進化したSIM対応Androidスマートウォッチ「LEMFO LEM12 Pro」レビュー【荒野行動が…動いた!?】

今回は、nano SIMが入ってモバイルデータ通信ができ、Android搭載なのでアプリが入れられ、カメラも2つついているスマートウォッチ「LEMFO LEM12 Pro」をレビューしていきます。

↓でレビューした「LEMFO LEM12」のスペック強化版です。

下記でご紹介した、nano SIMによる4G LTE通信・通話に対応し、フロント・側面2つのカメラを搭載した、Androidスマートウォッチ...

↓のように荒野行動も起動しました。(でも画面が小さくてちゃんとプレイできませんでした。残念)

↓のようにブラウザでデイリーガジェットを閲覧することもできます。

販売はガジェット系通販サイトTOMTOPのこちらのページで20,512円でセール中、日本へは送料無料で発送してくれます。

アマゾンでは↓のように24,000円ほどとなっています。

追記:Banggoodではこちらのページで、12/31までクーポンコード「BGJP2l30」で20,123円になるとのことです。

後継機のLEMFO LEM13もこちらのページで販売されており15,000円ほどとなっていますが、スペックは今回のLEMFO LEM12 Proの方が高くなっています。LEM13の方は、ウォッチフェイスを立てられるなどのギミック方面に走っていったようです。

今回のLEM12 Proは、同社の「スマホを腕時計に」という方向性の極北モデルとなっています!

スペックと外観

同梱物は、ウォッチ本体のほか、充電用クレードル、USBケーブル、ドライバー、交換用ネジ、マニュアル類です。

ウォッチフェイスやバンドは、前モデルとほぼ変わりません。ただ、中身はかなり進化しています。

スペックは下記の通りです。

  • OS:Android 10.0
  • RAM:4GB DDR3
  • ストレージ:64GB eMMC
  • ディスプレイ:1.6インチ(400×400)
  • カメラ:フロント5MP、サイド8MP
  • その他:Bluetooth、Wi-Fi、GPS
  • SIMカード:nano SIM
  • 対応バンド:
    • GSM:850/900/1800/1900
    • WCDMA:B1 / B2 / B5
    • TD-SCDMA:B34 / B39
    • LTE-FDD:B1 / B2 / B3 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B20
    • LTE-TDD:B38 / B39 / B40 / B41(100MHz)
  • その他機能:心拍数モニター、歩数計、地域の天気(SIM付き)、WLAN、ホットスポット、通知リマインダー、リモートシャッター、音楽コントロール、デバイスの検索、カスタマイズされたウォッチフェイス、ダイヤルマーケット、応答/通話、メッセージ、目覚まし時計、カレンダー、ブラウザなど
  • バッテリー容量:900mAh(時計)、900mAh(パワーバンク)
  • 待機時間:48時間(時計)、40時間(パワーバンク)
  • 再生時間:6時間(視聴)、5時間(パワーバンク)
  • 通話時間:3時間(時計)、2.5時間(パワーバンク)
  • 防水:対応
  • 同梱物:ウォッチ、パワーバンク、充電ケーブル、ミニドライバー、ネジ、マニュアル

4GB RAM、64GBストレージ、Android 10搭載です。

前モデルが3GB RAM、32GBストレージ、Android 7だったので、普通の格安スマホくらいのスペックになりました。

チップセットも進化しており、後述するようにブラウジングの快適さなどパワーアップしています。

本体右側には、カメラとボタンが二つ。左腕に巻いたときに、右上に来るボタン(赤いボタン)がホーム・電源ボタンで、右下のボタンが戻るボタンです。

逆側にはスピーカーがついています。音量は、かなり大きな音まで出ます。油断していたらビビるくらいのレベルです。もちろん音量調整ができます。

底面には生体センサと充電用端子のほか、ネジで留められたnano SIMスロットがついています。ここを開けるために、付属のドライバーを使うんですね。

重量は実測で68gでした。実質スマホの割には、意外に軽いです。

充電は、↓の専用プラグで行います。マグネットでカチッとはまります。

クレードルに乗せてもOKです。ケーブル直でもクレードルでも、どちらでも充電できます。

機能と使い勝手

付け心地については、普通の時計よりも分厚さがありますが、思ったほど違和感がありません。重さも、高級時計のほうがずっと重いです。一般の腕時計では、100gが重い・軽いの境界線と言われるようですが、それよりも軽いです。

画面を上から下にスワイプすると、Androidのプルダウンメニューと同じく、SIMやWi-Fiの状態が表示されます。

その状態から右にスワイプしていけば、おなじみ機能ON/OFFのウィジェットも表示されますよ。

画面を下から上にスワイプすると、↓のように音楽再生アプリが立ち上がります。

そこから右にスワイプしていくと天気が表示されます。

画面を右端から左側にスワイプすると、Androidのメニューが出てきます。

たとえばプリインされているブラウザを開いてみますと、

Wi-Fi設定やSIM設定をしておけば、↓のようにデイリーガジェットも難なく表示できます。

表示スピードは、前モデルよりもだいぶ軽快になっています。

カメラアプリを起動すれば、もちろん↓のように撮影ができます。

動画も撮影できます。カメラは前部と右部の2カ所についています。

この位置にカメラがあることはまれなので、はじめは狙ったアングルを捉えられないかもしれません。撮影したいモノを真っ直ぐに指さすようにすれば、ビシッとそいつを捉えられます。

↓のように電話やメッセージアプリもプリインされています。

また、Playストアを開くと、

Googleアカウントでログインすれば、↓のようにGoogle Play Storeから好きなアプリをダウンロードできます。

荒野行動は動くのか?

ウォッチ上で荒野行動が動いたら面白すぎるので、インストールしてみました。

難なく起動し、ファイルのダウンロードが開始されます。64GBストレージあるので、数GBのファイルも普通に入りました。

そしていざ起動してみると、見慣れたイントロムービーやサーバ選択画面が!

興奮しながらゲストプレイをタップすると、↓のようにアバター作成画面に入ります。

ただし、ここで試合終了です。

理由はディスプレイで、上に表示されている以外の場所をタップできないのです。

つまりプリセットの3人のキャラクターを選択し、選択したキャラクターをグリグリと色々な方向から見ることは出来るのですが、その後に確定したり名前を入力することができません。

それらは画面のずっと右下にありますから……残念!

前モデルよりも実用性はアップ

以上、パワーアップしたAndroidスマートウォッチ「LEMFO LEM12 Pro」のレビューでした。

前モデルよりもメモリやチップセットがパワーアップしたことで、通常の時計利用やブラウジングなどの動作の軽快さは着実にアップしています。

ただ、円形ディスプレイ故の制約はもちろん依然としてあって、四隅にあるボタンはタップできませんし、ゲームのようにある程度のピクセル数を要求するアプリは、動いたとしても実質使えません。

あくまでスマートウォッチとしての利用をベースに、通話やメール、webブラウジングもできちゃいます、くらいの期待値でいるのがいいと思います。アプリがなんでも使い放題!スマホと同じ!みたいに考えていると、丸い画面に阻害されます……。

SIMが刺さって電話もメールもできて、カメラで撮影できて、さらにAndroidアプリが入れられるという夢とロマンのスマートウォッチ、気になった方はぜひチェックしてみてください。

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