新型15,000円タブレット「BMAX MaxPad I10」実力をレビュー【コスパ高い】

今回は、新型の格安タブレット「BMAX MaxPad I10」をレビューしていきます。

最大の強みは価格です。処理性能見合いで他モデルと対比したときの価格は最安値級となっています。

2020年夏モデルの代表選手であるTeclast P20HDよりも倍近くの処理性能を持ちながら、1万円台半ばで購入可能。

現在、Banggoodのこちらのページで15,425円でセール中なのが最安値です。

ほか、AliExpressのこちらのページでは16,857円となっています。

もちろん、後述するように価格とトレードオフになっている部分もありますので、そういった点を勘案して検討する必要があります。今回のレビューで、詳しくご紹介します。

というわけで、さっそく見ていきましょう!

外観・スペック・同梱物

まず同梱物です。

タブレット本体のほか、充電用USBアダプタ、USB Type-A to Cケーブル、マニュアル、SIM/microSDスロット用ピンというシンプル構成。

ピンは箱の中の意外な場所に収納されていますので、探してみてください。

アダプタは海外プラグですが、変換プラグが同梱されます。それがなくとも5V/2Aなので、手持ちのACアダプタで出力が不足することはないでしょう。

スペックは下記の通り。

  • モデル:BMAX MaxPad I10
  • CPU:UNISOC T610
  • GPU:Mali G52-3EE
  • OS:Android 10.0
  • RAM:4GB LPDDR4
  • ストレージ:64GB eMMC
  • 拡張ストレージ:microSD(最大2TB)nano SIMの2枚目と排他
  • ディスプレイ:10.1インチ(1920×1080)
  • カメラ:リア5MP、フロント2MP
  • バッテリー:6,000mAh(3.8V)
  • サイズ:245 x 164 x 8.8mm
  • Wi-Fi:802.11 a/b/g/n/ac
  • Bluetooth:5.0
  • バンド帯:
    • GSM:B2/3/5/8/W:B1/5/8
    • FDD:B1/3/5/7/8/20
    • TDD:B34/39/40/41

4GB/64GB、10.1インチFullHD、6,000mAhバッテリーとミッドエントリーで標準的な構成ですが、microSDとnano SIMによるモバイルデータ通信に対応しています。

気になるCPUですが、後述するベンチマークスコアはシングルが364、マルチが1,338です。

下記でレビューした2020年夏モデルのTeclast P20HDやBlackview Tab 8、Alldocube iPlay 20よりもシングルコアは倍ほどの性能になります。マルチコアは倍まではいきませんが、60-70%は高速化しています。

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T618はシングルコアが約400、マルチコアが1,500なので、これに迫る性能です。

価格はiPlay 40の最安値がこちらで約24,000円、Teclast M40がこちらで約17,000円ですので、iPlay 40よりは1万円近く安くなっています。

というわけで、処理性能対比での価格は最安値級となっています。

背面はメタルです。BMAXのロゴがあります。これは無い方がいいですね。

背面には技適番号がプリントされています。

厚さ8.8mmなので、iPadなどと比較すると厚みを感じます。

上部には、↓のようにmicroSD/nano SIMスロットと、2つのスピーカー。

左側面には、マイクと充電用USB Type-Cポート、音量、電源ボタン、3.5mmイヤホンジャック。

カメラ部は1-2mm出っ張っています。

SIMはmicroSDとの排他方式(nano SIM 1枚+microSD、もしくはnano SIM 2枚)。

デュアルSIMなので、ネットワークのSIMステータスは2つ表示されます。

重量は実測で570g。それなりにズシリ感があります。

ディスプレイ・タッチ品質

ディスプレイを見ていきましょう。

iPlay 40と比較すると、↓のように輝度は大きく変わりませんが、ベゼルが少し厚くなっています。(右が本機)

はじめからフィルムが貼られているので、貼られていないiPlay 40と比較すると、フィルムがある分、色味の鮮やかさは劣る印象。

気になる方はフィルムを剥がしましょう。私は速攻で剥がしました。

剥がすと、表示品質だけでなく、下に書くタッチ感度もだいぶ改善します。

色味については、若干青み強めのTeclast M40に近い見た目です。

リフレッシュレートは59Hz。タブレットとしては標準的。

マルチタッチは10点対応です。

タッチ感度は、はじめのフィルムが貼られた状態では引っかかりを感じます。

↓は開発者オプションでタッチ軌跡を表示したところ。タッチサンプリングレートは標準的ですが、斜め下にスッと真っ直ぐ引いても、フィルムの摩擦でガタついた軌跡になります。

フィルムを剥がすと↓のようになります。スワイプが滑らかになっているのが分かると思います。

はじめ、ディスプレイを見て触って、少しくすんだ見た目とタッチ感度の悪さに「はああ!?!?」と思ったのですが、フィルムを剥がしたらだいぶ良くなりました。

というわけで、フィルムは剥がすことを強くオススメします。(ちなみにフィルムは2枚貼られています。2枚とも剥がしましょう)

フィルムを貼る派の方は、10.1インチFullHD向けの透明度の高いガラスフィルムに貼り替えた方がよいでしょう。

バッテリー

バッテリーは、輝度最大で画面ONにし続けると、1時間あたり11~15%の消費です。

主にブラウジングと動画視聴なので、ゲームであればもうちょっと減りが早いでしょう。

スマホほど頻繁に立ち上げないことを考えれば、1日くらいは十分持ちます。

セキュリティレベル・センサ類

widevineのセキュリティレベルは、一般的な中華タブ同様にL3です。

つまり、NetflixやアマゾンプライムビデオではSD画質になります。10.1インチなので荒さは気になると思います。

YouTubeでは問題なく高画質再生が可能です。

センサー類は、加速センサのみ搭載。ジャイロ非搭載なので、ポケモンGOのARモードや、タブレットを傾けてハンドル操作を行うレーシングゲームなどは非対応になります。AR重視の方は気をつけましょう。GPSは搭載しています。

スピーカー・カメラ品質

サウンド品質は、音質・音量いずれも低いです。

幸いイヤホンジャック搭載なので、BGMや動画の音声をキレイに聞く場合はイヤホンを使いましょう。

タブレットなので撮影用に買う方は少ないとは思いますが、一応カメラも見ておきます。

背面5MP、フロント2MPなので、本当にオマケです。

↓のように、15年前のデジカメレベルです。

Xperia 5 IIで同じシーンを撮影すると↓のようになります。全然違います。当たり前ですが。

というわけで、カメラとスピーカーは期待しちゃダメです。

ベンチマーク

最後にベンチマーク見ておきましょう。

スペックの項でも触れましたが、Geekbench 5のスコアは、シングルが364、マルチが1,338です。

近いスコアの機種は、まずシングルがこんな感じ。↓

こちらはマルチコアです。↓

ストレージ読み書き速度は、eMMCの典型的なスピード。

GFXBenchスコアは293.1です。

3DMarkのスコアは下記の通り。

ゲームは、荒野行動など重めのオンラインのFPSでも、画質設定低~中であれば問題なくプレイ可能です。

まとめ:ダメポイントもあるがコスパは高い

以上、新型格安タブレット「BMAX MaxPad I10」を見てきました。

サウンドやカメラなど、1万円高いiPlay 40などと比較すると劣る部分もあるものの、処理速度はこの価格にしては高く、ゲームを含め多くの用途ではサクサク動いてくれます。

1.5万円という価格を考えると、コスパはかなり高いでしょう。

というわけで、使える格安タブレットが欲しい方は、チェックしてみてください。

現在、Banggoodのこちらのページで15,425円でセール中なのが最安値です。

ほか、AliExpressのこちらのページでは16,857円となっています。

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