今回は、多数の携帯ゲーム機をリリースしているAnbernicから新たに登場した、スクエア画面のLinux携帯ゲーム機「RG CubeXX」の提供があったのでレビューします。
現在、Anbernic公式ストアのこちらのページで10,499円で販売中。
↓でレビューした「RG Cube」と同じ筐体のCubeシリーズで、RG CubeがAndroid機だったのに対して、今回のCubeXXはLinux機となっています。
↓のように左右ジョイスティックとRGBライティングエフェクトがついた小型ゲーム機です。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まずは同梱物から。↓のように、本体のほかUSB Type-A to Cケーブル、マニュアルとなっています。
マニュアルは英語と中国語。特に難しいことは書いてありません。
↓の純正ポーチも販売されています。
ハンドルがついていて、固めの樹脂カバーがついています。
続いて本体です。↓のように任天堂方式のA/B/X/Y、下部の2ジョイスティックのほか、右下はSTART/SELECTボタン、左下はメニューボタンで、ゲーム中やランチャーで押すとメニューが表示されます。
スペックは、SoCにARM Cortex-A53@1.5GHz x4のAllwinner H700を採用。このチップセットは、昨今同社がリリースしているLinux携帯機で統一的に採用されています。
ほか、Mali-G31 MP2 GPU、3.95インチ(720×720)IPSディスプレイ、1GB LPDDR4 RAM、3,800mAhバッテリーという構成。
公称のバッテリー駆動時間は6.5時間。システムは日本語対応となっています。
ゲームキューブやドリームキャスト、PSPなど30種類以上のエミュレーターを搭載します。
上部にはL1/L2/R1/R2、電源ボタン、音量ボタン、充電兼用のUSB Type-C、リセットボタン、miniHDMIポートです。
底部には2スピーカー、microSDカードスロット x2、3.5mmイヤホンジャック。
左右には何も付いていません。
重量は実測で241gで、大きめスマホと同じくらいです。
実際の使い勝手
続いて使い勝手や機能を見ていきます。
本体サイズは、有機EL Switchと比べると↓の通り。コンパクトで厚みがあり、241gながらかなり軽く感じます。
MoonLight Game Streaming搭載なのでPCゲームを本機でストリーミングプレイしたり、本機のゲームをHDMI経由で外部ディスプレイに投影したり、Wi-Fiマルチプレイにも対応しています。
おなじみAnbernicのシンプルなメニュー画面です。左右ボタンで選択。
システムもおなじみで、LEDの光り方や通信を含めて、各種設定ができます。
RetroArchも起動できます。
いくつかアプリも入っています。
ファイルマネージャやメディアの再生など。操作感はあまり良くないので、あくまで補助ツール。
スクエアディスプレイはレトロゲームプレイには適していますし、4インチを目一杯使えるので見やすいです。表示品質は高く、ボタン類の操作性も悪くありません。
Anbernicは毎月1台という驚異的なペースで新商品をローンチしていますので、ハード・ソフト両面で完成度は毎回高いです。
本機も、エミュレータープレイ用の1万円端末としては優秀でしょう。
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