今回は、Intel N100を搭載したSurfaceライクな2-in-1パソコン「ZENAERO AeroPad」の提供がありましたのでレビューします。
Intel N100は、低消費電力で低価格ながら実用的なパフォーマンスを持つことで昨今人気の第12世代Intel CPU。
本機はIntel N100を搭載し、キーボードケースもセットでありながら、アマゾンのこちらのページで59,900円とかなりリーズナブル。カラーはグレーとホワイトの2色ありますが、現在ホワイトは売り切れのようです。（レビュー品はホワイト）
その実力やいかに？さっそく見ていきましょう！
外観とスペック
同梱物ですが、本体とスタンド、キーボードケースのほか、USB-Cチャージャー、キーボードの充電ケーブル、USB Type-C to 3.5mmジャックアダプタです。
チャージャーは36w出力でUSB Type-C出力です。
もう一本のケーブルについては、↓のようにキーボードケースをUSB Type-C経由で充電するための専用端子。つまりキーボードケースは充電が必要なタイプです。
3.5mmジャックアダプタは↓のようにオーソドックスなUSB-Cタイプ。
本体は↓のように14インチのため、タブレットとしては大型です。
10.9インチのiPad Airと比べると↓の通り。その大きさが分かると思います。
スペックですが、CPUに4コア4スレッドのIntel N100、14インチ（1920×1200）IPSディスプレイ、16GB LPDDR5 RAM、512GBストレージ、リア5MPフロント2MPカメラ、5,000mAh（38Wh）バッテリー、Windows 11 Proとなっています。
通信はWi-Fi6とBluetooth 5.2をサポート。
サイズは317.38×214.34×10.2mm。
↓のように背面にはZENAERO（ゼンエアロ）ロゴや技適マークがプリントされています。また、5MPのカメラも搭載。
サイドには電源・音量ボタン。
ポート類は、USB Type-C x2 、microHDMIがついています。USB Type-Cポートから充電も行います。
タブレットの重量は991g。14インチとはいえ、かなりの重量があります。
付属のキーボードケース
付属の2-in-1機構は2つあります。まず本体背面に、↓のようなマグネット着脱式のスタンドケースを取り付けます。
これは、↓のように折り曲げてスタンドにします。
つづいてはキーボードケースです。キーボードはRGB発光するライティング機能がついていて、本体とはマグネットで着脱します。
キーボードケースと背面スタンドケース、すべてを入れると1.585kgとなり、だいぶ重量があります。
キーボードの使い勝手
キーボードケースは、↓のように英字配列です。また、大型のタッチパッドがついています。
キーピッチは19mmとフルサイズで、打建感も悪くなく、英字配列である点が許容できるのであれば打ちやすいです。
一方で、このキーボードケースはSurfaceなどと異なり、本体とBluetooth接続します。
Surfaceなどはマグネットでタブレット本体に装着すればペアリングや充電不要で使えますが、本機はマグネットでくっつくとはいえ、あくまで外付けBluetoothキーボードです。ペアリングが必要ですし、一度電源を切れば再接続に数秒かかります。
また、キーボード側にもバッテリーが入っており、これがキーボードセットでの1.5kg超えという重量の一因にもなっています。
メリットとして、↓のようにキーボードと本体を離しても使えます。
ベンチマークスコア
最後にベンチマークスコアを見ておきましょう。
CINEBENCH R23の計測値は、シングルコアが917pts、マルチコアが2,969pts。さすがはIntel N100で、ゲームや動画編集などを除けば大半の用途でサクサク動いてくれます。
ストレージはSATAのようで、読み書き速度は↓の通り。
キーボード周りは課題も貴重なIntel N100タブレット
以上、ZENAEROのAeroPadというIntel N100搭載2-in-1機を見てきました。
本体が重いのと、キーボードがBluetooth接続であることなどの課題はありますが、Intel N100搭載の格安WindowsタブレットPCという、一定の需要があるジャンルの数少ない選択肢です。
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