コスパの高いタブレットを多数販売しているVankyoの2020年新モデル「Vankyo MatrixPad S30」をご提供いただきましたので、レビューします。
10.1インチのAndroid9.0タブレットです。
こちら、アマゾンで↓のように税込19,999円で、さらに今なら2,000円OFFクーポンが出ていますので、税込17,999円で購入できます。
いくら安くても使い物にならなければ意味がないのですが、これから見ていくように、本機は普通に「使える」スペックに仕上がっており、使用感も良好です。
さっそく見ていきましょう。
2020/5/18追記:よく似た構成の「MatrixPad S20」もレビューしましたのでご覧ください↓
まずは開封
外箱は、↓のように白とオレンジを基調にしており、シンプルで綺麗です。
箱を開けると、↓のように包装に包まれた本体と、microSDスロットを開けるためのピンが見えます。
同梱物は下記の通りです。
- 本体
- 充電アダプタ(USB Type-A)
- 充電用ケーブル(USB Type-A to Type-C)
- microSDスロット用ピン
- マニュアル
- クイックスタートガイド
タブレット表面にはシートが貼られており、注意事項などが書かれています。
マニュアルもそうですが、いずれも日本語の記載がきちんとあります。
スペックは、下記の通りです。
- CPU:Cortex A55 オクタコア
- GPU:IMG8322
- OS:Android 9.0 Pie
- ディスプレイ:10.1インチ(1920×1200)
- RAM:3GB
- ストレージ:32GB
- 外部ストレージ:microSD
- かめら:リア13MP/フロント8MP
- バッテリー容量:6,000mAh
- ネットワーク:Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
- Bluetooth 5.0
1万円台で、3GB RAM/32GBストレージ、6,000mAhバッテリー、Bluetooth 5.0、リア1,300万画素カメラ、Android 9.0など、必要十分なスペックを備えており、コスパが高いことが分かります。
本体背面は、↓のようにシルバーのメタル調加工を施したプラスチック製です。プラスチッキーな安っぽさはそれほど感じません。
リアカメラの右隣に見えるのはカメラフラッシュです。技適マークもついています。
本体向かって左側面には、microSDカードスロット、充電用USB Type-Cポート、3.5mmイヤホンジャックが並んでいます。充電がType-Cというのが嬉しいですね。
逆側面には、↓のように何もなくフラットになっています。
本体上部には、↓のように音量と電源ボタン、マイクがあります。中央部の少し飛び出ている部分がリアカメラになります。
底面には、2カ所のスピーカー穴があります。↓
microSDスロットを開けるピンは、いかにもSIMスロット用に見えるので一瞬期待したのですが、もちろんmicroSDしか入りませんでした。SIM対応モデルも想定しているのか、nano SIMにピッタリサイズのエリアが奥側に見えます。
表面のガラスは縁がラウンドしています。このあたりの作りも結構しっかりしており、1万円台でここまでのクオリティになってきたかと思います。
付属の充電アダプタとケーブルです。
アダプタの出力は至極一般的な5V/2Aですので、多くのモバイルバッテリーや、汎用チャージャーでも充電することができます。
アダプターはかなり小サイズです。↓に、RAVPOWERやANKERの売れ筋小型GaNチャージャーと比較のため並べてみましたが、厚みも含めるとこれらよりはだいぶ小さいです。(付属のアダプターはGaNではありませんが)
iPad(第7世代)との比較
最新の第7世代無印iPadと比較してみます。
いずれも10インチクラスの廉価帯なので、構成が似ていてイメージがつきやすいと思います。
まずサイズです。↓のように、本機はiPadよりも縦横いずれも数mmずつ小さいですが、ほぼ同じクラスのサイズですね。
ディスプレイは、本機がWUXGA(1920×1200)でアスペクト比が16:10、第7世代iPadが2160×1620で4:3なので、iPadよりも横長ワイドになっています。ただ、一般的なFullHDよりは縦(短辺)の長さがとられています。
厚みは、最厚部では本機の方が1~2mmほど厚くなっています。
重量は、本機が実測で592g↓に対して、
iPadが520g↓なので、本機の方が70gほど重くなっています。(iPadはフィルムを貼っているため、その分重く出ています)
以上の通りで、筐体のサイズ感は本機が少し重いですが、よく似ています。
画面の印象は見比べると横長感が目立ちます。
実際の動作
さて、起動するとおなじみのAndroid初期設定が始まり、終わると大変シンプルなホーム画面が出てきます。
プリインアプリは非常に少なく、ほぼGoogle純正のみになっています。↓
ここまでシンプルな構成のタブレットは初めてかもしれません。
使わないプリインやOSカスタマイズがたくさん入っているよりも、多くの方にとってはプラスポイントだと思います。
もちろんGoogle Playストアが入っていますので、アプリ導入に支障はありません。
ストレージは、初期状態で6.48GBで20%の使用率です。microSDカードにも対応しており、タブレットのユースケースから考えて、大量のアプリや動画を本体に入れない限りはそれほど不自由しないでしょう。
10.1インチでWUXGAということで、デイリーガジェットの記事も↓のように広々と閲覧することができます。
気になるCPU性能ですが、まず上記のようなウェブ閲覧、および↓のようなYouTubeやNetflixなどの動画視聴は快適です。1080pで再生しても、引っ掛かりなどはありませんでした。
ただし、iPadの鮮やかな液晶と比べると、輝度や発色は地味です。
解像度は高いため、画面が汚いとは感じません。
いくつかゲームをやってみました。
人気のCall of Duty:Mobileは、グラフィック品質:低になりますが、動きはなめらかです↓
重いゲームだと、高性能スマホと比べると起動時間がかかりますが、起動して以降はストレスなく遊ぶことができます。
↓はアスファルト9で、動きは同じくなめらかです。
それほど重くないゲームや、パズル系やソシャゲであれば、そん色ないクオリティで楽しめるでしょう。
Geekbenchスコアは、シングル150、マルチ765となっています。スナドラ660搭載のミッドレンジスマートフォンより下がります。
タブレットなので、スマホのように頻繁に多くのアプリを使うというよりは、コンテンツやゲームをじっくり楽しむような使い方が多いと思います。
そういった使い方であれば、ユーザーが感じるストレスを最小限にしながら、価格を最低限に抑えるギリギリのバランスをとっていると感じました。
まとめ
以上、「Vankyo MatrixPad S30」レビューでした。
1万円台のタブレットとなると、RAMが2GBだったりディスプレイが低解像度だったりと、何等か残念なポイントがあることが多かったのですが、本機はそれを最小限に抑えて、実際のユースケースにおいて普通に「使える」構成に仕上げられていました。
もちろん動画編集などクリエイティブ用途の重い作業は難しいですが、コンテンツ消費や一般ゲームがメインの使い方であれば、大きなストレスを感じることなく使えます。
そういう意味で、かなりコスパの高い一台となっています。
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また、専用ケースと保護フィルムは↓になります。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
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コメント
これからもこういう激安パッドのレビューしてもらえると嬉しいです。荒野行動ができるかも検証してもらえたらもっと嬉しいです。