2万円タブレット最高峰!Blackview Tab 13レビュー【Helio G85/Android 12】

今回は、多数のタブレットやスマートフォンをリリースしているBlackviewの最新Androidタブレット「Blackview Tab 13」をレビューします。

現在、AliExpressのこちらのページで23,691円で販売されています。(日本円価格は微増減します)

結論から言いますと、現行2万円前後のタブレットとしては、筐体クオリティも処理性能も最高クラスです。

7.7mm厚に440g切りという薄型軽量メタルボディ、デュアルカメラにデュアルSIM、GPS対応、3万円前後に搭載されるUNISOC T618と同等程度のパフォーマンスを持ったHelio G85チップ、PCモード、Android 12、独自UIの完成度、ディスプレイの表示クオリティなど。

いずれも他の2万円前後のタブレットとは明確に一線を画しています。

それでは、見ていきましょう!

外観とスペック

まずスペックは下記の通りです。

  • SoC:MediaTek Helio G85
  • GPU:Mali-G52 MC2
  • RAM:6GB LPDDR4x
  • ストレージ:128GB eMMC5.1
  • 拡張ストレージ:microSD(最大1TB)
  • ディスプレイ:10.1インチ(1920×1200)IPS
  • OS:Doke OS P3.0(Android 12)
  • カメラ:リア13MP+2MP、フロント8MP
  • サイズ:238.8×157.6×7.7mm
  • 重量:437g(実測)
  • SIM:デュアルnano SIM
  • 対応バンド帯:
    • 3G: WCDMA: B1//B8
    • 4G: TDD: B40 FDD: B1/B3/B7/B8/B20
  • GPS:対応(GPS/Beidou/Glonass/Galileo)
  • センサ:加速度(ジャイロ非搭載)
  • widevine:L3
  • バッテリー容量:7,280mAh

Helio G85は、Cortex A75 x2とA55 x6のオクタコア。コアがUNISOC T618と同じで、後述するベンチマークスコアも似通っています。つまり、通常操作は快適で、3Dゲームも結構プレイできます。

ディスプレイは10.1インチで狭ベゼルのため本体はコンパクト。

ほか、廉価タブレットに多いAndroid 11ではなく12を搭載し、440gを切る軽量ボディながらバッテリー容量は7,280mAh。

他の廉価Androidタブレット同様にwidevineはL3なので、アマプラやネトフリの高画質再生はできません。(YouTubeは高画質再生可能)

同梱物は下記の通り、USBチャージャーとケーブル、保護フィルム、SIMピン、スタンドカバー、マニュアル。

スタンドカバーはフリップタイプです。

蓋の部分を後ろに回せば、スタンドとしても使える仕様。

側面には、SIM/microSDスロットとUSB-Cポート、スピーカー穴。

付属のSIMピンで開くと↓。nano SIM x2もしくはnano SIM x1/microSD x1の排他方式。

逆側にはスピーカー穴。

長辺には、電源と音量ボタン。

底面にはpogoピンがついていますので、対応するキーボードとマグネット装着・接続できます。

背面はメタルのフラットデザイン。高級感があります。

カメラは廉価タブレットとしては珍しく13MP+2MPのデュアル構成+LEDフラッシュ。筐体の品質が高く、なかなかに所有欲を満たしてくれます。

本体は実測で約7.7mm。このクラスとしては、最も薄い部類。

重量は実測で437g。スペック表よりも薄く軽くなっていました。中国メーカーはスペック表よりも分厚かったり重かったりすることがほとんどですが、本機はスペック表を下回ってきました。良心的です。

ベンチマークスコア

続いてベンチマークスコアを見ておきます。

Geekbench 5のスコアは、シングルコアが339pts、マルチコアが1,241pts。UNISOC T618とよく似たスコア。

ストレージはeMMC5.1で、読み書き速度は↓の通り。

使い勝手

実際の使い勝手を見ていきましょう。

本機はディスプレイの表示品質が良好で、他の2万円前後クラスよりも明るさや表示品質に優れています。また、タッチ追従も結構なめらか。

1080p動画を再生しても滑らかです。スピーカーの音質も良好です。

原神をプレイすると、画面品質”中”でも、ヌルサクとはいかないながらも普通に動いてくれます。さすがに”高”は厳しいながら、2万円前後クラスで”中”でプレイできるのは珍しいです。

PC Modeというものが搭載されています。設定から↓をONにします。

すると、↓のようにPCライクなマルチウィンドウとタスクバーによるUIに変化します。マウス操作やお仕事用に使いやすくなっています。

現状2万円タブレットの最高峰

以上、Blackviewの最新Android 12タブレット「Blackview Tab 13」をレビューしました。

廉価Androidタブレットは、概ね1万円以下・1.5万円前後・2万円前後・2万円台後半・3万円以上の5セグメントでスペックが分かれています。

本機は、2万円前後で販売されていながら、2万円台後半~3万円以上クラスと遜色ない出来映えです。

本機は現在、AliExpressのこちらのページで23,691円で販売中。定価はあってないようなものなので、もしかするとセール期間を過ぎると3万円くらいになるかもしれませんが、少なくとも現在の価格ではコスパは非常に高いです。

廉価Androidタブレットをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!

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