GPD WIN 3購入レビュー!小型で爆速で高コスパな携帯型ゲーミングPC【Cyberpunk 2077もプレイ可能】

届きました!

新型ゲーミングUMPC(超小型ノートパソコン)「GPD WIN 3」です!

おなじみUMPCを多数リリースしているGPD社の最新ゲーミングUMPC。

▼画面はCyberpunk 2077

最新Tiger Lake世代のCore i5またはi7プロセッサを搭載、スライド式キーボードを備えた5.5インチの小型筐体。重量わずか556g。

しばらく会社をサボって遊び続けていましたので、今回はその実力をお伝えしたいと思います。

処理性能の高さもさることながら、これまでGPD社が蓄積した携帯型ゲーミングPCとして必要な・便利な機能を盛り込んだ、非常に完成度高い一台。

どこへでも持ち運んでストレスなくPCゲームを楽しめます、と自信をもって言える完成度。

かなり最高です、これ。

どこで買えるの?

日本の代理店では、株式会社天空とリンクスインターナショナルが取り扱っています。

著名ECサイトのBanggoodでも取り扱っており、それぞれの価格は下記の通り。

今回は、一番安いBanggoodで、Core i7版のシルバーを購入。技適もついています。

上記のBanggood限定クーポンコード適用で値引きになりますので、購入の際はご活用下さい。

外観とスペック

それでは、外観をチェックして、スペックを確認しておきます。

まず同梱物から。↓のように、本体のほかスクリーンプロテクタ、USB充電器、USB Type-C to Cケーブル、マニュアル類が入っていますよ。

そして本体です。

おなじみXboxタイプの標準的なゲームコントローラーが一体化しています。L1/L2、R1/R2、ABXY、十字キー、左右ジョイスティックのほか、Xboxボタン、START/SELECT、指紋認証センサなどが詰まっています。

そして本機のアイコニックな特徴であるスライド式キーボード。画面を上部にスライドさせると、↓のように出てきます。

バックライト付きで、押すと振動フィードバックがあります。

GPD WIN2などと同じく、親指でポチポチ押します。特に入力しづらいことはありませんが、さすがに長文入力などは難しいです。

ゲームのチャットやID/パスワード入力などに主に使います。

スペックは下記の通り。Core i7版がブラックとシルバー、Core i5番がブラックです。今回はCore i7版のブラックを購入。

  • OS:Windows 10 Home 64ビット版
  • カラー:ブラック/シルバー
  • CPU:
    • ブラック / シルバー:
      • 第11世代インテル® Core™ i7-1165G7
      • 12MBキャッシュベースクロック2.8Hz 最大4.7GHz (TDP 15-20W, 20-25W, 25-28W, BIOSで設定)4コア8スレッド
    • ブラック:
      • 第11世代インテル® Core™i5-1135G7
      • 8MBキャッシュベースクロック2.4Hz 最大4.2GHz (TDP 15-20W, 20-25W, 25-28W, BIOSで設定)4コア8スレッド
  • GPU:インテル® Iris Xe グラフィックス
    • 最大解像度HDMI 4096 x 2304 DP 7680×4320 DX12.1
  • RAM:16GB LPDDR4x-4266
  • ストレージ:1TB
    • (PCIe NVMe1.4 PCIe 3.0/4.0 M.2 2280 SSD)PCIeGen3.0×4 /SATA3.0接続
  • ディスプレイ:5.5インチ(1280×720)
  • インターフェース:
    • 1xThunderbolt 4 USB 3.2 Type-C (専用ドッキングステーションに接続)
    • 1xUSB 3.2 Type-A
    • 1x音声入出力:3.5mm ヘッドセット&マイクロフォン
    • 1xThunderbolt 4
  • 無線LAN/Bluetooth:
    • Wi-Fi6 (IEEE802.11 ax/ac/b/g/n, 2.4GHz&5GHz準拠)、Bluetooth5.0
  • 拡張ストレージ:microSDカード(SDXC A2クラスサポート)
  • 入力デバイス:Chocolateキーボード(QWERTY)、マウスパッド、内蔵アナログコントローラー(アナログ×2 / 十字キー / A/B/X/Yボタン L1/L2/L3 R1/R2/R3(L2/R2はアナログ信号) / スタート / メニュー / Xboxボタン / カスタムキー)
  • 冷却ファン:デュアルファンアクティブ冷却方式(液冷パイプ、空冷)
  • バッテリー駆動時間:最大11時間
  • 付属品:1×65W PD対応ACアダプター
    • 1×Type-Cケーブル
    • 1×説明書(保証書)
  • 外形寸法:198mm(W)×92mm(D)×27mm(H)
  • 本体質量:560g

Tiger Lake CPU、GPUはXeでRAMが16GB、1TB SSD搭載と基礎体力十分なうえに、Wi-Fi6やThunderbolt 4などの最新仕様にも対応。

ディスプレイ解像度はFullHDありませんが、GPD WIN2を見たことがある方なら分かると思いますが、5.5インチなのでドットの荒さなどは全く感じません。

むしろ高精細で表示クオリティは高いです。

本体上部には、R1/R2、L1/L2ボタンのほか、電源ボタン、音量ボタン、イヤホンジャック、USB Type-A、排気穴が並びます。

左側面には、microSDカードスロットと、入力切り替えスイッチ。スイッチは、コントローラーを、マウスとして使うかゲームコントローラーとして使うかを切り替えられます。

底面には充電用USB Type-Cとデュアルスピーカーです。

背面には、二つのボタンが左右についています。これらは何かというと、持ったときの右側が「Ctrl + Alt + Del」で、左側が「Esc」です。スライド式キーボードを出さずとも、ゲームプレイにおいてよく使うキーを登録しておくもので、カスタマイズ可能。

重量は実測で約556g。かなり軽いです。

かなり小さい!大きさ比較

本体はこのように、片手サイズです。500g台でこのサイズなので、入れようと思えばポケットにも入れられます。

iPad miniと比べるとこんな感じ。

↓でレビューした6.67インチスマホ「POCO F3」と比較するとこんな感じ。POCOもゲームに使っています。今はラグナロクオリジン。

今回は、シャオミの6.67インチ5G対応SIMフリースマホ「POCO F3」をレビューしていきます。 Snapdragon 870搭載...

とまあこのように、筐体は軽くて小さいです。

Nintendo Switchよりも厚みはありますが、筐体は一回り小さいイメージ。

とにかくPCゲームのプレイが快適!その理由

本機は、PCゲームプレイがとにかく快適です。

まずは処理速度。高い要求スペックのCyberpunk 2077も、↓のように問題なくプレイできます。面白いですCyberpunk。

第10世代を搭載したGPD WIN Maxでは、↓のようにどう頑張っても動きませんでしたので、処理性能の進化に感動です。

GPD WIN Max、最高ですよね。私は愛用しています。 GPD WIN Maxは2020年晩夏に出たばかりですが、早くも↓のGPD...

CyberpunkやGTA5、FORTNITEをはじめとしたFPSなど、ゲームコントローラーでグリグリプレイするタイプはもちろんのことですが、コントローラーはサイドのスイッチでマウスとして使うこともできますので、↓のようなコントローラー非対応のノベルゲーも快適です。

マウス操作に対応していない古いタイプのゲームでも、スライド式キーボードでキーボード操作ができます。

つまりあらゆるタイプのゲームを、この小さな筐体だけでプレイできるわけです。

また、クラムシェルタイプのノートパソコンですと、使うたびにデスクに置いて画面を開く必要がありますが、本機は左上の電源ボタンを軽く押して、右下の指紋認証センサでサクッとログインできます。

立ち上げに至るストレスや待ち時間がなく、スマホやタブレットと同じくらい手軽です。

小さな筐体を思い立ったときに取り出して、サッと起動してすぐにゲームコントローラーでプレイ開始。

Windowsマシンでこれほどゲーム開始までがスムーズなものはありません。

また、充電はUSB Type-Cでできますので、モバイルバッテリーでも充電できます。

自室でも外出先でも、とにかくいつも小脇に置いておきたくなる取り回しの良さ。それでいてのちほどベンチマークを見るように、かなりの爆速なのでたまりません。

Cyberpunk 2077など重いゲームをプレイしていると、ファンが回り熱を持ちますが、そこまで不快なレベルではありません。

Cyberpunkが動く時点でほとんどのPCゲームはプレイできますが、さらなる処理性能を持たせたければ、USB3.2 Type-CはThunderbolt4対応なので、外部GPUボックスにも繋げられます。

ストレージが1TBで足りなければ、microSDも外部ストレージもそうですし、M.2 SSDを換装することもできます。すげえ!

据え置きの普通PCとしても便利に使える

快適にゲームプレイできるよう考え抜かれた設計なのですが、本機は普通のPCとしても便利に使えます。

そもそもTiger Lake世代Core i5/Core i7搭載PCとして考えても、これだけのモリモリスペックで10万円台前半というのは安いです。

マウス操作は、GPD WINシリーズおなじみの右ジョイスティックでカーソル移動、L1/R1で左右クリック、十字キーでスクロール、R2でカーソル速度アップというものです。

画面やキーボードは、さすがにドキュメント作成などには向きませんので、その場合は外付けディスプレイやキーボード、マウスを使います。

↓のようにGPD純正のGPD WIN 3用ドッキングステーションもありますし、

↓のような一般的なUSB Type-C接続のUSBハブでもOKです。

これらを使って、マウスやキーボード、ディスプレイに接続すれば、普通に高速なPCとしても快適に利用できます。

ベンチマークスコアがすごい

ベンチマークスコアを見ておきましょう。

まずFF14ベンチですが、驚きの10,080ptsで1万超えです。当然非常に快適にプレイ可能。

また、CINEBENCH R23では、シングルが1,473pts、マルチコアが4,285ptsです。

シングルコア性能はぶっちぎりです。

マルチコア性能も、ちょい前世代のHQシリーズのCore i7を超えています。

CrystalDiskMarkは↓の通り。ストレージアクセスも高速です。

かなりおススメの完成度

本機をしばらくいじり倒して、「ああ、ようやく普通に快適にゲームプレイができる携帯型WindowsゲーミングPCが登場した」と感じました。

処理性能の高さはもちろんのこと、ゲームコントローラーのクオリティ、背面ボタンや、起動~認証~ゲームプレイに至るエクスペリエンスなど、あらゆる点でゲームプレイに特化した快適設計です。

また、第11世代Core i5/i7搭載PCとしてもコスパ高く、ディスプレイやキーボードを接続すれば普通に高速なPCとしても利用できます。

というわけで、ゲーム用としても普通のPCとしても、かなりオススメの一台となっています。

上記のBanggood限定クーポンコード適用で大幅値引きになりますので、購入する際はご活用下さい。

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