Surface風やタブレットからゲーム機まで七変化!ONEXPLAYER 2 Proレビュー

今回は、国内正規版が発売になったOne-Netbook社のポータブルゲーミングPC「ONEXPLAYER 2 Pro」をお借りしたのでレビューします。

本機の特徴は、Ryzen 7 7840U搭載でハイパフォーマンスなポータブルゲーミングPCであることだけでなく、↓のキーボードケースやペン、コントローラー部着脱式などの周辺機器・機構により、様々な使い方に対応できる点です。

具体的には後述しますが、ポータブルゲーミングPC、Surfaceライクな2-in-1ノートパソコン、Windowsタブレット、立てかけてのゲームプレイなど、ユースケースによって様々にカスタムできます。

本機は現在、ハイビーム公式ストアで、32GB/1TB版が税込178,000円で販売されています。販売ページは、ブラックがこちら、ホワイトがこちら

それでは、見ていきましょう!

外観とスペック

本体のほか、着脱式コントローラーが付属します。↓のキーボードカバーは別売りで、8,980円。

また、コントローラーをくっつけて独立したゲームコントローラーにできるワイヤレスジョイスティックコネクター(7,800円)や、4,096段階筆圧検知ペンもラインナップ。

チャージャーは100wの大出力で、USB-C単ポート。

コントローラーも取り外すと、↓のように少し厚めではありますが、8.4インチのWindowsタブレットPCとして使えます。

背面には、排気穴のほか、収納式スタンドもついています。

スタンドにより、↓のように本体を立てかけて、Bluetoothゲームコントローラーでゲームプレイすることもできます。

ポート類は、上面に↓のmicroSD、USB3.0 Type-A、USB4.0 Type-C、3.5mmイヤホンジャックほか、turboボタンやスクリーンキーボードを出したりデスクトップ表示ができたりするカスタムボタン2つ、電源ボタンです。

底面には、↓のUSB3.2 Type-Cポートとデュアルスピーカーです。

スペックは、CPUにZen4アーキテクチャで8コア16スレッドのAMD Ryzen 7 7840U、RDNA3アーキテクチャのAMD Radeon 780M GPU、16GB/32GB LPDDR5x RAM、1TB/2TB M.2 2280 NVMe PCIe4.0x4 SSD、8.4インチ(2560×1600)IPSディスプレイ(10点マルチタッチ対応)、17,100mAhバッテリー(65.5Wh/3.85V)となっています。

OSはWindows 11 Homeで、スタイラスペンで4,096段階筆圧検知に対応。デュアルステレオスピーカーはHarman認証で、ほか6軸ジャイロやデュアルモーター内蔵。

サイズは310x127x23-40mmで、重量は実測で↓のように713g。

コントローラーを含めると、↓のように862gとなっています。

冷却システムには、大型ファンと純アルミ製冷却フィン、純銅製ヒートパイプを内蔵しています。

七変化を見よ!

キーボードは、キーピッチが実測15mmとなっています。

8.4インチ機のキーボードなので狭めですが、ギリタッチタイプも可能です。

配列は複数の記号キーがFn同時押しとなっていて、文章入力メインには厳しいものの、ゲームでIDを入れたりキーボード操作をするのに使うには大きな問題にはならないでしょう。

キーボードケースを含めると、1kgをちょっと上回ります。

なお、キーボードケースはマグネット装着されないため、↓のように開いてしまう点は少し気になりました。

本体やゲームコントローラー、ペンは良く出来ているので、ぜひキーボードケースもレベルアップを期待したいところです。

左右コントローラー部は取り外すことができ、別売りのアタッチメントを取り付ければ↓のように独立したゲームコントローラーとして使えます。

ボタンの滑らかさは過去モデルから継続して高品質。背面もグリップがあり、持ちやすいです。

また、真ん中のガンダム風の意匠は透明パネルがついていて、中の基板が少し見えるのがかっこいいです。

別売りのペンは4,096段階筆圧検知対応。↓のようにキャップもついています。

先端部は交換可能なよくあるタイプ。

充電はキャップを外して、USB Type-Cで行います。

遅延も少なく、メモ書きなどが快適にできますよ。

サイドのボタンを押すと、↓のようにいつでもコントロールパネルを表示でき、性能(TDP)やファン回転モード、輝度などを変更できるのが便利です。

ベンチマークスコア

ベンチマークスコアを見ておきましょう。まずはFF14から。

標準のTDP15wで充電ケーブル接続状態で、「標準品質(ノートPC)」FullHD設定で「快適」の8,802。

TDP最大にすると、同設定で9,845となりました。さすがの高スコア。

CINEBENCH R23は、シングルコア1,620pts、マルチコア9,082ptsです。

つづいて他CPUとの比較。↓はシングルコアスコア。ぶっちぎり1位です。

マルチコアでも、↓のように数世代前のデスクトップ向けハイエンドチップに迫る勢い。

というわけで、ポータブルゲーミングPCとして、非常に高性能であることは言うまでもありません。

基本はゲーム機だが、いざというときにノートPC的にも使える

ハイビーム公式でも、↓のように「DIYポータブルUMPC」として、使い道の広さが訴求されています。

やはり基本はポータブルゲーミングPCとしてPCゲームをバリバリプレイするというのが一番快適ではありますが、コンパクトなキーボードケースやペンを持っておけば、いざというときにノートPC的に使えるというのは安心感があります。

なかなかに面白いマシンとなっていますので、ポータブルゲーミングPCをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!

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