Unisoc T820搭載の2万円台Androidゲーム機レビュー!【Anbernic RG Cube】

今回は、多数の携帯ゲーム機をリリースしているAnbernicから新発売になった、UNISOC T820搭載の3.95インチAndroid携帯ゲーム機「RG Cube」の提供があったのでレビューします。

現在、Anbernic公式ストアのこちらのページで、1,500円OFFの25,499円でセール中です。(6月24日午後4時まで)

↓のようにスクエア形状のディスプレイを搭載したユニークなAndroidゲーム機です。

Android端末でディスプレイはタッチ対応なので、エミュレータープレイのほか、↓のように原神のようなAndroidゲームもプレイできます。

それでは、見ていきましょう!

外観とスペック

まずは同梱物から。↓のように本体のほか、USB Type-C to Aケーブル、マニュアル、スクリーンプロテクタがセットになっています。

本体は、任天堂式のゲームパッドのほか、右下にSTART/SELECT、2つのジョイスティック、戻る・ホームボタン、RetroArchボタン(左下)がついています。ジョイスティックはライティング対応です。

スペックを確認しておきます。

SoCはARM Cortex-A76@2.7GHz x1、A76@2.3GHz x3、A55@2.1GHz x4のオクタコアであるUNISOC T820、Mali-G57 MP4 GPU、3.95インチ(720×720)IPSマルチタッチ対応ディスプレイ、8GB LPDDR4x RAM、128GB UFS2.2ストレージ、Android 13、5,200mAhバッテリーとなっています。

カラーは、ベージュホワイト・ラディアントパープル・グレーの3色。

通信はデュアルバンドWi-FiとBluetooth 5.0をサポートしているほか、最大2TBのmicroSDにも対応。

センサ類は、加速度計とジャイロスコープを搭載しています。widevineはL3です。

本体上部には、↓のように3.5mmイヤホンジャックとmicroSDカードスロット、USB Type-Cポート。

底部には、↓のように2スピーカーを搭載します。

右側面には、電源ボタンと音量ボタン。↓

左側面には何も付いていません。

背面には空気穴と、グリップ部は滑りにくい加工がしてあります。

重量は実測で256g。重めのスマホくらいですが、ゲーム機形状なので軽く感じます。

実際の使い勝手

デフォルトのホーム画面は、↓のようにGoogle系アプリアイコンが並びます。

左右スワイプすると、↓のように著名なエミュレーターアプリが入っています。

また、RetroArchも組み込まれており、左下のRボタンを押すといつでもゲームランチャーに切り替わります。

設定画面は↓の通り。Android機としては画面は小さいので、一般的なスマホよりも表示情報は少なくなります。

デイリーガジェットを表示したところが↓。

左ジョイスティックで高速スクロール、十字キーで低速スクロール、Aボタンで決定、Bボタンで戻るなどの機能が付いていますので、タッチ操作を一部代替できます。

YouTubeで16:9の動画を表示したところ。スクエア形状ということで、上下の黒帯は厚めになります。

Android機としては1:1は特殊なアスペクト比になるため、解像度や画面サイズの小ささも相まって、一般的な縦長画面のスマホよりも表示情報は少なくなります。

小さすぎて操作しづらいということはなく、むしろ用途によってはコンパクトな画面で操作しやすいと感じる部分も。

ただ、スクエア画面はレトロゲームを全画面でプレイするためのものということで、Androidとしての利用はあくまで補助的で、基本は携帯ゲーム機として使うものです。

ベンチマークスコア

ベンチマークスコアを見ておきます。

Geekbench 6のスコアは、シングルコア847、マルチコア2429。

GPUスコアは2233です。

Helio G99などよりも高速なため、↓のように原神もストレスなくプレイできます。(ただし左右の視界は一般的なスマホよりも狭いです)

ストレージ読み書きは、下記の通り。

廉価機としてはハイパフォーマンスなAndroidゲーム機

以上、新型のAndroidゲーム機「Anbernic RG Cube」を見てきました。

スクエア画面ということでレトロゲームプレイに特化したアスペクト比となっていますが、UNISOC T820搭載で一般的な廉価Android端末よりも高速になっています。

縦長・横長画面を前提としたAndroidゲームのプレイには向きませんが、Anbernicの端末は筐体の完成度も高く、レトロゲームプレイ用の端末としては魅力的な一台となるでしょう。

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