今回は、One-Netbook社から新たに登場した新型のポータブルゲーミングPC「ONEXFLY」をお借りしたのでレビューします。
↓のようにコンパクトな7インチ画面筐体ながら、8コア16スレッドのRyzen 7 7840Uを搭載したハイパフォーマンスなポータブルゲーミングPCです。
現在、予約受付中で発売は10月14日。
予約はハイビーム公式ストア(ホワイトがこちら、ブラックがこちら)で、現在予約特典として32GB/1TB版が1万円OFFの税込139,800円となっています。
なお、本機は今週開催の東京ゲームショウ2023でも実機が展示されます。
ASUS ROG Allyへの対抗を打ち出した本機、さっそく見ていきましょう!
外観とスペック
本体は↓のように一般的なポータブルゲーミングPC同様で、画面に比して本体のフットプリントはコンパクトめ。
左右下部とジョイスティック部に、LEDライティングが施されています。
スペックですが、CPUにZen 4アーキテクチャで8コア16スレッドのAMD Ryzen 7 7840U、GPUにRDNA 3アーキテクチャのAMD Ryzen 7 780Mとなっていて、昨今のポータブルゲーミングPCとして一般的な構成です。
RAMは32GB LPDDR5x、ストレージは1TB/2TB NVMe PCIe4.0x4 M.2 2280 SSD、ディスプレイは7インチ(1920×1080)IPS、最大輝度450ニト、色域sRGB 100%、最大120Hzリフレッシュレート。バッテリーは12,600mAh/48.5Wh。6軸ジャイロとデュアルモーター内蔵、harman認証デュアルステレオスピーカー、Windows 11 Homeなど。
本体サイズは263.6×98.25×22.6mmとなっています。
本体下部には↓のようにUSB4.0 Type-CとmicroSDカードスロット、デュアルスピーカー穴。
上部には、↓のようにUSB3.2 Type-A、USB4.0 Type-C、3.5mmイヤホンジャックがついています。
背面には↓のように空気穴。
業界で言う「中身が詰まった」印象です。
重量は、↓のように実測で605gとなっています。
なお、ROG Allyが↓のように612gなので、ほぼ同じですが数g軽くなっています。
本機は、↓でレビューしたROG Allyへの対抗を全面に押し出しています。
本機がROG Allyよりもスペック上上回る点として挙げているのが、RAMが32GBである点、バッテリーが12,600mAhと多いが重量は若干軽い点、外装に塗装が施されている点、100mmを切った縦幅などです。
実際、ROG Allyと並べると↓のようにコンパクトになっています。
高さは↓のようにROG Allyの方が少し薄くなっています。
持ち比べた印象ですが、小ささは本機に優位がある一方で、体積あたりの重量は本機の方があるため、みっちり詰まってズシリとした印象です。
ただ、600gというのはとても軽いことには違いありません。
使い勝手とベンチマークスコア
本機は7インチのポータブルゲーミングPCですが、ブラウジングも快適です。左右ジョイスティックや各種ボタンで、カーソル操作やスクロール、クリックなども可能。
16:9のYouTube動画を表示させても、↓のように黒帯出ず全画面で表示できますし、サウンドも良好です。
ベンチマークスコアですが、CINEBENCH R23のシングルコアが1,627pts、マルチコアが12,779ptsとなっています。Ryzen Z1 Extreme搭載のROG Allyと同等のスコア。
CrystalDiskMarkは、↓のように非常に高速。ストレージ読み書きは本機に分があります。
価格差の価値
以上見てきたように、ユーザーが本機と比較検討するであろうROG Allyと比べて、本機は価格こそ数万円高いですが、勝っている点がいくつかあります。
実際に使って感じる優位点は、同等の重量でコンパクトなボディ、ストレージの読み書き速度、ポート類の多さといったあたりです。
そういった点に価値を感じる場合は、十分有力な選択肢になるでしょう。
というわけで、ポータブルゲーミングPCをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!
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