シリコンスプレーを使ったらGemini PDAのキーボードが異次元の使いやすさに進化した【まさに限界突破】

先日、Gemini PDAを持って取材旅行に行き、記事にまとめました。

この年末は、福岡へ取材を兼ねて旅行をしました。 (取材した記事は、下記になります。) 取材旅行では、Gemini...

この中で、Gemini PDAのキーボードの問題点について書きました。

それは、「Gemini PDAはキーボードが最大の特徴なのに、肝心のキーボードが使いにくい」ということです。

小さい、ということではありません。サイズは、絶妙な線を突いてきています。

問題はキーの押しにくさです。

具体的に言えば、メンブレン式で各キーが小さいため、各キーの真上から力を入れないと押し込めないのです。

少しでもナナメ方向から力が加わると、キーが引っかかって押せません。

特に、ナナメに力が入りやすい、端っこにあるEnterやTabなどでこの現象が起きやすく、重要なキーなのにきちんと押せないことが多く、相当なストレスを感じていました。

このサイズ感で、押しやすいキーボードだったら最高だったのに……そう思っていた矢先、本デイリーガジェットのTwitterアカウントに、貴重なアドバイスをいただきました。

「良記事!」と言っていただいただけでなく、「キーボード外してシリコンスプレー」というアドバイスをいただきました。

これは初耳です。

Gemini PDAのキーボードが改良されるなら、やらない手はありません。

早速デイリーガジェットは行動を開始しました。

シリコンスプレーって?

恥ずかしながら筆者は、「シリコンスプレー」なるものを知らなかったのですが、調べてみるとDIY界隈を中心に非常に評価の高いアイテムとのこと。

シリコンは化学的に安定した構造をしているらしく、酸化や腐食しにくく相対的に毒性も低いらしいです。

これをスプレーにして吹き付けることで、防水やつや出しなど、ヒトが使うにあたり多くのメリットを付与できるアイテムのようです。

そして、Gemini PDAのキーボードにとって良いシリコンの特性は「潤滑性が増す」という部分のようです。

早速、ホームセンターで購入しました。

本当に売っているのか? と半信半疑だったのですが、多くのメーカーから様々なシリコンスプレーが出ており、知ってる人からすれば著名でニーズの高いアイテムなのだと改めて知りました。

筆者は、クレ556で有名な呉工業製のシリコンスプレーを購入しました。

2本で516円、すごく安いです。

※注意…シリコンスプレーは「無溶剤タイプ」にしてください。「無溶剤タイプ」でないと、ゴムが浸されてビロビロになってしまいます。(てぃーぽ@Well-Balanceさん、ありがとうございます!)

まずはキーをすべて外します

まず、SIMやSDカードを入れる時に使うカバー取り外しパーツを用意しました。

このパーツを使って、Geminiのキーを一つ一つ外していきます。

Gemini PDAの電源をOFFにし、いざ作業開始です。

最初は壊れないか心配だったのですが、キーは、上辺を底からクイッと引き上げると簡単に取り外せました。

あっという間に、数字キーやEscが並んでいる最上段のキーがこの通りすべて取り外し完了です。

「本当にはまっていたの?」と疑いたくなるほどに、ほとんど力を入れなくともキーが外れて驚きました。

さて、この調子で、他のキーも外していきます。

筆者の端末だけかもしれませんが、最上段が一番取り外しやすく、二段目以降は少し力を加える必要がありました。

折れないか心配しながらも、なんとかEnterとSpace以外を取り外しました。

EnterとSpaceを残したのは、他のキーと同じように外そうとしてみて、見えた中身の構造が明らかに他のキーと違ったためです。

力任せに取るのは危険だと判断し、その2キーだけはじっくり取り組むべく、残しておきました。

Enterとスペースキーの取り外し

他のキーは、×型の穴に、×型の突起をはめ込んでいるだけなのですが、面積の大きいエンターとスペースは、下記写真にあるように、フックで端を支えるような構造になっていました。

↑がスペースキーで、↓がエンターキーです。

キー側には、ハサミのようにこのフックを咥える突起がついています。

取り外し方としては、スペースは上辺から、エンターは左辺から、慎重にキーを持ち上げ、上記のフックから離す方向にゆっくり何度かキーを持ち上げれば、外れます。

取り外したEnterとSpaceキーは下記。冷や汗ものでした。

さて、ここまでで、Gemini PDAの全てのキーが取り外されました。

本体側は、下記のようになっています。

集合恐怖症を誘発しそうな画ですね……。

ゴム製のカバーは、キーのぐらつきを抑えるのと、基板にゴミが入りにくくするのと、押されたキーを押し戻す機能を(おそらく)持っています。

少し汚れていたので払おうとしたら、簡単に破れてしまいました。

そのため、このゴム製のシートを綺麗にするなら、優しく慎重に汚れを拭き取る必要がありそうです。

シリコンスプレー登場

すべてのキーが取り外されたところで、いよいよシリコンスプレーに登場してもらいます。

これを、各キーに吹きかけていきました。

ストローを差し込んだ噴射口からシリコンを出すのですが、普通にやるとキーが吹き飛ぶくらいの風圧で出てきます。

そのため、各キーを裏返し、ノズルから液体を絞り出すように上から垂らしていきました。

こうして、すべてのキーの背面をシリコンでひたひたにしました。

ここで乾くのをひたすら待っていたのですが、いくら待っても、触るとヌルヌルしています。

ネットで調べると、どうやら乾くようなものではないようです。

高性能なグリスだと考えれば良さそうです。

そのため、ヌルヌルのまま本体に再びキーをはめ込んでいきました。

はめ込み終わったのがこちらですが、吹きかけていないキー表側も、やはり手に付いたシリコンでヌルヌルになってしまいました。

そのため、この状態でキー表面をさっと拭き、Gemini PDAを改めて起動してみました。

無事起動です。

さて、キーボードはどうなったのでしょか?

Geminiキーボードは改善したの?

すごいです。

とんでもないです。

打ちづらくて仕方がなかったEnterキーや、まともに押せたことの方が少ないんじゃないかというレベルのTabキーを含め、すべてのキーが非常に押しやすくなりました。

キーボードを、流れるように打つことが出来ます。

タイピングが、本当にヌルサクになりました。

Gemini PDAは、フルキーボード搭載という点や筐体サイズ、処理速度は素晴らしいです。

そして懸案だったキーボードがここまで打ちやすくなると、異次元の生産性向上端末に進化しました。

ソシャゲでよくある「限界突破」のような感じです。

Geminiをお持ちのみなさま、ぜひお試しください。

シリコンスプレー、強くおすすめします。

そしてこの貴重な情報をくださったてぃーぽ@Well-Balanceさん、どうもありがとうございました!

おわり

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