Ryzen 9 7940HS搭載で10万円の爆速ミニPCレビュー!【Minisforum UM790 Pro】

今回は、多数のミニPCをリリースしているMinisforumから登場した、Ryzen 9 7940HSを搭載したハイスペックなミニPC「Minisforum UM790 Pro」をレビューします。

後述するベンチマークスコアなどからも、ゲームや動画編集にも余裕で耐えられる爆速機です。

現在、Minisforum公式ストアのこちらのページで発売セール中。

ベアボーンが79,980円、32GB/512GB SSD版が103,980円で、最大64GB/1TB SSD版まで選択可能。

↓のように手のひらサイズのコンパクトボディながら、メタル外装で高級感あり、何より非常に処理性能が高い一台に仕上がっていました。

それでは、見ていきましょう!

外観とスペック

同梱物は下記の通り。本体のほか、ACアダプタ、HDMIケーブル、VESAマウントアタッチメント、交換用ゴム脚 x2、マニュアル類です。

アダプタはゴツめながら、出力の割にはコンパクトな方です。

出力は119.7w。もちろんPSEマークほかついています。

続いては、メタル外装に輝く本体とスペックを見ていきましょう。

天板にはMINISFORUMロゴがついています。

スペックですが、CPUには8コア16スレッドのRyzen 9 7940HS。ブーストクロック5.2GHzです。

GPUはAMD Radeon 780M。

RAMはDDR5で、SO-DIMMスロットが2つついています。最大64GBまで増設可能。

ストレージは、M.2 2280 PCIe4.0 SSDが2スロットです。

通信はWi-Fi6EとBluetooth 5.3をサポート。

本体サイズは130x126x52.3mmで、OSはWindows 11 Proを搭載。

ポート類ですが、前面にはUSB4.0 Type-Cが2つと3.5mmイヤホンジャック、マイク、電源ボタンです。USB-CはPDとAlternativeモード対応。

背面にはUSB3.2 Gen2 Type-Aが4つと、HDMI2.1が2つ、有線LANとなっています。小型ながらポート類は一通りカバー。

側面は両方とも、吸気穴です。メタルなので、網の線がきめ細やか。

底面には4つのゴム脚と排気穴です。大きめのファンが見えます。ただ、重いベンチマークを回しても、ファン音はそれほど気になりません。よくコントロールされています。

重量は実測で667g。

ストレージとRAMの換装

換装・増設は簡単です。

まず両面テープでとめられた底面4つのゴム脚を外し、ドライバーでネジを4つ開けるだけです。

“REAR”と書かれた部分に溝があるので、そこを優しく引き上げると底面パネルが外れます。

Wi-Fiやファンとの接続線があるので、開くときはゆっくりにしましょう。

とても分かりやすく、SO-DIMMスロットが2つとM.2 2280 SSDスロットが2つついています。

RAMは左右の爪を外側に数mm引っ張ると自動で飛び出てきます。

ミニPCのストレージは、M.2とSATAの2構成であることが多く、サブストレージはPCIeスピードを享受できない機種がほとんどです。

その点、本機はストレージが2つともPCIe4.0 SSDなので、全ストレージを高速にできます。また、ストレージはRAID0/RAID1構成にも対応しています。

ベンチマークスコア

ベンチマークスコアを見ておきましょう。

mあずFF14ベンチで、「高品質(デスクトップPC)」FullHDでは、”快適”の8,624です。

これを「標準品質(ノートPC)」FullHDにすると、”とても快適”の11,740になります。余裕でプレイ可能。

CrystalDiskMarkの計測値は↓の通り。

CINEBENCH R23では、シングルコアが1,831pts、マルチコアが17,042ptsと爆速となっています。

他CPUとの比較は↓の通り。上がマルチコア、下がシングルコアです。

ゲームや動画編集にも使えるコスパ高めなミニPCをお探しの方に

以上見てきたとおり、本機はゲームや動画編集用にも使えるハイパフォーマンスながら、ベアボーンで7万円台、メモリありでも10万円~とかなりの高コスパなミニPCになっています。

ポート類やメモリ、ストレージのインターフェースも残念ポイントがなく、ファン音も静かめで筐体品質も高いです。

ハイパフォーマンスで高コスパなミニPCをお探しの方にはピッタリなので、気になった方は、ぜひチェックしてみてください!

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