1~2万円台で購入できる格安中華タブレットが日々登場していますが、現在の最新モデルが「Alldocube iPlay 40」と「Teclast M40」です。
写真左:Alldocube iPlay 40 右:Teclast M40
AlldocubeとTeclastはいずれも格安タブレットで有名なメーカーで、スペックも似通った両社の最新モデルが激突しています。
いずれもコスパは高いと思いますが、価格やスペックだけでなく、筐体やディスプレイ、バッテリー消費など、様々な点を比較していくと結構な違いがありました。
というわけで今回は、この両雄を徹底比較しますよ!
以下、断りない限りは、写真も表も、左側がAlldocube iPlay 40、右側がTeclast M40となります。
スペック比較
何はともあれ、まずはスペックを比較しておきましょう。
スペックが優れている方に、黄色く色づけしています。
これで見ますと、Teclast M40はイヤホンジャックがついていてiPlay 40にはついていない、という点を除けば、すべて互角もしくはiPlay 40が勝っています。
なお、どちらもWidevine L3なので、NetflixやアマゾンPrimeビデオはSD画質での再生になるので注意が必要です。YouTubeは最高画質で閲覧可能です。
価格比較
このままならスペックが勝っているiPlay 40の勝利で終了なのですが、価格が違います。
↓に販売されているサイトごとの価格を一覧にしております。
Alldocube iPlay 40 | Teclast M40 | |
Banggood | 24,225円 | 17,379円 |
AliExpress | 25,362円 | 18,527円 |
アマゾン | 29,999円 | 23,900円 |
(2021.1.26追記:アマゾンでもiPlay 40販売開始しました。価格も最新版にアップデートしました)
いずれのサイトでもTeclast M40の方が安くなっています。
値差は7,000円近くなっています。
2021/3/14追記:現在「Alldocube iPlay 40」が、Banggoodのこちらのページからクーポンコード「BGJP2364」を適用すると、25,390円から2,760円OFFになり、22,630円で購入可能に。送料や保証料を込みでも、23,000円台です。(3/31まで)
筐体比較
画面サイズは0.3インチの違いがありますが、筐体のサイズ感はほとんど変わりません。また、背面の素材やカラーもほぼ同じです。指紋が付きやすい点も同じ。
ちなみにAlldocube iPlay 40は縦向きを、Teclast M40は横向きを前提にロゴなどがプリントされています。
厚みは、1mmの違いがあります。iPlay 40の方が若干薄いです。
↓のように重ねてみると、Alldocube iPlay 40の方が長辺が長く短辺が短く、すなわちより横長の形になっています。
ポート類ですが、充電用のUSB Type-Cと電源ボタン、音量ボタン、SIM/microSDスロットは同じです。
ただ、Teclast M40はイヤホンジャックがついていてAlldocube iPlay 40にはついていないのと、Alldocube iPlay 40は4スピーカーに対しTeclast M40は2スピーカーである点が異なります。
ベンチマーク比較
CPUもGPUも同じなのでほとんど違いはないはずですが、ベンチマークスコアも比較しておきます。
どちらもすべてのアップデートを完了させ、タスクをすべてクリアし、満充電で最大輝度の状態から同じベンチマークソフトを同時に計測開始していきました。
結果、まずGeekbench 5はシングルコアがiPlay 40が396、マルチコアが1,518に対し、Teclast M40は394、1,485です。ほぼ同じ。
つづいてGPUを計測するGFXbenchですが、iPlay 40が395.5に対して、Teclast M40が401.4とほぼ同じ。
同じくGPUを計測する3DMarkですが、Wild Lifeで同スコアの699です。他にもGPU計測方法がありますが、ほぼ同じなのは明らかなのでここまでにしておきます。
かなりの違いが出たのがストレージ読み書き速度です。
まずiPlay 40は、シーケンシャルライトが148.98MB/s、リードが194.16MB/sだったのに対し、
Teclast M40はそれぞれ115.93MB/s、147.83MB/sでした。
つまり、演算速度はほぼ互角ながら、ストレージアクセスはiPlay 40の方がだいぶ高速です。
ディスプレイ比較
上記のベンチマーク比較の画像でも気づいたかもしれませんが、並べてみるとディスプレイの鮮明さはかなり異なります。
輝度最大にして並べると、iPlay 40の方が明らかに輝度が高く、コントラストもクッキリして鮮明な表示となっています。
↓のように真っ白(#ffffff)を表示すると違いが分かりやすいです。
ディスプレイの表示品質はiPlay 40の圧勝です。
バッテリー持ち比較
ベンチマーク比較の際、両者同条件にて計測を開始したと書きました。
バッテリー満充電、アップデートをすべて完了させ、タスクを全クリアし、輝度はどちらも最大にして計測を開始しました。
同じ計測をした結果、バッテリー残容量はiPlay 40が85%、Teclast M40が81%でした。
このあとの荒野行動起動後、さらに差が1%広がりましたので、バッテリー容量は同じ6,000mAhながらバッテリー駆動時間はiPlay 40の方が若干長そうです。
「荒野行動」起動速度比較
最後に、FPSの有名タイトル「荒野行動」の起動速度を比較してみます。
もちろんどちらもアセット類のダウンロードは完了した状態で、同じ前提に立たせた上での比較です。
↓のマッチング開始直前の画面になるまでの時間を計測すると、iPlay 40が35秒に対し、Teclast M40が41秒でした。
iPlay 40の方が早いのは、ストレージアクセス速度が影響していそうです。
まとめ
以上、諸々比較してきましたが、総じてAlldocube iPlay 40の方が優秀でした。
スペック、筐体、処理速度、バッテリー持ち、ディスプレイの鮮明さなど、いずれをとってもiPlay 40に軍配が上がります。処理速度の違いは、主にストレージ読み書き速度によって出てきていたのだと思います。
ただ、価格はTeclast M40の方が6,000~7,000円安くなっていました。
↓に販売されているサイトごとの価格を一覧にしております。
Alldocube iPlay 40 | Teclast M40 | |
Banggood | 24,225円 | 17,379円 |
AliExpress | 25,362円 | 18,527円 |
アマゾン | 29,999円 | 23,900円 |
(2021.1.26追記:アマゾンでもiPlay 40販売開始しました。価格も最新版にアップデートしました)
いずれのサイトでもTeclast M40の方が安くなっています。
値差は7,000円近くなっています。
2021/3/14追記:現在「Alldocube iPlay 40」が、Banggoodのこちらのページからクーポンコード「BGJP2364」を適用すると、25,390円から2,760円OFFになり、22,630円で購入可能に。送料や保証料を込みでも、23,000円台です。(3/31まで)
個人的には、iPlay 40の「軽さ」が高評価です。
iPlay 40は実測でTeclast M40よりも70g軽くなっており、iPad Air並の軽量さを実現しています。
あとは、ディスプレイも並べてみるとだいぶ印象が違います。iPlay 40の方がだいぶクッキリ明るいですので、それも○でした。
ただ、あくまでいずれも格安中華タブレットですので、似通ったスペックなら数千円安いTeclast M40で十分、という意見ももっともだと思います。
格安タブレットを検討している方は、自身の使い方を踏まえて、参考にしてみてください。
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