今回は、ASUSから先月発売になった新型ゲーミングスマートフォン「ASUS ROG Phone 7 Ultimate」をお借りしたのでレビューします。
SoCには最新のSnapdragon 8 Gen2を搭載するほか、GPUはAdreno 740に強化。6.78インチ(2448×1080)有機ELの165Hzリフレッシュレートディスプレイなど、スペックはもちろん現行最強クラス。
なお、ROG Phone 7にはいくつか種類があります。
いずれもスナドラ8 Gen2搭載であることに代わりはないのですが、メモリが12GB/256GBと16GB/512GBの無印ROG Phone 7がカラバリ各2色で合計4種類あります。
12GB/256GBが税込129,800円、16GB/512GBが149,800円で、ASUS公式ストアのこちらのページや、↓のアマゾン、量販店各店で販売されています。
そして今回レビューの「ASUS ROG Phone 7 Ultimate」は、上記無印よりもさらにパワーアップ。メモリは16GB/512GBですが、ファンやケースが付属するほか、↓のように背面に「ROG Vision」という小型のディスプレイが搭載されています。
無印は「Auraライト」というLEDライトなのに対して、このUltimateの「ROG Vision」は、アプリやOSの状態によって様々なカラー表示をさせることが可能。
価格は、ASUSオンラインストアのこちらのページや量販店、↓のアマゾンで、179,800円となっています。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まず外箱からしてSF感があります。↓のように、なんじゃこりゃという外観。
中には、↓のようにスマホ本体のほか、ポーチやケース、チャージャー、ケーブル、スマホクーラーが入っています。
チャージャーは65w。
ROGロゴが刻印されたUSB-C単ポートチャージャー。
本体は6.78インチと大型で、大容量バッテリー搭載かつ冷却性能がパワフルということもあり、一般的なスマホよりは重量があります。
スペックは、SoCにSnapdragon 8 Gen 2 3.2GHz、Adreno 740 GPU、6.78インチ(2448×1080)有機ELディスプレイ、最大165Hzリフレッシュレート、16GB LPDDR5x RAM、512GB UFS4.0ストレージ、Android 13(ROG UI)、リア50MP+13MP+5MP+LEDライト、フロント32MPカメラ、6,000mAhバッテリーとなっています。
GPSほか、センサ類はジャイロ・コンパス・近接・光・指紋・加速度・超音波を搭載。アンロックは画面内指紋認証。
IP54防水やWi-Fi6Eもサポートしています。
SIMはデュアルnano SIM対応で、対応バンド帯は5G NR:がn1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n18/n20/n25/n26/n28/n38/n40/n41/n48/n66/n77/n78/n79 、FDD-LTEがB1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B32/B66 、TD-LTEがB34/B38/B39/B40/B41/B42/B43/B48。
キャリアアグリゲーションは 7CA(DL)/2CA(UL) 対応、W-CDMA: B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 GSM/EDGE: 850/900/1,800/1,900MHzとなっています。
サウンドはハイレゾ、ハイレゾワイヤレス、Dirac HD Soundに対応し、スピーカーはデュアルフロント、マイクはトリプルです。
カラーはストームホワイトです。
背面ディスプレイ「ROG Vision」は、アプリ上で様々にカスタマイズ可能。
側面には電源・音量ボタンのほか、横置きでの肩部にはLRボタンのように使える超音波センサによる「AirTrigger」を搭載しています。また、「AirTrigger」はモーションコントロールにも対応しており、本体を左右に動かしたり手前に傾けたりすると、指定したゲーム操作が可能です。
逆側面にはUSB-CポートとSIMスロット。
底部にもUSB-Cポートが搭載されているほか、3.5mmイヤホンジャックも。
重量は実測で248gで、Galaxy S23 Ultraよりも10gちょっと重い感じです。
付属の周辺機器が面白い
さて、Ultimateは付属品が色々ついていて面白いです。
まずはケースから。これは保護機能もさることながら、本体デザインと組み合わさってよりサイバーでカッコよくなり、かつあまりこれにより重く分厚くならないよう工夫されています。
また、後述するように、これを付けたまま冷却ファンも装着可能。
冷却ファン「AeroActive Cooler」は↓のように、底部にUSB-Cポートと3.5mmイヤホンジャックを搭載。
装着方法は、側面ピンにクーラーが触れると自動で↓のように画面に解説が出ます。
装着すると、クーラーにもLED発光機能があり、非常にかっこいいです。
クーラーには、ショルダーボタンもついていて、よりゲームがプレイしやすく。
また、クーラーによる温度も、システム上で↓のように表示可能。
さらにクーラーには↓の開閉式スタンドがついていて、ヘビーなゲームプレイにとても便利な仕様が盛りだくさん。
ケースを装着したまま、↓のようにクーラーを装着可能です。このゴテゴテ感が男の子的感性をくすぐります。
重量は、クーラー込みで376gとなりました。↓
実際の使い勝手 – エンタメ感が盛りだくさん
本機を実際に使っていきます。随所に、ゲーミングスマホを使っているのだというワクワク感を高めてくれるエンタメ工夫がこらされています。
まず起動時、外箱の蓋を使って、↓のような謎の儀式が始まります。
簡単なシューティングゲームのようなものが始まるのです。
スマホの初期設定画面というよりは、ゲーム機のようです。
このアツい宇宙空間バトルを経て、ゲーミングスマホROG Phone 7 Ultimateを使い始めます。
本機はグリップによるカスタム操作が可能で、そのグリップの力なども設定します。
初期画面は↓の通り。壁紙もROG感あふれています。
プリインアプリは↓の通りです。
なお、ROGシリーズで定番の多機能ゲームランチャ「Armoury Crate」は本機にも搭載されています。
↓のようにゲームライブラリとして使えるほか、
↓のように現在のハードウェアパフォーマンスを表示したり、
ハイパフォーマンスな「Xモード」、普通の使い方の「ダイナミック」、バッテリー持ち優先の「超省電力」の各モード切替など。
また、↓のようにゲームをプレイ中に、
↓の「X-MODE」を表示可能。
この中で駆動モードを切り替えたり、各種システム操作が可能。また、↓のようにCPUや本体温度をリアルタイムに表示する小窓を出すこともできます。
ベンチマークスコア
最後にベンチマークスコアですが、デフォルトのモードでGeekbench 6がシングルコアで1924、マルチコアで5741。
ストレージ読み書き速度は、↓のように衝撃のスピードでした。
エンタメ感あふれるゲーミングスマホ
以上、見てきた「ASUS ROG Phone 7 Ultimate」は、最新ゲーミングスマホとして妥協の無いハイスペックを搭載していることはもちろんのこと、随所に使っていて楽しさを感じられる工夫が施されています。
ゲームプレイに便利というのはもちろんなのですが、「最高パフォーマンスでゲームをプレイしているぜ」という実感をわかせてくれるような、エンタメ感あふれるゲーミングスマホです。
最高スペックのスマートフォンをお探しの方、スマホでガチゲームプレイを行いたい方などは、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか!
デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)
デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。
デイリーガジェット動画部のVTuberである風林火山朱音とケンがゆるい感じにレポートしています。
ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!