな用途であれば非常に快適です。
たとえば、WebGLを使ったブラウザベースの3Dゲームなどは、↓のように非常になめらかに動作します。
また、4K動画再生も快適です。↓はデイリーガジェットが定期的に配信している4K解像度での秋葉原動画ですが、4Kにしても引っかかりもなくスムーズに再生できました。
次にベンチマークスコアを見ていきましょう。
まずCINEBENCH Release 20のCPUスコアが246です。↓
「GBox Pro」が185だったため、大きく改善しています。
100台はもっさり感が出て、300以上になると一通りの用途が快適になるイメージですので、246であればベーシック用途で快適、といったところです。
そのため、まずCPUについては、大きな進化が実感できると思います。
次にストレージですが、CrystalDiskMark 7.0.0 x64で、下記の速度でした。
「GBox Pro」が↓だったので、読み書きいずれも大きく進化しています。
まとめ:これで2万5千円は衝撃
以上、最新の超小型PC「Chuwi Herobox」をレビューしてきました。
前モデル「Chuwi GBox Pro」はCPUがAtomだったのですが、それでも意外なほど快適に動きました。
それと比較して、CPUもメモリーも倍増した本機は、動画編集やゲームなど重い作業をしなければ、大きなストレスを感じることなく快適に使うことができます。
ファンレスで500g台という、軽量で静かでコンパクトな本体は、自宅やオフィス、リビングや自室など、あらゆるシーンに自然に溶け込んでくれます。
また、コンテンツ視聴やドキュメント作成など、その時々の用途に合わせてキーボードやマウス、ディスプレイやテレビなど、入出力を自在に切り替えて使うようなこともできます。
現在、Amazonで販売されており、↓のように税込25,999円となっています。
コスパの高さがすごいですね。
気軽に使えるコンパクトなデスクトップPCが欲しい方には、かなり有力な選択肢になるのではないでしょうか。
「Herobox」の公式サイトは、↓になります。
https://www.chuwi.com/jp/product/items/Chuwi-Herobox.html
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おわり
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