iPad miniを「FMV LOOX U」化できるキーボードカバーが意外と良かった

iPadOSでのキーボード操作が快適に進化したことで、iPadと接続して使うBluetoothキーボードの人気が高まっています。新製品も多く出ているジャンルです。

ノートパソコンを完全に代替して仕事に使えるかと言えばそれはさすがに無理ですが、iPadのアプリでできることであれば、むしろパソコンよりも快適に操作できることも少なくありません。

そんな中でもデイリーガジェットが俄然注目しているのが、iPadをクラムシェル(画面開閉式の一般的なノートパソコン)形状にできるタイプのキーボードカバーです。

↓で、アマゾンで購入できる同タイプのキーボードカバーをすべて購入して比較レビューしました。

今回は、iPad miniに装着してノートパソコン(クラムシェル型)として使えるキーボードカバーをまとめてレビューしていきます。 ...

上記レビューした際には購入できなかったのですが、現在購入可能になったのが、今回ご紹介する↓のキーボードカバー「ProCase iPad Mini 5 / Mini 4」です。

いきなり狂った形状ですが、これは何かといえば、かつてあった富士通製UMPC(超小型ノートパソコン)「FMV BIBLO LOOX U/B50」と同じ機構です。

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ディスプレイ部を開き、それが180度回転し、またパタッと閉じるとタブレットになるというもの。

何が良いかといえば、ノートパソコンとしてもタブレットとしても使える点です。

アマゾンの↓のページで、定価税込4,299円で販売されています。また、現在は10%OFFクーポンが適用可能なので、3,000円台で購入できます。

ちなみにこの「FMV BIBLO LOOX U/B50」ギミックですが、↓でレビューした「One-Netbook A1」というWindows UMPCも同様のギミックを備えています。ギャルゲーのプレイにピッタリの一台です。

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One-Netbook A1の方は現在、株式会社テックワンの直販サイトとアマゾンで販売されていますが、直販サイトの方では3,000円OFFクーポンが適用できます。(アマゾンの正規品は売り切れ中)

クーポンコードは「NGMS3HBAKH」なので、購入する方は活用ください。(1/31まで)

それでは、さっそくiPad mini 5で、ProCaseをレビューしていきます。

外観チェック

外観や使い方をざっと見ておきましょう。

同梱物は、カバー本体のほか、充電用micro USBケーブルです。

ヒンジに挟むタイプでなく、背面ケースに装着するタイプ↓なので、iPad miniの背面も保護してくれます。このタイプのキーボードカバーは背面保護がないものが多いので、これはグッドです。

電源を入れて、iPad側からBluetooth接続をタップするだけで使えます。ケースはmicroUSBで充電します。

画面を開き、ぐるりと180度回転させて……

パタンと倒すと、↓のようにiPad miniをタブレットとして使うことが出来ます。

もちろんiPad mini単体で使うよりも重くて大きくなりますが、クラムシェル化するカバーとしてタブレット利用もできるようになっているというのは、冒頭のレビューを見ていただいても分かりますがかなり貴重です。むしろ唯一です。

文字入力などクラムシェル利用がメインだけど、たまにタブレット形状でも使いたい、という方にピッタリです。

画面側とキーボード側には、↓のように若干の隙間があります。

フィット感良好

特に背面カバー部分のフィット感はかなり良好です。

カメラ穴やスピーカー穴、イヤホンジャックや電源・音量ボタンの周りも、結構ギリギリまで保護してくれます。

画面が180度開く

画面は、180度まで開きます。

↓よりさらに広く開きます。

ただ、クラムシェル形状できちんとスタンドさせられるのは↓くらいまで。

これよりも開くと、↓のように画面側に倒れてしまいます。

ただ、この開角は、同様のケースの中ではかなり広い方です。(冒頭レビュー参照)

なお、本カバーは画面の開閉や180度回転時、それなりに固いです。力を入れて開け閉め・回転させる必要があります。よく言えばしっかりした作りです。

この手のギミックを採用している商品はどれもそうですが、ヒンジ部の強度は気になりますが、2週間ほど使っている中では、まだ壊れてはいません。

キーボードは打ちやすくてバックライト付き

キーボードはUS配列でバックライト搭載です。

iPadOSは日本語配列でも英語配列でも修飾キーのバインドを変更できるので快適です。(冒頭レビュー参照)

また、このキーボードはストロークが深めで、打鍵感もしっかりしています。チープな感じがなく、このタイプのキーボードの中では作りは結構良い方です。

重さは難点

タイトル通りなのですが、iPad mini 5に装着すると、合計で実測749gになります。↓

世の中にはこの重さで13インチのノートパソコンもありますので、キーボードケース付きのiPad miniとしては軽くはありません。

ただ、持ち運び用クラムシェル端末としては軽いですし、Apple純正のMagic Keyboardを付けた11インチiPad Proは1kgを超えたりするので、それよりはだいぶ持ち運びしやすいです。

なによりiPad miniの7.9インチでキーボードもついているというサイズ感は最高です。

比較レビューランキングで言うと2位!

冒頭にも出した↓の比較レビューでは、各キーボードケースをランキングで示しています。

今回は、iPad miniに装着してノートパソコン(クラムシェル型)として使えるキーボードカバーをまとめてレビューしていきます。 ...

ここに、今回のProCaseが入ると第何位になるかといえば、2位です。

Brydgeほどの完成度ではありませんが、クオリティはかなり高い方だと思います。背面保護がついている点、FMV LOOXUギミックでタブレット利用ができる点などもユニークで、高評価の理由です。

また、↓で10%OFFクーポンが適用でき3,000円台で購入できる今であれば、コスパも高めです。

iPad miniで文字入力をよく行う方、UMPC大好きな方などは、ぜひチェックしてみてください。

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