今回は、AndroidタブレットでおなじみAlldocubeが放つCeleron N5100搭載モバイルノートパソコン「Alldocube GTBook」をレビューしていきます。
4万円という廉価ながら、14.1インチFullHD解像度の大きめディスプレイ、さらにベゼルが狭いため本体はコンパクト。大画面なのにモビリティに優れるという昨今のノートPCトレンドを踏まえたモデルになっています。
基礎スペックも高め。
12GB RAM、256GB SSD搭載で、ストレージのM.2 SSDは簡単に換装可能。
後ほど見ていくようにCeleron N5100は、Core m3-8100Yとほぼ同じCPUベンチマークスコアで、オフィスソフトなど一般利用でしたらサクサクです。
と、このように、本機はかなりのコスパモンスターマシンに仕上がっております。
本機は、Banggoodのこちらのページで、40,328円で販売中。
というわけでさっそく見ていきましょう!
外観とスペック
まず同梱物から。↓のように、本体のほかに充電アダプタとマニュアルがついています。マニュアルは日本語にも対応。
ただし、USB Type-Cで充電できますので、USB Type-Cのチャージャーがある方は、アダプターは必要ありません。
出力は12V/3A。汎用の32wチャージャーで充電できました。
本体は無駄がなくスッキリまとまったカッコいいデザインです。
スペックは下記の通り。
- CPU:Intel Celeron N5100(Jasper Lake)
- GPU:Intel UHD Graphics
- RAM:12GB LPDDR4X 2933MHz
- ストレージ:256GB M.2 SSD(増設可能)
- 拡張ストレージ:microSD(最大128GB)
- ディスプレイ:14.1インチ(1920×1080)IPS
- OS:Windows 10
- Wi-Fi:6
- Bluetooth:5.1
- バッテリー:7.6V/5,000mAh
- マイク・スピーカー:搭載
- カメラ:フロント1MP
- サイズ:323 x 207 x 17mm
Celeron N5100、12GB RAM、256GB、14.1インチFullHDと、基礎体力は問題なし。
さらに後ほど見ていくように、ストレージが簡単に増設できるのも嬉しいポイントです。
左側面には、USB Type-CとDC-IN、イヤホンジャック。ただしUSB Type-Cで充電できますので、DC-INの出番は無いかもしれません。
右側面には、microSDカードスロットとUSB Type-Aです。
天板はスペースグレイ。メタル塗装のプラスチックで、落ち着いたデザイン。安っぽさは感じません。
底面には滑り止めや排気穴など。技適マークもついていますよ。
重量は実測で1.35kg。MacBook Airくらいです。モバイルノートパソコンとして最軽量クラスではありませんが、14インチと画面が大きく、持ち運びも特に苦にならないレベルです。
ストレージは簡単に換装可能
ストレージは、底面のネジを2つ外せば簡単に換装可能です。
M.2 SATA SSDが入っています。
近頃は本機のような薄型モバイルノートでも、簡単にストレージ換装ができるようになってきているのは歓迎すべき流れです。
キーボードとタッチパッドは広々
本機はベゼルが狭く、14インチの割にコンパクトです。
一方で、キーボードは左右いっぱいに配列されており、フルサイズのUS配列のほかに最右列にHomeやPgUpなどのキーもついていますよ。
キーボードバックライトもついており、明るさは3段階に調整可能。
適度にストロークがあり、固すぎず柔らかすぎず、打ちやすいキーボードです。打鍵感はMacBook Airに似ています。
タッチパッドも広く、感度が悪いということもありません。
珍しいのはカメラ。ヒンジ部中央についています。ディスプレイのベゼルが薄いので、この位置にしたのかもしれません。生体認証は非対応です。
画面の広さがイイ
本機でもっとも印象的なのはディスプレイ。
14.1インチFullHDで、左右いっぱいに広がる大画面です。
発色も良好。作業領域が広く、打ちやすいキーボードやタッチパッドと相まって、様々な作業を快適にこなすことができます。
ベンチマークはCore m3-8100Y同等レベル
気になるのはCeleron N5100のパフォーマンスだと思います。
CeleronはN4000系から、Microsoft Officeなども快適に使えるレベルになりました。(3000系はストレスたまるので避けましょう)
それよりも進化したN5100ですから、当然ブラウジングやメール、動画視聴、オフィスソフトなどの用途はサクサクです。
実際、CINEBENCH R23のスコアは、シングルが487pts、マルチが1,364ptsで、第8世代のCore m3-8100Yとほぼ同等レベル。
Celeronはかなり進化しました。
省電力性能や低価格、筐体サイズを小型化できるなどのCeleronの従来からある強みは活かしつつ、現実的なパフォーマンスを獲得しました。
Crystal Disk Markのストレージ読み書き速度は↓の通り。SATA SSDとしては一般的なスコアです。
安いのに快適なサブノートとして活躍してくれる一台
以上、Alldocube GTBookをレビューしてきました。
AlldocubeといえばAndroidタブレットが有名ですが、同社のタブレット同様に、廉価ながら快適なパフォーマンスや筐体設計を備えた、優れた一台に仕上がっていました。
12GB RAM、256GB SSD、14.1インチFullHD、Core m3-8100Yレベルのパフォーマンスを持ったCeleron N5100など。
さらにストレージ換装が簡単で、キーボードやタッチパッドの入力しやすさも。
というわけで、サブノートや、ライト用途な人ならメイン機としても十分活躍してくれる「Alldocube GTBook」のレビューでした!
本機は、Banggoodのこちらのページで、40,328円で販売中なので、気になった方は、ぜひチェックしてみてください!
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