【シリーズ往年のUMPC名機】富士通 FMV-BIBLO LOOX U/B50【GPD MicroPCのご先祖様!?】


「シリーズ往年のミニPC名機」とは 小さいPCが大好きなデイリーガジェット編集部が厳選した、ガジェット魂の琴線に触れるミニPCの名機を、機種の古今東西問わず紹介していく連載です。 [シリーズ記事一覧]


さて、今回は、富士通が2008年に出した画面回転式UMPC、「FMV-BIBLO LOOX U/B50」です。

デイリーガジェット読者の方が「ぜひ記事にしてほしい」と、わざわざ秋葉原まで実機を持ってきてくださいました。

下記で記事にしたVAIO Type-Pと同世代ですね。日本メーカーのUMPC隆盛期の最後くらいに位置するモデルです。

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また、本機は、現代の有名UMPCメーカー、GPDの最新モデル「GPD MicroPC」のご先祖様的モデルで、形がよく似ています。

GPDが発表し、2019年にIndiegogo上でクラウドファンディングを開始する予定のGPD MicroPC。新型のUMPC(超小型PC)...

実際、GPD公式Twitterにも、下記のようなネタツイートがコメントバックされているくらいです。

それでは早速見ていきましょう!

まずは基本スペックから

ATOM搭載、OSはVistaと、「あの頃」の典型的スペックです笑

  • FMV-BIBLO LOOX U/B50
  • 型名:FMVLUB50
  • OS:Windows Vista® Home Premium with SP1 正規版
  • CPU: インテル® Atom™ プロセッサー Z530
  • RAM: 標準1GB/最大1GB
  • ディスプレイ解像度:1280×800ドット 1677万色
  • パネルサイズ:5.6型ワイド
  • HDD: 約60GB
  • カメラ:内蔵(有効画素数約130万画素)
  • ワンタッチボタン:辞書ボタン、ズームボタン
  • ポインティングデバイス:
    • 標準内蔵(スティックポイント)
    • タッチパネル式液晶(ペン入力)
  • 指紋センサー:標準内蔵(スライド方式)
  • 拡張:
    • Bluetooth®
    • CFカードスロット CFカードスロット(TYPEI/II×1スロット)
    • ダイレクト・メモリースロット SDメモリーカード対応
    • インターフェース 外部ディスプレイ端子
    • マイク・ラインイン兼用端子
    • ヘッドホン端子
    • USB2.0×1
  • バッテリー稼働時間:
    • 内蔵バッテリパック 約5.3時間
    • 内蔵バッテリパック(L) 約11.1時間
  • 外形寸法(W×D×H):
    • 171×135×26.5~33.0mm[内蔵バッテリパック装着時]
    • 171×155×26.5~33.0mm[内蔵バッテリパック(L)装着時]
  • 本体質量(バッテリパック含む):
    • 約565g[内蔵バッテリパック装着時]
    • 約670g[内蔵バッテリパック(L)装着時]

Type-Pもそうなのですが、実際に使っていると、なかなかストレスのたまるマシンだったはずです。

ですが、この時代のUMPCには、様々な野心的ギミックが詰まっていました。

このLOOK U/B50も同様です。

まず一番分かりやすいのは、画面回転式ですね。

画面がクルッとまわって、裏返しに折りたたむことが出来ます。

そうすれば、下記のようにタブレットになります。

まさにいま流行の2-in-1の先取りです。

もちろんタッチパネル対応液晶です。

この点、タッチパネル非対応のGPD MicroPCとは異なります。

また、これまた近年流行の、Apple iPad ProやGalaxy Noteシリーズにも搭載されたスタイラスペンにも対応。

ポインティングデバイスは、下記キーボード側一番上の両端に見える部分です。

右側、ボツボツがついている方は、押し込んだ方向にポインタを動かすことができ、左端の二つのボタンが、マウスの右・左ボタンに対応します。

また、画面中央下には、3つの物理ボタンが付いていて、左からキーボードライト、辞書、画面の縦横回転になります。

画面の縦横回転が、センサーでなく物理ボタンで搭載されているあたり、下記記事でご紹介したシャープのW-ZERO3に似ていますね。

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あちらはスマホの先駆けでした。

画面の右下に見えるのは、指紋センサです。

今回本機をご紹介いただいた読者の方は、下記のようにWindows 10にアップグレードしていました。

ただ、動作はかなりもっさりでした笑

ルノアールで、読者の方と本機で写真を編集してみたり、色々と試しましたが、「あの頃のストレス」が蘇ってとても懐かしい気持ちになりました。

本体前側側面には、独自の拡張ポートがあります。

VAIO Type-Pにも似たポートがあります。

左側面には、下記に見えるようにイヤフォンジャック、マイク、USB、SDカードスロットと、拡張性満載です。

右側面は、CFカードスロットと、充電用端子があります。

画面を閉じるとこんな感じです。

色々詰まったメカメカしい外観が最高にかっこいいです。

Gemini PDAとのサイズ比較

ちょうど筆者はGemini PDAを持参していたため、ルノアールでその場でサイズ比較をしてみました。

まず本体サイズですが、幅はほぼ同じです。奥行きはLOOXの方がだいぶ長いですね。

厚みは、さすがに時代の流れを感じるほど違います。

Gemini PDAの倍はあるでしょうか。

キーボードは、横幅はよく似ていました。

キーピッチが、LOOXは15mmに対し、Gemini PDAは14mmなので、LOOXの方が若干広いです。

配列も、Gemini PDAほど変則的ではないため、タッチタイプも慣れれば十分可能です。

クッションのようなフワッとする独特の打鍵感があります。

ストロークも深いため、配列も含め、打ちやすさはGemini PDAより上だと感じました。

日本メーカーのマシンだけあって、日本語JISキーボードに必要なキーが、必要な場所にあることが嬉しいですね。

ただしファンクションキーは、F1〜F6と、F7〜F12が兼用になっています。

このあたり、ファンクションキーが2段になっているGPD MicroPCと似た工夫を感じます。

(GPD MicroPCは小型タッチパッドが右上にあるため、いっそうキーボードが圧縮されて変則的になっています)

指を添えたらこんな感じです。

窮屈に見えますが、UMPCにしてはかなり打ちやすいほうだと思います笑  

おわりに

いかがでしたか?

今回は読者の方に実機を持参いただいたため、思い出話をしながら楽しく記事を作れました。

私を含めてUMPCファンは、小さい筐体でフルWindowsが使えるということに悦びを感じ、苦労しながらそのマシンで色々な作業を無理矢理やりたがる特殊な人種だということがあらためて分かりました笑

今後も、このシリーズは継続していきますので、リクエストなどありましたお気軽におよせください!

おわり

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コメント

  1. GACHA より:

    LOOX U懐かしいです。
    この機種は注文はしたのですが、メーカーとちょっとした行き違いがあって結局買いませんでした。
    この後こんなに凝ったUMPCは日本のメーカーから出なくなってしまいましたので、買わなかったことを後悔した記憶があります。
    これって、XP化とか出来たんですかね?
    XPで動かせれば、快適度がかなり違ったのではないかと・・・