今回は、13.3インチの極薄モバイルノートパソコン「Jumper EZbook X3 Air」をレビューしていきたいと思いますよ!
結論を書いておきますと、「かなり良い。特にサブ機には最適。でもDeleteキーの位置がおかしい」です。
薄いノートPCはたくさんありますが、コイツはその中でもかなり薄い部類です。MacBook Airが厚さ1.61cmに対し、コイツは1.1cmです。5mmは、デバイスの体感ではかなりの違いです。
さらに重量1.1kg弱と軽く、スペックも悪くないので、持ち運び用のサブ機に最適です。
写真ではわかりにくいかも知れませんが、フルメタル加工と、薄い銅板のようなカラーリングも高級感があって結構いい感じです。
同じくJumperのモバイルノートパソコン「Jumper EZbook X1」を↓でレビューしましたが、CPUがApollo Lake世代のCeleron N3450で、お世辞にも速いとは言えませんでした。ていうか遅かったです。
しかし、今回レビューする「Jumper EZbook X3 Air」の方は、Gemini LakeのCeleron N4100です。後ほど見ますが、N3450と比べるとベンチマークで倍の速さが出ており、体感速度も目に見えて違います。
オフィスソフトやブラウジングなどの用途で、ある程度快適に使える最低限はCeleron N4100です。
しかもお値段は、大手ガジェット系通販サイトのGearbestのこちらのページで、36,889円ですよ!
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それではさっそく見ていきましょう!
スペックと外観
同梱物は、本体、チャージャー、マニュアルのみです。潔い構成ですね。
マニュアルはマルチ言語で、日本語にも対応していますよ↓。マニュアルは無視する方も多いと思いますが、読むと意外に味わい深かったりします。ちなみに本機はEsc押しながら起動でBIOSが立ち上がるそうです。
チャージャーはDC-INです。出力は12V/3Aで、サイズは大きくもなく小さくもなくといったところ。
わざわざ上記チャージャーを持ち歩かずとも、↓のようにUSB Type-C経由で給電できます。近頃は当たり前になってきましたが、Type-C給電はホントに便利ですね。アホみたいに重くかさばるアダプターを持ち歩いていた時代が遙か昔に感じます。
スペックは下記の通りです。
- CPU:Intel Celeron N4100(Gemini Lake)
- GPU:Intel HD Graphics 600
- ディスプレイ:13.3インチ(1920×1080)IPS
- RAM:8GB DDR4
- ストレージ:120GB eMMC
- ストレージ拡張:M.2 2280 SSD
- OS:Windows10 Home 64bit
- バッテリー容量:4,250mAh
- カメラ解像度:1MP
- サイズ:30.5 x 19.8 x 1.1cm
Celeron N4100、8GB RAM、120GB eMMCで、M.2 SSDによるストレージ拡張に対応します。
それほど尖ったスペックではありませんが、大きな欠点も見当たらず、サブ機として持ち歩くには必要十分です。
ディスプレイはFullHDで、3辺ナローベゼルです。webcam部が少し飛び出ているのが特徴的です。天板を開けやすくなって便利です。
1.1cmの薄さはこんな感じです↓ほぼ全面フラットです。
薄いのでUSB Type-Aは↓のように開口部を開く機構になっています。
DC-IN、USB Type-A、Mini HDMI、USB Type-Cが左側面のポート類です。
続いて右側面は、microSDカードスロット、USB Type-A、3.5mmイヤホンジャックです。
USB Type-Cは、両サイドに配置して欲しかったです。
底面には、M.2 SSDスロットがついていますよ。
ディスプレイはほぼ180度まで開きます。↓
冒頭にも書いたとおり、全面メタルで、カッパーブラウンのカラー、そして天板のシンプルなJumperロゴいずれも、デザインは悪くないです。むしろ3万円のくせに高級感があります(失礼)。
重量は実測で1.08kgでした。ズシリとした重さは感じません。
入力周り
キーボード配列は一般的なUS配列で打ちやすそうと思いきや、Deleteキーの位置がおかしいです。左カーソルキーの隣にいます。なんだこれ!↓
なんでこの位置にDeleteを持ってこようと思ったのか謎です。Deleteをよく使う人は、慣れが必要でしょう。
キーピッチは実測で約18mmと十分広いです。
サイズ、打鍵感ともに良好。ストロークも適度にあって、軽すぎず重すぎず。タッチパッドも広めに取られています。ただ、なんでDeleteがその位置なんだ……それだけが悔やまれます。
ベンチマークや使い勝手
CINEBENCH R20のスコアは468ptsでした。Jumper EZbook X1がCeleron N3450で210ptsだったので、倍以上です。
Core m3-8100Yよりも高いので念のため何度か計測しましたが、おおむね450~出ていました。
CrystalDiskMarkのストレージ読み書き速度は↓の通り。eMMCなので、もちろんSSDよりは遅いです。
その代わりバッテリーの持ちはそこそこです。0%までトライしたわけではありませんが、減り具合から見て、普通にブラウザやドキュメント作成などの作業をして5~6時間は持つと思います。輝度を落としたりすれば7時間くらいは持つかもしれません。
画面は発色が良く、クリアです。FullHDなので動画視聴にちょうど良いです。
視野角も広く、不満を感じることはないと思います。タッチには非対応です。
サブ機にイイよ!
サブ機としては優秀だと思います。今後1年間これ1台で生きていけと言われたら辛いですが、持ち運んで外出先で作業をしたりネット見たり、といった使い方には最適です。
何より薄くてコンパクトですし、外観も安っぽさは感じませんので、スタバのMacBook圧にもなんとか耐えられると思います。
やはりこの手の格安PCは、Celeron N4100以上かそれ未満かで明暗が分かれますね。これよりも下のCPUでは、ちょっとした作業にもストレスを感じてしまい、結局は使わなくなるという人も多いと思います。
その点、本機はN4100搭載で、ちょっとした作業、具体的にはオフィスソフトやブラウジング、簡単な画像加工などは難なくこなしてくれますので、良き相棒になってくれることでしょう。
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