今回は、多数のAndroidタブレットをリリースしているDoogeeの11インチAndroidタブレット「Doogee T30 Ultra」をレビューします。
こちら、Helio G99搭載のミッドレンジ性能を持ち、widevine L1やハイレゾ再生対応クアッドスピーカー、12GB/256GBの豊富なメモリ構成、TÜV SÜD認証のブルーライトカット機能、3.5mmイヤホンジャックなど、コンテンツ消費のための機能や性能が詰まった一台となっています。もちろんnano SIMにも対応したセルラーモデルです。
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それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まずは同梱物から。フリップ型ケース、液晶クリーナー、保護フィルム、マニュアル、SIMピン、USBチャージャー、USBケーブルとなっています。
Doogeeのタブレットははじめからケースやフィルムがついているのが嬉しいポイント。
ケースは↓のように一般的な背面透明のフリップ型です。
フリップ部は折りたたんでスタンドとしても使えます。
また、フリップを閉じると画面がOFFに、開くと画面がONになる開閉検知にも対応しています。
つづいて、本体を見ていきましょう。
背面には大きめのカメラバンプとDoogeeロゴ、ハイレゾロゴがプリントされています。
Doogeeは昨今、ハイレゾ再生対応タブレットを増やしてきており、↓でレビューした「Doogee T10 Plus」もハイレゾ再生対応でした。
スペックを見ておきます。
SoCは6nmでCortex A76 x2とA55 x6のオクタコアであるMediaTek Helio G99、ARM Mali-G57 MC2 GPU、12GB LPDDR4x RAM、256GB UFS2.2ストレージ、最大2TBのmicroSD、8,580mAhバッテリー、Android 13、18w急速充電となっています。
生体認証は顔で、ディスプレイはTÜV SÜD認証のブルーライトカット機能搭載、ハイレゾ対応クアッドスピーカー、GPS、デュアルnano SIMにも対応。
対応バンド帯は2G: B2/B3/B5/B8、3G:WCDMA:B1/2/4/5/8;4G、4G-TDD:B34/38/39/40/41、4G-FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/25/26/28A/28B/66で、SIMを挿せば通話もできます。
搭載センサ類は、加速度、光、近接、磁気、ジャイロと一通り搭載。Doogeeのタブレットはセンサ類が充実している点が特徴の一つです。
以上のスペックなので、ゲームを含めたコンテンツを楽しむためのパフォーマンスや機能は一通り搭載しています。
筐体を見ていきますと、縦向き右側面に↓のように電源・音量ボタン。
上部には2スピーカー↓
左側面にはポゴピン↓
底面は2スピーカーとUSB Type-C、3.5mmイヤホンジャックです。↓
厚さは実測で7.89mmと薄型です。↓
重量は542gです。11インチ機としては、標準〜若干重い印象。ただボディが薄いこともあるのか、そこまでのズシリ感は感じません。
iPad Air4と比較すると↓の通り。他の多くのAndroidタブレットと同様、iPad Airよりも縦長になっています。
厚みはほぼ同じです。↓
実際の使い勝手
初期設定を終えた最初のホーム画面は↓のようになっています。プリインされているのはほとんどがGoogleの純正アプリでシンプルな構成です。
設定アプリが↓のように2ペインになっていたり、全体的にUIはタブレットに最適化されている印象です。
なお、光センサ搭載なので、明るさの自動調節にも対応しています。↓
また、画面を見ている間は画面が消えない「スクリーンアテンション」機能もついています。
11インチでデフォルトの縮尺もよく調整されており、デイリーガジェットを縦向き表示しても↓のように2列で見やすい表示になります。(縮尺が大きすぎる機種ですと、スマホの表示画面をそのまま拡大したようなウェブサイト表示になることが多いです)
横向きにするとまさにPCのような表示に。↓
YouTubeは16:9のコンテンツを再生すると↓のように上下に黒帯が。
ディスプレイ表示品質は綺麗です。音質もハイレゾ再生のクアッドスピーカーなだけあって悪くないですが、そこまで驚くような音質というわけでもありません。
原神は「低」でデバイス負荷「やや高い」になります。
ベンチマークスコア
つづいてベンチマークスコアを見ておきます。
Geekbench 6のスコアは、シングルコアが721、マルチコアが1967です。
GPUスコアは1274です。
参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
- Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
- Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894
GPUスコアは下記の通り。
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
- Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
- Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373
なお、ストレージはUFS2.2なので、↓のように読み書きいずれもそれなりにスピードが出ています。
コンテンツ消費を楽しむための機能満載
以上、「Doogee T30 Ultra」を見てきました。
冒頭にも書いたとおり、Helio G99搭載のミッドレンジクラスの性能、widevine L1やハイレゾ再生対応クアッドスピーカー、12GB/256GBの豊富なメモリ構成、TÜV SÜD認証のブルーライトカット機能、3.5mmイヤホンジャックなど、コンテンツ消費のための機能や性能が詰まった一台となっていました。
5万円を上回るハイエンド機ではあまり感じることはありませんが、5万円未満のミッドレンジ・格安ラインのタブレットでは、センサ類が省かれていたりwidevineがL3だったりと、何らか”妥協ポイント”があるのが一般的です。
ただ、本機はそのあたりを全搭載することで、そういった妥協を最小限にとどめています。
廉価タブレットと呼ぶには4万円超えで少し値段は上がりますが、コンテンツを楽しむためのタブレットをお探しの方はぜひチェックしてみてください!
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