Googleが、次期モバイルOS「Android 16」の新デザインを正式発表しました。今回のアップデートでは、「Material 3 Expressive」と呼ばれる新しいUIが導入され、視覚的な魅力と操作性の向上が図られています。
「Material 3 Expressive」は、よりエモーショナルなデザイン体験を目指しており、ユーザーが自由にカスタマイズできる鮮やかな配色や、星形やダイヤ形のアプリアイコンなど、より個性的な要素が追加されています。
加えて、ボリューム調整やメール削除、クイック設定の表示など、あらゆる操作においてアニメーションがより滑らかで豊かになっているのも特徴です。
背景にブラー効果(ぼかし)を多用することで奥行きを感じさせるデザインとなっており、見た目の進化はあるものの、スマートフォンのパフォーマンスやバッテリー寿命には影響しないとされています。
ロック画面やメニューバーのアイコンの配置にも変更がありますが、基本的な操作方法に大きな違いはなく、従来のAndroidユーザーが戸惑うことは少なそうです。
新機能として注目されるのが、「Live Updates」。
配達状況やナビゲーションなどの情報がリアルタイムでロック画面、ステータスバー、クイック設定に表示されるようになります。
クイック設定画面もカスタマイズ性が向上しており、より多くの機能を1画面内に収められるようになる見込みです。
この新デザインは、まずはGoogle Pixel 9などのPixelシリーズに先行して適用され、その後順次展開される予定。ただし、SamsungのOne UIなど独自UIを採用する端末には、このMaterial 3 Expressiveは搭載されない可能性があります。