かつてスマートウォッチ市場で人気を博した「Pebble」ブランドが復活します。創業者による新会社Core Devicesが商標を再取得し、今後リリース予定の2モデルに「Pebble」ブランドを冠することを発表しました。
Pebbleブランドが約10年ぶりに復活、8月下旬より出荷開始予定
Pebbleブランドを再興するのは、元Pebble創業者のエリック・ミギコフスキー氏が立ち上げた新会社Core Devicesです。
同社は当初「Core 2 Duo」「Core Time 2」という名称でスマートウォッチを発表していましたが、このたび正式にブランド名を「Pebble」に戻し、「Pebble 2 Duo」「Pebble Time 2*」として展開することが発表されました。
2モデルのうち、Pebble 2 Duoは2025年8月末に第1バッチの出荷が開始予定で、第2バッチは9月中旬に発送される見込みです。
一方、Pebble Time 2*については現在エンジニアリング検証テスト(EVT)段階で、正式な発売時期は未定となっています。
なお、「Pebble Time 2*」の「*(アスタリスク)」は、2016年に発表されながら出荷されなかった「Pebble Time 2」とは若干仕様が異なることを示す記号として名称に含まれています。
復活したPebbleシリーズの特徴と現時点の情報
現在判明している情報は限られていますが、今回の復活において注目すべきポイントは以下の通りです。
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Pebble 2 Duo
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現在は量産前の段階
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初回出荷は8月末を予定、続いて9月中旬にも出荷
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Pebble OSを搭載予定
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米国向け価格は関税の影響で10ドル増加するとのこと
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Pebble Time 2*
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名称の末尾に「*」がつく仕様
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2016年に発表されたが未出荷に終わった「Pebble Time 2」とは異なるモデル
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現在はEVT(エンジニアリング検証テスト)フェーズにあり、出荷スケジュールは未定
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日本での発売は不明
現時点では、日本での発売予定については公式な発表がありません。
Pebbleは2010年代前半にクラウドファンディングを通じて一躍人気を博したスマートウォッチブランドであり、ファン層も根強く存在します。ミニマルな画面表示や長時間バッテリー、通知機能など、スマートウォッチの原点ともいえる体験を提供していたブランドの復活には注目が集まるでしょう。
新会社Core Devicesによる今回の再出発は、あくまで小規模なスタートでありながらも、ブランドへの信頼とノスタルジーを活かした戦略として興味深いですね。