現在、ポータブルゲーミングPCの決定打となっているASUSのROG Ally。
すでに↓でお伝えしていたように、第2世代機が出ることがすでにASUS Indiaの幹部から明かされていました。
こちら、ASUSから動画が公開され、正式に6月2日に発表されることが明らかになりました。名称は「ASUS ROG Ally X」です。
SoCは現行機のRyzen Z1 Extremeと変わりませんが、バッテリー容量が30〜40%増加することで駆動時間が延びるほか、ストレージやRAMの増量、ポートの改善など様々なグレードアップが施されるようです。
初代機は廃熱とmicroSDスロットの位置の関係からSDリーダーがオーバーヒートする問題が一部で出ていましたが、これについてもマザーボードの修正により対策されるとのこと。
また、現在でも頻繁にアップデートされ改善が続けられているソフトウェア面についても、ランチャーやボタンマッピングのカスタマイズなど、さらなる進化が予定されています。
現行機のROG Allyが搭載するRyzen Z1 Extremeは、競合機が搭載するRyzen 7 7840UやRyzen 7 8840U、Core 7 Ultra 155HといったAPUと比べても、パフォーマンスは劣っていないどころか一部は上回っています。
Steam Deckも、大きな変更ではなく一部構成をリフレッシュしながら、むしろコストパフォーマンスを改善して買いやすくする方向で進化させています。
また、MSI Clawについても同様に、毎年大幅にアップデートしていくというよりは、現行機をなるべく長い期間、一線でプレイできるような商品戦略をとっているようです。
ASUSのROG AllyやレノボのLegion Goも、驚くべき頻度でソフトウェア・BIOSのアップデートが入り、日々使いやすく進化しています。「ASUS ROG Ally X」で現行機とSoCが変わらなかったとしても、引き続き本機がポータブルゲーミングPCの決定打である状況はむしろ強まっていく可能性が高いでしょう。
あとは第2世代機が登場予定のLegion Goにも注目ですね。
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