今回は、ちょっと高性能なwebカメラをレビューします。
webカメラは、ご存じUSBに挿してPCのディスプレイ上部に置いて、主に動画チャットや(同じですが)遠隔会議などに使うカメラ。
テレワークが広がってきた昨今人気急上昇のアイテムです。元々結構地味な存在でしたが、アキバでも売り切れが出るほど需要が高まっています。
今回レビューする「eMeet Jupiter」は、通常2,000~5,000円程度が多いwebカメラの中にあって、高価格帯なモデル。
eMeet製品は、上記記事でも様々な軸で比較して総合力No.1でしたし、↓のスピーカーフォンも使い勝手や性能面で優れています。
今回のJupiterは、AIオートフォーカスがウリの一台。
通常税込23,999円で販売されています。現在は、↓のアマゾンのページで10%OFFクーポンが適用できます。
それでは、さっそく見ていきましょう!
外観やスペック
同梱物は、カメラ本体、USBケーブル、マニュアル類となっています。
カメラは一般的なwebカメラと比べて特に奥行きが長くなっています。
解像度は200万画素で1080p/30fpsと一般的ですが、最大96度の広角撮影や自動光補正、ノイズリダクション、スピーカー・マイク内蔵などの機能を搭載しています。
背面にはUSB Type-Cポート。ここに付属のケーブルを挿して、もう片方のUSB Type-AをPCに挿して使います。
上部に空いた穴はスピーカーです。
底面には三脚穴。三脚に据え付けて撮影もできます。
可動域が広く、上下方向に最大↓まで開きます。
左右に首振りも可能で、最大↓まで振り向けます。
また、蓋もついていますので、使わない時は↓のようにレンズを隠しておけます。
重量は実測で約215gです。
実際の性能
さて、実際に使ってみましょう。
まず良いなと思ったのが、暗所撮影性能です。
↓が光量十分な状態で撮影したもの。
そして↓が、ブラインドと蛍光灯を消して撮影したものです。ほとんど遜色なく撮れています。
ウリのフォーカス機能ですが、これが活きるのは複数の人間が映っているシーンです。そういったシーンでは、各人の顔にちゃんとフォーカスされ、端の方の誰かがぼやけているとか、そういう状態を避けてくれます。
上記の写真を見ても分かるように、モノであっても全体的にキレイに撮れていて、ボケている部分はあまりありません。
96度ですが、周縁部の歪みも少ないです。
センサはあくまで200万画素ですので、驚くほどキレイな映像を撮ってくれるようなカメラではありません。
明るい場所での撮影品質は、数千円のwebカメラとそれほど変わりません。
ただ、複数人物が写っていたり、光量が少なかったりといったシーンでも安定して見やすく撮影してくれて、音もノイズを低減して360度全体で拾ってくれます。
スピーカーはキレイな音が出るわけではありませんが、オンライン会議の音声を流す用途でしたら問題ないでしょう。このサイズで結構な音量が出ます。
というわけでまとめますと、本機は数千円のwebカメラと比べて、様々なシーンを人物中心に見やすく撮影する自動補正が効いているというのが最大の特徴であり強みです。
レンズやセンサの性能は特に目立って高いわけではありませんが、そこから入ってくる光の情報を、遠隔会議利用に最適なようにソフトウェア処理をしてくれます。
製品の立ち位置としては結構ユニークですね。
これに2万円出すかどうかはニーズやユースケースによりけりかなと思います。
そんなに遠隔会議の画質にこだわらないのであれば不要でしょうし、複数人で会社利用で、廉価なwebカメラに不満があるような方ですと便利かもしれません。
「eMeet Jupiter」はアマゾンの↓のページで税込23,999円で販売されています。現在は、10%OFFクーポンが適用できます。
気になった方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
デイリーガジェットYouTubeチャンネル!
(”ほぼ”毎日更新中!)
デイリーガジェットでは、UMPC(超小型PC)、スマホ、タブレット、レトロPCをはじめとして、商品のレビューやインタビューの動画を、YouTubeに”ほぼ”毎日公開しています。
デイリーガジェット動画部のVTuberである風林火山朱音とケンがゆるい感じにレポートしています。
ぜひ↓からチャンネル登録をお願いします!