香港の調査会社であるCounterpoint Technology Market Researchは、2023年のスマートフォン販売上位10機種を発表しました。
2023年に最も売れたスマートフォンはアップルのiPhone 14で、第4四半期に限るとiPhone 15 Pro Maxという結果に。
トップ10にランクインしたのはアップルとサムスンのみで、2021年以降は同ランキングにこれら2ブランド以外は入っていません。
とはいえ、サムスンでランクインしているのはいずれも価格をおさえたGalaxy Aシリーズ。同レポートでも”budget A series”(格安機)と表現されている通り、価格の安さで販売を稼いでいるモデルです。
高価格端末で上位を独占したアップルとの実力の違いがあらためて浮き彫りになりました。
アップルは最新のフラッグシップ機で最も高価格なiPhone 15 Pro Maxが四半期の世界トップになるというのが衝撃的で、同社の異次元の強さが印象的です。
この上位10機種の合計市場シェアは20%となり過去最高を記録。つまりスマホ販売における上位集中が進んでいることが分かります。
アップルの販売台数は、Android各社が販売を減らす中でも横ばいを維持。インドや中東、アフリカなどの新興市場が大幅に押し上げたほか、iPhone 13は日本のキャリア販路が目玉商材としてきたことで大きく販売を伸ばしているとのこと。
アップル以外でランクインした、サムスンの格安機であるAシリーズ3機種については、A14 5Gがアメリカとインドで多く販売され、さらにインドでは最も売れたスマートフォンになったとのこと。その他のA04eやA14 4Gについても、ブラジル、インド、メキシコ、インドネシアなどの新興国で台数を稼いでいます。
高価格なスマートフォンはAndroid各社からも多数のモデルが日々登場していますが、マスに向けて普及に成功しているのはアップルだけのようです。
Counterpoint Technology Market Researchのレポートはこちら。
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