SonyからAIアップスケーリング搭載で16GBメモリ採用のPlayStation携帯機が開発中か【PlayStation Handheld】

ソニーが開発を進めていると噂される新型のPlayStation携帯ゲーム機について、AIによるアップスケーリング機能や16GBのLPDDR5Xメモリ、さらに16MBのMALLキャッシュを搭載する可能性が高まっています。

この新型携帯機は、PS5よりも高いキャッシュ容量を持つ一方で、メモリ帯域はPS5の3分の1程度に抑えられるとされています。ただし、MALLキャッシュの追加やメモリ圧縮の最適化によって、帯域不足をカバーする設計になっているとのこと。MALLキャッシュはPS5およびPS5 Proには搭載されていない要素であり、この新型携帯機独自のアーキテクチャが伺えます。

また、現時点で唯一の「AIアップスケーリングに対応したAMD製ハンドヘルド機」になると見られており、PS5用タイトルのネイティブ実行(解像度や描画品質を落とした状態で)が可能になると期待されています。

本機のコードネームは「Jupiter(ジュピター)」で、2028年に量産開始との情報もある一方、PlayStation 6のリリース時期と噂される2027年に合わせて登場するという説もあり、スケジュールについては依然不確定です。

なお、競合であるXboxはすでに「ROG Xbox Ally」および「ROG Xbox Ally X」といったRyzen Z2A/Z2 AI Extreme搭載の携帯機を年内に投入予定であり、携帯型ゲーム機市場における競争が本格化していくことは間違いなさそうです。