今回は、携帯型ゲーム機を多数リリースしているAnbernicから新登場した、ゲームボーイとスーパーファミコンを合わせたようなデザインの新モデル「Anbernic RG35XX」をレビューしていきます。
カラバリは3色ありますが、今回のレビュー品を含めて、うち2色が透明ボディです。中の基板が見え、IPSディスプレイの表示も美しい一台。これで、プレイステーションやスーパーファミコンなど、多数のゲーム機のエミュレーターを搭載しています。
本機は現在、同社公式ストアのこちらのページで7,599円で販売中。(別途送料1,699円がかかります)
カラバリは↓の3色。透明と、グレーと、透明パープルです。今回のレビュー品は透明パープルです。
手のひらサイズで快適にゲームがプレイできる魅惑のゲーム機です。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
同梱物は、ゲーム機本体のほか、マニュアル、スクリーン保護シートキット、充電用USB Type-A to Cケーブルです。
マニュアルは英語と中国語ですが、特に難しいことは書いてありません。本体のメニューは日本語化できますので、不便はありません。
本体を見ていきましょう。
まず前面には3.5インチ(640×480)IPSディスプレイと、十字キー・A/B/X/Yボタン、START/SELECTボタン、メニューボタンです。ゲーム中にメニューボタンを押すと、途中セーブや一時停止など様々な操作が可能。
背面にはR1/R2/L1/L2ボタンです。
本機のSoCはCortex-A9のクアッドコア、GPUはPowerVR SGX544MP、RAMは256MB DDR3、ストレージはmicroSDを使い、64GBカードがついています。OSはLinuxベースで日本語対応、下記複数ハードのエミュレーターが搭載されています。
バッテリー容量は2,100mAhで、連続5時間稼働。振動モーターを内蔵しています。
サイズは11.7×8.1x2cmとなっています。
バッテリーパックは背面下部に↓のように見えます。ネジを外して内部アクセス可能。
右側面には、2つのmicroSDカードスロットと電源ボタン、リセットボタンがついています。
左側面には、音量ボタンです。
上面にはmini HDMIポート。ここから外部ディスプレイ出力が可能です。外部ディスプレイとワイヤレスコントローラーを使えば、据置ゲーム機のように使えます。
インディケーターですが、起動中は緑に、バッテリーが切れそうな時は赤に、充電中は黄色に光ります。
底面には充電用USB Type-Cポートと3.5mmイヤホンジャックです。
右下にはシングルスピーカー。ボタンの質感、押し心地、ディスプレイ表示品質、スピーカー音質など、いずれも高レベルです。
重量は実測で167gでした。
RG353Vとのサイズ比較
本機の見た目は、↓でレビューしたAnbernic RG353Vによく似ています。
Anbernic RG353VはAndroidとLinuxのデュアルブートに対応し、ジョイスティックもついた最高な一台でした。
今回のRG35XXはAndroidには対応せず、見たとおりジョイスティックもなく、よりシンプル化・小型軽量化・低価格化したエミュレーターでのゲームプレイに特化した一台です。
というわけで本体を横に並べて比較してみましょう。
まず前面ですが、ジョイスティックがない分、↓のように本機の方がコンパクト。ディスプレイサイズは同じです。
背面の作りもよく似ています。↓
縦長になっている点をのぞけば、ほぼ同じような筐体と考えていただいて大丈夫です。
機能・使い勝手
Anbernicはとにかく大量に携帯型ゲーム機をリリースしているだけあって、システムや筐体の完成度はかなり高いです。
本機も、小型ながらしっかりホールドしてゲームプレイできます。
ポケットサイズで可搬性も高く、それでいて画面は3.5インチで640×480なので、一昔前の据置ゲーム機をプレイするには十分な広さと解像度があります。
設定画面では、様々な項目をカスタマイズできます。
それぞれの項目は明確なので、使い方で迷うことはないでしょう。
ゲーム中にメニューボタンを押すと、↓のような操作が可能。エミュレーターなので、ゲーム自体がセーブに対応していないポイントでも、本機にセーブすることができます。
特に解説が必要な項目は無いと思います。起動して、プレイしたいハードを選択し、ゲームをプレイする、以上です。
完成度高い携帯ゲーム機
以上、Anbernicの新型携帯ゲーム機「Anbernic RG35XX」を見てきました。
筐体・ソフトともに完成度高く価格も安いので、気になった方は、ぜひチェックしてみてください!
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