今回は、多数のAndroidタブレットやスマートフォンをリリースしているBlackviewから登場した新機種「Blackview MEGA 1」の提供があったのでレビューします。
本機は11.5インチとタブレットとしては大画面で120Hzリフレッシュレート対応、SoCには廉価機最速クラスのHelio G99を搭載しています。
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この発売セールの価格は魅力的。
↓のように原神も大画面でプレイできます。また、PCモードにも対応しているため、タッチ操作だけでなくマウス操作もやりやすくなっています。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まずは同梱物から。本体のほか、純正ケース、保護フィルム、マニュアル、タッチペン、USB-Cケーブル、SIMピン、USBチャージャーが付属します。USBチャージャーは海外プラグなので、手持ちのチャージャーを使いましょう。
ケースは↓のようにフリップ式。
↓のように本体のスタンドとしても使えます。本機はPCモードにも対応しているため、マウスやキーボードをBluetoothやUSB-Cで接続してPCライクに使うことができます。
マニュアルは日本語にも対応。
付属のタッチペンは円盤タイプ。お絵描き用ではなく、指の代わりです。
本体はベゼルが薄く、本体も薄く大画面です。
スペックを見ておきましょう。
SoCにはMediaTek Helio G99、8GB DDR4x RAM、256GB UFS2.1ストレージ、11.5インチ2.4k解像度のIPSディスプレイ、リア50MPフロント13MPカメラ、8,800mAhバッテリーとなっています。OSはAndroid 13ベースにPCモードなどを追加したDoke OS 4.0。
シャオミ風UIで、タブレット利用がしやすいようカスタムされていて使いやすいです。
サイズは268.7x169x7.6mmと薄型ボディとなっています。
デュアルnano SIMとmicroSDカードに対応していて、GPSもサポート。33w急速充電とクアッドスピーカーにも対応しています。
widevineはL1で、搭載センサは重力・光・近接・ジャイロ。付属の純正ケースは、フリップによる開閉検知に対応しています。
対応バンド帯は、2GがB2/B3/B5/B8、3GがB1/B8、4G FDDがB1/B3/B7/B8//B19/B20/B28A/B28B、TDDがB40/B41です。
生体認証は顔に対応。
背面は↓のように50MPメインカメラとLED。カメラはサムスンのISOCELL JN1です。
左側面には↓のようにUSB Type-Cと2スピーカー。
右側面には↓のように2スピーカーと電源ボタン。電源ボタンは指紋認証対応です。スピーカーは計BOX 4スピーカー。
上部には↓のように音量ボタンとmicroSD/SIMスロット。
付属のピンでスロットを開きます。microSD + nanoSIMもしくはnanoSIM x2の排他方式。
底面には何も付いていません。
重量は実測で533gです。11.5インチとしては軽量です。実際、手に取ってもズシリ感はありません。本体の薄さと相まって、軽く感じます。
実際の使い勝手
つづいて実際の使い勝手を見ていきましょう。
↓は最新のiPad Airと比較したもの。11.5インチの大きさがよく分かると思います。また、iPadと比べてもディスプレイの鮮明さは見劣りしません。
初期ホーム画面は↓の通り。アイコングループが展開されて表示されます。とても見やすいです。
ブラウザでデイリーガジェットを表示したところ。横向きでは、PCライクな2ペイン表示になります。
↓はYouTubeを再生しているところ。16:9動画では上下に薄い黒帯が入ります。画質は素晴らしいですが、音質は4スピーカーとはいえそこまで良くはありません。廉価機としては良い方、といったところ。
大画面を活かした分割画面も捗ります。↓のように、ChromeとYouTubeを左右に表示させても、窮屈さをあまり感じません。
また、画面下部にはタスクバーのようなアプリランチャーが表示されます。
これの左下をタップすると、↓のようにアプリドロワーが表示されます。プリインアプリも多くなく、シンプルで使いやすいです。
原神は端末負荷「低」のデフォルトで最低画質です。
設定も2ペインでタブレット表示に最適化されていて見やすいです。
最大120Hzのリフレッシュレートは、可変や60Hz固定なども選べます。
Blackview機に昨今搭載されているスピーカークリーニング機能もついています。特殊な音を出すことで、スピーカーの汚れをクリーニングしてくれます。
PCモードに切り替えられます。設定やショートカットアイコンから切り替えられるだけでなく、キーボード接続で自動でPCモードにすることもできます。
PCモードにすると、↓のようにWindowsライクな表示・操作体系に切り替わります。
ベンチマークスコア
ベンチマークスコアを見ておきましょう。
Geekbench 6のスコアは、シングルコアが733、マルチコアが2,047。
GPUスコアが1,287でした。
参考までに、最近レビューした機種のシングルコア・マルチコアスコアは↓の通り。
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):379/1372
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):419/1453
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):453/1545
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):708/1867
- Helio G99(Blackview A200 Pro):732/2049
- Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):733/1977
- UNISOC T820(Anbernic RG556):871/2470
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):882/1966
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):954/2353
- Dimensity 8020(Blackview BL9000):1111/3140
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):1304/3289
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):1306/3507
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):1341/3044
- Apple A12 Biocnic(iPad mini5):1343/2973
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):1809/4559
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):2023/5235
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):2067/4894
- Snapdragon 8 Gen 3(ROG PHONE 8):2280/7252
GPUスコアは下記の通り。
- Snapdragon 680(Redmi Pad SE):346
- UNISOC T606(Alldocube iPlay50 mini):448
- UNISOC T616(Headwolf FPad3):506
- Helio G99(Alldocube iPlay50 mini Pro):1272
- Helio G99(Blackview A200 Pro):1305
- Helio G99-Ultra(POCO M6 Pro):1305
- Snapdragon 695 5G(dtab Compact d-52C):1346
- UNISOC T820(Anbernic RG556):2218
- Dimensity 7050(Lenovo Tab P12):2335
- Snapdragon 870(Xiaomi Pad 6):3274
- Snapdragon 870(Lenovo Legion Y700):3365
- Dimensity 8020(Blackview BL9000):4328
- Google Tensor G2(Pixel 7 Pro):4464
- Snapdragon 8+ Gen 1(Zenfone 9):6136
- Snapdragon 8 Gen 2(Xperia 1 V):7138
- Apple A12 Bionic(iPad mini5):8,863
- Snapdragon 8 Gen 3(ROG PHONE 8):14486
- Apple A15 Bionic(iPad mini6):19373
ストレージはUFS2.1ということで、eMMCより高速で、UFS2.2より低速です。
かなり良い大画面タブレット
以上、新発売になった「Blackview MEGA 1」を見てきました。
11.5インチで120Hzのディスプレイが最大の特徴ながら、パフォーマンスや筐体の作り、UIの完成度も含めて、不満の無い仕上がりになっています。
売りのディスプレイ表示品質はかなり良好で、ウェブ閲覧や動画視聴、ゲームなどコンテンツ視聴全般に強みを発揮するでしょう。
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