今回は、シャオミの「POCO M5s」が1万円ちょっとでセールされていたので購入しレビューします。
Helio G95搭載で6.4インチ有機ELのディスプレイを搭載した、かなりコスパ高い1万円台スマホです。
Helio G95は、3万円前後のスマホやタブレットによく搭載されるHelio G99とCPUパフォーマンスがほぼ同じで、GPUパフォーマンスがより高くなっています。
AliExpressのこちらのページで14,477円でセール中。さらに本日16時以降は、「89BS12」を適用すれば12,000円ほどで購入できます。(8GB/256GB版は「149BS2」)
↓のように1万円台とは思えない綺麗な表示品質のパンチホール機。
背面も安っぽさを感じさせないデザインです。↓
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まずは同梱物から。↓のように33wチャージャー(海外プラグ)とUSB Type-C to Cケーブル、純正保護ケース、SIMピン、マニュアル類となっています。
純正ケースは透明のTPU製。
純正なので、切り抜きも正確でぴったりはまります。
6.4インチのディスプレイはクリアで発色良く、輝度も高く見やすいです。
スペックですが、最大2.05GHzのオクタコアであるHelio G95、ARM Mali-G76 MC4 GPU、4GB/6GB LPDDR4x RAM、64GB/128GB UFS2.1ストレージ、6.43インチ(2400×1080)有機ELディスプレイ、輝度700ニト、リア64MP+8MP+2MP+2MPフロント13MPカメラ、5,000mAhバッテリー、33w急速充電、指紋・顔認証、デュアルSIM対応、GPS対応、デュアルスピーカー搭載、IP53防水、Android 12ベースのMIUI 13となっています。
センサ類は、加速度・光・近接・磁気・ジャイロと一通り搭載。widevineもL1です。
最大1TBのmicroSDカードスロットや3.5mmイヤホンジャックを搭載。
対応バンド帯は、4G: LTE TDD: Band 38/40/41 (2535-2655MHz)、4G: LTE FDD: Band 1/2/3/4/5/7/8/20/28、3G: WCDMA: Band 1/2/4/5/8、2G GSM: Band 2/3/5/8となっています。
背面は3眼カメラとPOCOロゴ。
底面にはUSB Type-Cポートと3.5mmイヤホンジャック、スピーカー穴。
上部にもスピーカー穴がついています。
左側面には、SIMスロット。↓
付属のピンで開けると↓の通り。よくある排他方式ではなく、nano SIM x2とmicroSDが合計3枚入ります。優秀。
右側面には指紋認証兼用の電源ボタンと音量ボタン。サイドが湾曲しているので持ちやすいです。
厚さは実測で8mmです。
重量は178g。かなり軽量なボディです。
実際の使い勝手
初期設定を終えたホーム画面が↓の通り。おなじみPOCOのホームです。
プリインアプリは↓の通り。多くの人には不要なアプリも多く、POCOはプリインアプリをぜひ減らしてほしいですね。
MIUIなので、設定画面もカラフル・グラフィカルで見やすいです。
日本語やフォントがおかしい点もありません。↓
エントリーSoCですが、原神も問題なくプレイできます。
デフォルト画質は「低」で端末負荷「スムーズ」でした。後述するようにGPUパフォーマンスが高く、デフォルト「最低」になるHelio G99よりも高い画質でプレイできます。
ハイエンド機と比べると、アプリの切り替え時などに少しもたつくことがありますが、総じて滑らかで快適な操作が可能です。
カメラは、ハイエンド機と比べるとやや色味の鮮やかさを欠きますが、十分に見られる写真が撮れます。
↓はメインカメラで最大限寄ったものですが、2MPのマクロレンズも搭載しているのでマクロ撮影も可能です。
以上、1万円ちょっとのスマホとしては、大きく期待を超える仕上がりとなっています。
ベンチマークスコア
Geekbench 6のスコアは、シングルコアが683、マルチコアが1842。
GPUスコアが2142です。
参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。
CPUスコアはHelio G99よりも若干劣りますが、
- UNISOC T606(Alldocube iPlay60 Lite):375/1324
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
- Snapdragon 685(AvidPad S80):474/1499
- UNISOC T620(Teclast T50Plus):500/1501
- Helio G95(POCO M5s):683/1842
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
- Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
- Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):733/1977
- UNISOC T820(Anbernic RG556):871/2470
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
- Dimensity 7050(Cubot Kingkong X):967/2474
- Snapdragon 7s Gen 2(POCO Pad):1034/3010
- Dimensity 8020(Blackview BL9000):1111/3140
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
- Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
- Snapdragon 8s Gen 3(POCO F6):1840/4684
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894
- Snapdragon 8 Gen 3(ROG PHONE 8):2280/7252
↓のようにGPUスコアは大きく上回っています。ゲームプレイなどで力を発揮してくれるでしょう。
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
- Snapdragon 685(AvidPad S80):382
- UNISOC T606(Alldocube iPlay60 Lite):445
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
- UNISOC T620(Teclast T50Plus):597
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
- Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
- Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):1305
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
- Snapdragon 7s Gen 2(POCO Pad):1789
- Helio G95(POCO M5s):2142
- UNISOC T820(Anbernic RG556):2218
- Dimensity 7050(Cubot Kingkong X):2257
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
- Dimensity 8020(Blackview BL9000):4328
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
- Snapdragon 8s Gen 3(POCO F6):8756
- Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
- Snapdragon 8 Gen 3(ROG PHONE 8):14486
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373
ストレージ読み書き速度は↓の通り。UFS2.1なので、UFS2.2やそれ以上のストレージよりは読み書き速度は遅くなります。が、eMMCよりはかなり高速です。
超コスパ1万円台スマホ
以上、シャオミの「POCO M5s」を見てきました。
シャオミらしく、1万円台前半とは信じられないほどの、筐体品質やパフォーマンスの仕上がりでした。
センサ類も一通り搭載し、有機ELディスプレイは高輝度で見やすく、GPUパワーも廉価機としてはかなり高くなっています。
多くのユーザーが1万円台スマホに期待する水準を、大きく超えているでしょう。
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