エレコムの新USI対応タッチペンをIdeaPad Duetと一緒に使ってみる【筆圧検知対応デジタイザ】

今回は、2月に新発売となったエレコムのUSI対応タッチペンをレビューします。

↓のようにアマゾンで税込4,378円で販売中。

タッチペンは、指の代わりとなるゴムや円盤ペン先のタイプと、筆圧検知などに対応してお絵かきや細かいメモ書きに使えるタイプがあります。

前者は100円ショップにも売られていますが、後者はちょっと複雑です。

ワコムのAESやEMR、Apple Pencil、マイクロソフトのMPPなど、固有の規格がいくつもあって、ペンと機器の双方が同じ規格に対応している必要があります。

だから、Apple PencilはSurfaceでは使えませんし、SurfaceペンはAndroidタブレットでは使えません。

状況はややこしく、一言で言えば不便です。

それを打開すべく設立され、IntelやGoogleなども参画している業界団体がUSI(Universal Stylus Initiative)です。

ペン・機器がこのUSIに対応すれば、ペアリング不要で、一本のペンを様々なデバイスで使え、4,096段階の筆圧検知やパームリジェクション、傾き検知にも対応できます。(規格にすべて準拠すれば)

一本お気に入りのペンがあれば、いちいちペアリングせずともそれを多くのデバイスで使えたり、あるいは一つのデバイスで様々なペンを使い分けたりできるんですね。

まさに理想的な世界。

ただ、世の中そう簡単にはいかないようで、現在このUSIは実質Chromebook専用規格のようになっています。対応しているデバイスはほぼChromebookに限られるんですね。それも一部の。

グローバルでChromebookのシェアがMacを抜いたりしているので、十分に魅力的な状況ではあります。

前置きが長くなりましたが、このUSIに対応したスタイラスペンの新商品として登場したのが、今回レビューするエレコムのペン(P-TPUSI01BK)です。

4,000円台とお絵描きペンとしては安価ながら、4,096段階筆圧検知です。

そしてChromebookといえば、↓でレビューしたレノボの2-in-1「Chromebook IdeaPad Duet」が人気です。Chromebookの魅力が詰まった優れた一台。

レノボの2-in-1タイプChromebook「IdeaPad Duet」が神機であることは重々承知のうえであえて買っていなかったのですが(...

今回はこのエレコムのUSI対応スタイラスペンを、Ideapad Duetで使ってみたいと思います。

ちなみにIdeapad Duetは現在、在庫消化のための爆安セール中です。↓

下記でレビューしたレノボの2-in-1 Chromebook「Ideapad Duet」の128GB版が、アマゾンでセール中です。 ...

128GBが31,800円の特別価格で、さらに3,000円OFFクーポンが適用できます。(4/4まで)

スペックと外観

オンライン専売なのか、エレコムにしては珍しく白箱です。同梱物は、ペン、単6乾電池、交換用ペン先、ペン先引き抜き用ピンセット、マニュアル(日本語)です。

ペンは金属製で、質感は良好。

スペックは下記の通り。

  • サイズ:長さ:約141mm、本体部径:約9.5mm、ペン先経:約1.5mm
  • 材質:本体:アルミニウム、ペン先:ポリアセタール
  • カラー:ブラック
  • 質量:約20g(電池含む)
  • 電池:単6電池
  • 使用時間:半年 ※1日約90分利用の場合。使用状況による
  • 筆圧感知:4096段階
  • 保証期間:6カ月
  • 付属品:動作確認用単6形アルカリ乾電池×1、交換ペン先×1、ペン先取り外しツール、ユーザーズマニュアル/保証書

対応状況はエレコムのこちらのページから。

乾電池は↓のように入れます。

重量は実測で20g。

デザインはIdeaPad Duetにピッタリです。

実際の使い勝手

まず4,096段階筆圧検知なので、↓のように書く強さによって線に強弱をつけられます。

パームリジェクション対応ですが、初っ端に手のひらが当たると反応することが多いので、まずはペンで書き始める必要があります。ペンで書き始めれば、そのあと手のひらが画面についても確かに反応しないようになっています。

↓のように筆圧検知は効いていますが、傾き検知は非対応です。

Apple PencilやSurfaceペンのような追従スピードはありません。安いスタイラスほどではありませんが、遅延があります。お絵描きに使うのは微妙で、メモ書きやタッチ操作代わりには良いでしょう。

また、交換式ペン先タイプのため、書き初めにコンマ数ミリのカチッというペン先へこみを感じます。

この辺りは、ペンに慣れている方でしたら想定通りだと思いますが、Apple Pencilレベルを期待しているとガッカリすると思います。Apple Pencilは別格の完成度です。

インディケーターや電源ボタンはありませんので、現在電源ONなのかOFFなのかはわかりません。特に意識せずとも、振動を検知して自動でONになって、3分操作しないと自動でOFFになります。

振動検知ということは持ち運んでいるときなどはおそらくずっとONになっていると思いますが、特にそれによって電池の減りが速いとも感じません。

まとめると、Chromebookで気軽に使える筆圧検知対応ペン、ペアリング不要で複数機器で利用できるのが便利、だけど本格お絵かき利用には向かないってところでしょうか。

というわけで、USI対応のお手軽スタイラスが欲しい方はチェックしてみて下さい。

本機は↓のようにアマゾンで税込4,378円で販売中です。

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