2万円台でハイレゾ・widevine L1対応薄型格安タブレットレビュー!【Doogee T10 Plus】

今回は、タフネス(高耐久性)スマートフォンやタブレットを多数リリースしているDoogeeの新型Androidタブレット「Doogee T10 Plus」をレビューします。

こちら、widevine L1対応でUNISOC T606搭載の2万円台機種なのですが、他の機種との大きな違いの一つがハイレゾに対応している点です。

格安機で音質訴求という珍しい機種になっています。

価格は、アマゾンの↓のページで税込27,900円。現在3,000円OFFが適用できるため、差し引き24,900円でセール中です。

追記:メーカーからクーポン発行されました。「52VNUZ8M」でさらに15%引きになるとのこと。(11/23まで)

それでは、見ていきましょう!

2万円台でハイレゾ対応の格安タブレットレビュー!【Doogee T10 Plus】

外観とスペック

まず同梱物ですが、↓のように本体のほか、マニュアル、保証書、チャージャー、USB Type-C to Cケーブル、SIMピンとなっています。プラグは海外仕様ですが、一般的なUSB-Cチャージャーで充電できますので特に問題ないでしょう。

また、このほかフリップ式のケースが付属します。そちらは後ほど見ていきましょう。

マニュアルは日本語対応です。

画面は↓の通り。TÜV SÜD(テュフズード)のブルーライト認証を取っているとのこと。廉価機として、表示品質は悪くありません。

スペックですが、SoCには12nmでCortex-A75 x2とA55 x6のオクタコアであるUNISOC T606、10.51インチ(1920×1200)IPSディスプレイ、8GB RAM、256GB eMMCストレージ、8,250mAhバッテリー、リア13MPフロント8MPカメラ、Android 13となっています。

生体認証は顔に対応していて、ほかGPSやデュアルnano SIM、widevine L1、最大1TBのmicroSDに対応しています。

センサ類は、加速度、磁気、ジャイロを搭載。

サイズは246.4×161.5×7.4mmと薄型ボディです。

2万円台タブレットとしては悪くない構成です。

背面は↓の通り。真ん中のIMEIシールは剥がすことができます。

↓のように日本オーディオ協会のハイレゾロゴがプリントされています。

また、背面は流行のツートーンですが、↓のように上部はヘアライン加工のメタルパネルで、青く光るユニークな見た目。

上部には電源、音量ボタン。↓

サイドには3.5mmイヤホンジャック、USB Type-C。

底部には、キーボードなどを接続できるピンがついています。↓

両サイド2つずつの合計4スピーカー構成です。ハイレゾ対応と合わせて、音にはこだわっているようです。

重量は実測で511g。11インチ機としては標準的な重さです。

本機には、はじめからフリップ式のケースが付属しています。

ケース自体は至極一般的なものですが、他の格安機と本気との違いの一つとして、開閉検知に対応している点があります。

フリップを閉じると画面ロックになり、開くと復帰します。これができない格安機は多いです。Doogeeは格安機としては搭載センサが多めになっているため、これができます。ただ、照度センサは非搭載なので、照度の自動調整は不可です。

ケースは↓のようにスタンド機構も備えています。

ケース込みですと、重量は実測で681g。ケースを入れると結構重いです。

iPad Air4との筐体比較

iPad Air4と並べてみると↓の通り。高さはほぼ同じですが、幅は1cmほど本機の方がスリム。

厚みはほぼ同じですが、1mm未満iPadの方が薄くなっています。ただ、格安機としては本機はかなり薄い方です。

ディスプレイ表示領域は↓の通り。ベゼルの厚みは若干iPadの方が薄いですがだいたい同じです。

実際の使い勝手 – ハイレゾはどうなのか

ホーム画面は↓の通りシンプルです。変なアプリは入っていません。

デイリーガジェットを表示すると、デフォルトの拡大率で縦向きで2ペイン表示になります。↓

Androidタブレットはスマホをそのまま拡大したような不格好な見た目のものも多いのですが、本機はタブレットで見やすいよう画面の縮尺が調整されています。

続いて本機の売りであるハイレゾです。

動画や音楽をいくつか再生してみて、ほかの機種と聞き比べました。

結論、格安タブレットとしては音質は上位です。

ただ、XperiaやiPhoneのハイエンド機と比べると、スピーカー再生では低音が弱く、やはりハイエンド機とは音質のレベルが違います。

ただハイレゾ対応で3.5mmイヤホンジャック搭載なので、イヤホンを接続して聴くというのも良いでしょう。

ベンチマークスコア

続いてベンチマークスコアを見ていきましょう。Geekbench 6のスコアは、シングルコアが376、マルチコアが1377。

GPUスコアは451でした。

参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。

  • UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
  • Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
  • UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
  • Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
  • Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
  • Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
  • Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
  • Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
  • Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
  • Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
  • Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
  • Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
  • Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
  • Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894

GPUスコアは下記の通り。

  • Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
  • UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
  • UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
  • Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
  • Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
  • Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
  • Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
  • Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
  • Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
  • Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
  • Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
  • Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
  • Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
  • Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373

原神はデフォルト「最低」グラフィックスでデバイス負荷「スムーズ」です。

ストレージはeMMCなので、読み書き速度は↓の通りです。

2万円台半ばなら悪くない

以上、「Doogee T10 Plus」を見てきました。

ハイレゾやwidevine L1が目を引きますが、筐体の薄さや搭載センサ類の多さなど、全体的によくまとまって悪くない機種だと思います。

現在のように2万円台半ばで購入できるのなら、選択肢に入れて良いでしょう。

気になった方は、ぜひチェックしてみてください!

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