昨今、PCゲームを携帯ゲーム機でプレイできる小型のPCが増えていました。
従来はGPDなどのマイナーな中華メーカーが細々とやっていた世界に、昨年突如としてゲーミングPC大手のASUSから、「ASUS ROG Ally」が登場し、従来機を凌駕する圧倒的なコスパと処理性能の高さで瞬く間に市場を席巻します。
これに続くように、レノボやMSIからも同様の機種が登場し、現在はASUS ROG Ally、Lenovo Legion Go、MSI Claw、Steam Deckの4機種がグローバルで覇権争いをする市場になっています。
とはいえ、Steam Deckを除けばこれらはいずれもWindows搭載機。走らせるゲームも大画面でプレイする前提のPCゲームが大半です。
やはりゲーム専用機であるNintendo Switchや、かつてのソニーPSP、PSVitaに比べると、操作性やゲーム体験の悪さ、バッテリー持続時間の短さや発熱などはいかんともしがたいものがありました。
↓のレビューでお伝えしたようにSteam Deckはゲーミングプラットフォーム企業として、OSから最適化することでこの課題を最大限に改善しているものの、プレイするタイトルはやはりPCゲーム。
この混沌とした状況は、ソニーがPlayStationの携帯ゲーム機を出せば、Nintendo Switchとの両巨頭となって、市場はすべてその2機種に収斂していくはずです。現在は、ソニーが携帯ゲーム機を出していないからこそ生まれている状況とも言えるわけです。(はよ出して)
この状況はもちろんソニーも認識しているはずで、↓でお伝えしたように同社が携帯型のプレステを開発しているという噂は常に出ています。
また、そのためのテストマーケなのか、PlayStation Portalという母艦PS5と接続してプレイする携帯端末をリリースしており、世界的に高い評価を得ていて品薄が続いている状況です。
さて、ここに来て、任天堂、ソニーと並ぶゲーム機メーカーであるマイクロソフトが、Xboxの携帯ゲーム機を開発中であるという確度の高い噂が複数出てきています。
(写真はGameSir X2 Pro)
Xbox携帯機開発の噂は以前から出ていましたが、Xbox系で著名なリーカーから、2026年のXbox携帯機のリリースがリークされました。
さらにマイクロソフトが、現在利用している携帯ゲーム機や、今後5年以内の購入検討予定をリサーチするサーベイを回しているという情報も、このリークに真実味を加えています。
とはいえ同サーベイは、マイクロソフトが携帯機を出すのか、あるいはXbox Game Passによるストリーミングを強化することでハードに制約されない携帯ゲーミングプラットフォームに徹するのかを判断するための質問票とも読めるようです。
同社がどちらを選択するか(あるいはすでにもう選択しているか)は分かりませんが、PCゲームを携帯機でプレイする不便さはポータブルゲーミングPCを使った誰もが感じているでしょうし、ゲームストリーミングサービスもGoogleが撤退するなど期待したほどの広がりを見せておらず、ソニーも携帯機投入の動きを見せていることから、Xbox携帯ゲーム機登場の線が濃厚なのではないかとデイリーガジェットは考えます。(期待)
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