MINISFORUMは、新型の超小型デスクトップパソコン「MINISFORUM DeskMini DMAF5」を、Indiegogoのこちらのページで、明日7月14日(火)にクラウドファンディングを開始します。(メーカー公式サイトはこちら)
↓のように片手で持てるほどの小型サイズでありながら、CPUにはRyzen 5 3550Hを搭載し、GPUはRadeon Vega8とパワフルです。
ゲーミングノートパソコンなどに搭載されているチップセットになります。
MINISFORUMは、↓でレビューしたスティックPCをはじめ、こういった小型のパソコンを多数リリースしている会社です。
価格は、8GB RAM/256GB SSDが早期割引(Super Early bird)価格で399ドル、16GB RAM/512GB SSDが529ドルからとなっています。
想定小売価格よりも25%ほどお得になっているので、お得に早くゲットしたい方は、7月14日スタートのクラウドファンディングを検討してみてください。
それでは、実機やベンチマークをさっそく見ていきましょう!
開封、外観、スペック
まず同梱物は、下記の通りとなります。
スマホが入っていそうな小さな箱には、本体のほかに電源アダプター、電源ケーブル、Display Portケーブル、HDMIケーブル、VESAマウント、ネジ、取扱説明書が入っています。
また、先着1,500名には、↓のミニキーボードがプレゼントされる予定です。
スペックは下記の通りです。
- CPU:AMD Ryzen 5 3550H(4コア8スレッド)
- GPU:Radeon Vega8
- RAM:8GB もしくは 16GB(最大32GBまで拡張可能)
- ストレージ:256GB もしくは 512GB(M.2 2280 NVMe SSD)(最大2TBまで拡張可能)
- 拡張ストレージ:2.5インチSATA3.0(最大2TB)
- OS:Windows10 Pro 64bit
- 通信:Wi-Fi6 AX200対応(M.2 2230)、Bluetooth 5.0
CPU/GPUは共通で、メモリに関しては8GB/256GB、16GB/512GBの2バリアントあります。
OSはWindows10 Pro、通信はWi-Fi6に対応しています。
小型とはいえデスクトップですので、RAMとストレージは換装や拡張が可能です。
まずRAMに関しては、DDR4-2400で、SODIMMスロットが2つ付いており、最大32GBまで拡張できます。
ストレージに関しては、M.2 2280 NVMe SSDで最初から256GBもしくは512GBが搭載されていますが、これは最大2TBまで拡張でき、さらに2.5インチのSATA3.0のハードディスクかSSDで最大2TBまで増設できます。
当初はM.2 2280 SATA SSDだったものが、ユーザーからのリクエストでM.2 2280 NVMe SSDに変えたようです。
得扱い説明書は、日本語も併記されています。↓
付属のケーブル類を見ていきましょう。
まず電源ケーブル、それ以外に、Display PortケーブルとHDMIケーブルが付いています。
micro USBケーブルは、先着1,500名向けのミニキーボード充電用です。
ディスプレイ背面やプロジェクタなどに本機を取り付けられるアタッチメントとそれ用のネジも付属します。↓
続いて、本体を見ていきましょう。
↓のようにブラックとシルバーを基調としたキューブ型です。小さくて軽いです。
iPhone SE(第2世代)と比較したところです。上面には、MINIS FORUMのロゴが入っていますね。
そして右下には、AMD Ryzen 5とRadeon Vega GPUのシールが貼られています。サイバーな本体デザインと相まって、ゲーミング感が出ています。
つづいてポート類です。
前面左から、デジタルマイク、USB Type-C、USB 3.1 Gen1/2ポート、3.5mmイヤホンジャック、電源ボタン、リセット穴です。↓
背面には、USB 3.1ポートが2つ、DisplayPort、HDMI、RJ-45有線LANポート、電源ポート、そして左下がKensingtonロックです。
背面と底面には、大きく吸気・排熱穴があいています。
本体重量は、実測で約526gです。
先着1,500名限定の小型キーボードです。↓
本体はmicro USB充電で、背面に収納できるUSBドングルで接続できます。
本機をテレビやプロジェクタに接続して、Android TV的なコンテンツ視聴用に使う場合に便利ですね。
内部アクセスが簡単!ネジ要らず
先ほど、メモリ周りの拡張性が高いことを書きましたが、内部アクセスも簡単です。
↓のように手前側2カ所をカチッと押し込むだけです。
すると、↓のように蓋が開いて、簡単にアクセスできます。
ネジが不要なので、とても簡単です。
各種ベンチマーク
さっそく起動してみましょう。
立ち上げると、MINISFORUMロゴに続いて、Windows10の初期セットアップがすぐに始まります。
最初の画面で「日本語」を選択します。
一通りのセットアップが完了。32インチのディスプレイと並べると、↓のようにとてもコンパクトですね。
30dB未満とのことですが、ファン音は普通にします。大型のデスクトップほどではありませんが、ファン付ノートパソコンのフル稼働時と同じくらいの音でしょうか。
PCのプロパティを開くと、Windows10 Proでプロセッサは「AMD Ryzen 5 3550H with Radeon Vega Mobile Gfx 2.10GHz」となっています。
最大3.7GHzまで上がります。
今回は8GB RAM/256GBストレージ版です。
一通りのWindowsアップデートとWindowsアプリストアのアップデートを完了したところで、空き容量は202GBでした。↓
ベンチマークを見ておきます。
まずMINISFORUM公式で出ているスコアですが、シングル、マルチ、3D Mark 11でそれぞれ、Core i5-8259Uに近いスコアが出ています。
モバイル版チップセットの中で上の方、ゲーミング用チップセットの下の方、くらいのイメージですかね。
CINEBENCH R20は1,687ptsでした。こちらは、Core i5-9400FとCore i7-6700HQの間でした。
CrystalDiskMarkのスコアは↓の通り。メモリ周りは好みで入れ替えて使うと思いますが、初期搭載ストレージではこのくらいです。
コンパクトなハイパワーデスクトップ
場所を取らず、ディスプレイ下の隙間に収まるほどの極小サイズながら、一般的なデスクトップPCとして多くのユースケースをカバーできる性能を持った「MINISFORUM DeskMini DMAF5」。
ゲーミングPCとしてヘビーなゲームをやり込もうというのは無理がありますが、軽めのゲームや画像編集など、一般的なノートPCには荷が重い作業も、難なくこなしてくれます。
ブラウジングや動画視聴、プログラミングやオフィスソフトなどの用途であれば、十分以上のスペックを持っています。
何より内部アクセスが容易で、メモリ周りを簡単に拡張できるのが大きな魅力です。
これで399ドル(約4.1万円)~というのは、コスパとしては高いと思います。
デスク周りがスッキリするというのも、大きな効用の一つです。
新型の超小型デスクトップパソコン「MINISFORUM DeskMini DMAF5」は、Indiegogoのこちらのページで、明日7月14日(火)にクラウドファンディングを開始します。(メーカー公式サイトはこちら)
気になる方は、ぜひSuper Early Birdで格安ゲットしてみてください。
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