今回は、多数の廉価タブレットをリリースしているVETOOの10.5インチタブレット「VETOO V10 Max」をレビューします。
V10は無印とProとMaxがありますが、それぞれストレージ容量が異なり、今回のMaxは256GBで最大です。
UNISOC T616搭載のコンパクトなタブレットで、widevine L1対応で画面の発色も悪くありません。
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それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まずは同梱物から。
本体のほか、15wのコンパクトなUSB-Cチャージャー、USB Type-C to Cケーブル、マニュアル、SIMピンが入っています。
本体はベゼルも厚くなく、廉価機としては発色や明るさも良好です。
スペックは、SoCにCortex-A75 x2とA55 x6のオクタコアであるUNISOC T616。ARM Mali-G57 GPU。10.5インチ(1920×1200)IPSディスプレイ、8GB物理RAM、256GB eMMCストレージ、リア13MPフロント8MPカメラ、OSはAndroid 13、7,500mAhバッテリーとなっています。
最大1TBのmicroSDとデュアルnano SIMに対応していて、対応バンドはGSM:B2/3/5/8、WCDMA:B1/5/8、FDD:B1/3/8/18/19/26/28/40/41です。
ほか、GPS搭載でwidevineはL1。センサは重力と磁気で、ジャイロは非搭載です。
背面はメタル外装で、技適番号も貼られています。↓
カメラはシングル13MPです。
底面にはポゴピンがついています。
右側面には2スピーカーとUSB Type-Cポート、nano SIM/microSDスロット。↓
スロットは付属のピンで開きます。nano SIM x2もしくはnano SIM + microSDの排他構成。↓
上部には電源ボタンと音量ボタン。↓
左側面には2スピーカーついているため、左右で合計4スピーカー構成です。
↓のように角に3.5mmイヤホンジャックが付いています。
重量は491g。10インチ機としては標準的な重さです。
実際の使い勝手
初期設定を終えたホーム画面は↓の通り。プリインアプリはAndroidに最初から入っているものだけのシンプル構成。メーカーのアプリなどは入っていません。
設定画面も↓のように2ペイン表示になっていて、タブレットに最適化されています。
Chromeでデイリーガジェットを表示したところ。PCライクなタブ表示となっています。↓
YouTubeを全画面再生したところ。16:9動画では、上下に黒帯が入ります。スピーカー音質は廉価タブレットとして標準的な水準。Dolby対応機などに比べるとチープですが、そこまでひどい音でもありません。
原神も最低画質であればプレイ可能です。↓
ベンチマークスコア
ベンチマークスコアを見ていきましょう。
Geekbench 6のスコアは、シングルコア439、マルチコア1602。
GPUスコアは511となっています。
参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
- Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
- Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894
GPUスコアは下記の通り。
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
- Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
- Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373
ストレージはeMMCなので、読み書き速度は↓の通り。UFSなどと比べると低速です。
2万円切るなら良い
以上、「VETOO V10 Max」を見てきました。
UNISOC T600系を搭載した1~2万円台の格安タブレットとして、スペックや機能、使い勝手など標準的な水準です。
飛び抜けた点があるわけではありませんが、特にネガティブな点もなく、現在のように2万円を切る水準で購入できるのであればコスパは悪くないと思います。
widevine L1対応だったり、ディスプレイが明るめだったり、3.5mmジャック搭載は良い点です。ただし、eMMCストレージやジャイロ非搭載などの点は価格相応といったところ。
以上、廉価Androidタブレットをお探しの方は、候補に入れてみては!
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