シャオミから新登場の最強2万円台スマホ「POCO M6 Pro」レビュー!67w充電や120Hz有機ELほか

今回は、シャオミから新たに発売された新型2万円台スマートフォン「POCO M6 Pro」を提供いただいたのでレビューします。

2万円台と格安ながら、Helio G99 Ultra搭載、67w急速充電、120Hzリフレッシュレートの有機ELディスプレイなど、シャオミらしい超コスパ構成です。

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それでは、見ていきましょう!

動画レビューは↓

シャオミから新登場の最強2万円台スマホ「POCO M6 Pro」レビュー!67w充電や120Hz有機ELほか

外観とスペック

まず同梱物ですが、↓のように本体のほか、純正ケース、SIMピン、マニュアル、USB-Aチャージャー、USB Type-A to Cケーブルとなっています。

一般的に付属ケースは透明TPUが多いですが、本機は↓のようにシックでマット調のケースで嬉しいです。素材はTPUなのでグニャグニャ曲がるタイプですが、ザラついた表面はひと味違う雰囲気です。

本体は↓のようにパンチホールカメラと狭ベゼルの有機ELらしいあざやかなディスプレイ表示。

スペックを見ておきましょう。カラバリはブラック、ブルー、パープルの3色で、今回のレビュー品はブラックです。

  • SoC:Helio G99-Ultra(ARM Cortex-A76@2.2GHz x2、A55@2.0GHz x6)
  • GPU:ARM Mali-G57 MC2
  • RAM:8GB/12GB LPDDR4X
  • ストレージ:256GB/512GB UFS2.2
  • 外部ストレージ:最大1TB microSD
  • ディスプレイ:6.67インチ(2400×1080)
  • 輝度:最大1,300ニト(peak/HBMは1,000ニト)
  • リフレッシュレート:最大120Hz
  • タッチサンプリングレート:2,160Hz
  • 本体サイズ:161.1×74.95×7.98mm
  • カメラ:リア64MP+8MP+2MP、フロント16MP
  • バッテリー容量:5,000mAh(67w急速充電対応)
  • 生体認証:画面内指紋認証、顔認証
  • SIM:デュアルnano SIM
  • OS:MIUI 14 for POCO
  • 対応バンド帯:
    • 4G-FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/66、
    • 4G-TDD:B38/40/41、
    • 3G CDMA:B1/2/4/5/6/8/19、
    • 2G GSM:B2/3/5/8
  • センサ類:重力、光、近接、磁気、ジャイロ
  • その他:GPS、NFC、デュアルスピーカー、3.5mmイヤホンジャック、Dolby Atmos対応サウンド、ハイレゾ対応、IP54防滴

カメラはなんとOISとEISに対応し手ぶれを抑えてくれます。ミッドレンジ機としてはかなり珍しいです。

5Gには対応していませんが、それ以外はミッドレンジ機としては欠点やツッコミどころのない構成となっています。シャオミらしいコスパモンスター機です。

背面は↓のように光沢あるガラス調で、カメラ部とそれ以外でわずかにツートーンで表面処理が異なるきめ細やかさ。派手さや下品さ、安っぽさを感じさせない、高級感あるデザインです。

底面にはUSB Type-Cとマイク、スピーカー。↓

上部にはマイク、スピーカー、3.5mmイヤホンジャック。↓

サイドには電源・音量ボタンと、

逆側にはSIMスロットです。

SIMスロットは排他方式で、microSD + nanoSIM、もしくはnanoSIM x2となります。

重量は実測で182gでした。↓

実際の使い勝手

初期設定を終えて最初に表示されるホーム画面が↓の通り。画面のクリアな表示に軽く感動します。

プリインアプリですが、Android標準のものに加えて、いくつかのシャオミおなじみアプリや、FacebookやLinkedinなども入っています。↓

UIはおなじみMIUIなので、日本語がおかしかったり操作に違和感のあるような点はありません。

むしろ様々なメーカーのUIの中でも、もっとも洗練され進化を続けてきたうちの一つです。

画面内指紋認証も顔認証もかなり高速です。なかなか認識されないといったストレスとは無縁です。

SIMを入れると、大半のAPNがプリセットされているので、SIMのオペレーターを選択します。IIJmioのd回線で使っていますが、何ら問題なく通信できています。

バッテリーは67w急速充電対応ということで充電スピードはかなり速いです。

また、↓に見える「ウルトラバッテリー」というモードがあります。

これをONにすると、電力消費が大きい機能を自動でまとめてOFFにしてくれて、バッテリー寿命を最大限延ばしてくれます。

89%残量の状態でONにすると、↓のように75時間以上持つという驚きの機能です。

6.67インチ有機ELで120Hzリフレッシュレートのディスプレイは表示が美しく、Helio G99-UltraもハイパフォーマンスなミッドレンジSoCということもあり、ブラウジングはすこぶる快適です。

YouTubeについても、Dolby Atmos対応スピーカーでサウンドクオリティも高いです。widevineはもちろんL1です。

Helio G99はゲームパフォーマンスを高めたSoCということで、ミッドレンジ機ながら原神などの重い3Dゲームも、画質を”低”にすれば非常にスムーズです。

カメラ画質

続いてメイン64MPでOISとEISがついているというカメラのクオリティを見ておきます。

比較は15万円以上するハイエンド機のiPhone 15 Proです。

まず本機で撮ったのが↓

iPhone 15 Proが↓。

iPhoneは少し暖色強めに出ますので、これら比較において一見した優劣はほとんど分からないのではと思います。照度十分な環境では、違いはあまりありません。

続いて暗所ですが、↓が本機。

↓がiPhone 15 Proです。

本機も十分綺麗ですが、最大限拡大して見てみると、iPhoneが↓に対して、

本機が↓です。

夜空や、暗所での細部の取れ方はさすがに異なりますが、それでも十分に明るく、大半のユーザーにとっては満足いくレベルで撮影できていると思います。

ベンチマークスコア

続いてベンチマークスコアを見ておきます。

Geekbench 6のスコアは、↓のようにシングルコア733、マルチコア1977です。

GPUスコアは、↓のように1305でした。

参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。

  • UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
  • Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
  • UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
  • Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
  • Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
  • Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):733/1977
  • Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
  • Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
  • Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
  • Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
  • Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
  • Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
  • Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
  • Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
  • Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894

GPUスコアは下記の通り。

  • Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
  • UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
  • UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
  • Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
  • Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
  • Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):1305
  • Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
  • Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
  • Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
  • Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
  • Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
  • Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
  • Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
  • Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
  • Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373

無印のHelio G99とほぼ変わらないスコアになっていました。

ストレージ読み書きは、UFS2.2なので↓のように高速です。

ほぼ欠点は見当たらない優秀機

以上、シャオミから新たに発売された新型2万円台スマートフォン「POCO M6 Pro」を見てきました。

2万円台という、通常であればミッド・ロー価格帯の値付けながら、一般的なミッドレンジスマートフォンに十分以上に匹敵するパフォーマンスや機能を持っており、シャオミのコスパモンスターっぷりがいかんなく発揮された一台となっています。

5G非対応というのは現在の日本ではほぼ実害はありませんし(むしろドコモ回線では非対応にしてくれた方が都合が良いかも……)、それ以外の点で欠点と呼べるようなところは見当たりません。

というわけで、購入してまず間違いはないと思いますので、廉価スマートフォンをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください!

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