今回は、SOUNDPEATSの新型イヤホン「SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS」をレビューしていきます。10月22日に発売されたばかりのイヤホン。
イヤーピースがあって耳の中に押し込むカナル型ではなく、AirPods同様に耳の穴に引っかけるようにして使うインナーイヤータイプです。
インナーイヤータイプは外の音も入ってくるので、軽い装着感や疲れにくさがある一方で、高音質に没頭するような聞き方には合いません。
ですが本機は、インナーイヤー型の中ではかなり低音と音圧が強い迫力サウンドで、LDACのハイレゾ再生にも対応しています。(日本オーディオ協会のハイレゾワイヤレス対応です)
高音の荒さなどはあるものの、インナーイヤー型とは思えない迫力サウンドを楽しめます。
SOUNDPEATSらしく価格もお手頃です。
アマゾンの↓のページで税込7,180円で販売されているところ、現在1,880円OFFクーポンを適用可能。さらにデイリーガジェット限定クーポンコード「A3DHSBLG18」を適用すると、差し引き4,941円で購入可能。(明日11/13まで)
5,000円切りで購入できるインナーイヤータイプとしては最高クラスのクオリティになります。
↓でレビューしたSOUNDPEATS Air3 Deluxeもよくできていましたが、音質面ではこれよりも明らかに迫力あるサウンドを楽しめます。音楽視聴やゲーム用に良いでしょう。
それでは、見ていきましょう。
外観とスペック
同梱物は、イヤホンと充電ケース、充電用USB Type-C to Aケーブル、マニュアルです。インナーイヤー型のため、イヤーピースはありません。
マニュアルは日本語対応。
本体はかなりの軽量コンパクトです。
前面には、リセットボタンと充電状態などを示すLEDランプがついています。
背面のヒンジ部はゴールドのプレートでSOUNDPEATSロゴがついています。ケース外装はツヤのあるプラスチックで、指紋は目立ちますが高級感があります。
底面には充電用のUSB Type-Cポートがついています。ワイヤレス充電は非対応。
ドライバ径は14.2mmで、再生時間はイヤホン単体5時間、ケース再充電込み20時間。重量は36gと軽量です。コーデックはLDACとaptXとAAC、接続はBluetooth 5.2。通話ノイズキャンセリングにも対応。
イヤホンは↓のようにスティック型で、外側にはSOUNDPEATSロゴであるSマークがゴールドのプレートと合わせてついています。また、着脱検知対応のため、再生中にイヤホンを着脱するとそれに合わせて再生・停止してくれます。
底面には充電用端子とマイクがついています。マイクはSロゴの下部にもついているので、左右それぞれ2つずつです。
大きさ比較
ソニーのLinkBuds S、本機、アップルのAirPods Pro、ソニーWF-1000XM4と並べた様子。本機はAirPods Proよりも若干太いですがコンパクトです。
ケースが薄いと、ポケットに入れても膨らまないのでうれしいです。
サイドから見たサイズは↓の通り。この大きさで重量も40gを切っておりかなりの軽量コンパクトです。
アプリでできること
SOUNDPEATSのアプリで接続すると、様々な設定ができます。
まずユーザー登録をして、初回ペアリング時にはファームウェアのアップデートが入ります。
アップデートが完了すると、ホーム画面は↓のようにバッテリー残量のみが表示されるシンプルなもの。
左下の設定ボタンを押すと、↓のようにボリュームやイコライザのほか、低遅延のゲームモードや着脱検知のON/OFFが設定可能。
ゲームモードでは、通信距離が短くなりますが60msの低遅延になります。
イコライジングですが、プリセットが↓の9種類。
また、↓のようにマニュアルで調整することも可能です。
アダプティブイコライザは、自分の聴覚に合わせたイコライジングを自動で生成してくれる機能。
テストを開始すると、様々な周波数や音量で、0~3回の音が鳴ります。聞こえた回数を下のボタンでタップ。一番右は「聞いていなかった」と書いてありますが、「聞こえなかった」が正しいです。
これを何度も繰り返すと、最終的に自分の聴覚特性に合わせて聞きづらい周波数の音を上げてくれるようです。ただ、そこまでの精度ではなく、私の場合はこもったような音になりました。大きく訴求されている機能でもないため、実験機能と考えておきましょう。シンプルにプリセットから選ぶ方が良いでしょう。
色々書いたが満足度は高い
以上、色々書いてきましたが、まずこの価格でこのクオリティというのはかなり満足度は高いです。
インナーイヤー型でありながらこの音の迫力、かつ外観もコンパクトながら高級感あり、製品の完成度に不満を持つ方は少ないでしょう。
デメリットとしては、高音が少し荒めなのと、外がうるさい環境ではさすがに聞きづらくなります。高音質で音楽に没頭したいのであればカナル型を選ぶべきですが、本機はずっとつけっぱなしにしても疲れず、外の音も聞こえるので安心感もあるというインナーイヤー型のメリットを持ちながら、インナーイヤー型の弱みである音楽視聴も結構な迫力で楽しめます。大通りでも途切れにくく、全体としてはかなり優秀だと思います。
というわけで、廉価で良好なインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンをお探しの方には、筆頭候補になると思います。
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