オープンソースの周辺機器で知られるPloopyから、新たなUSBアクセサリ「Ploopy Knob」が登場しました。
価格は49ドルで現在予約受付中となっており、公式GitHubページにはファームウェアやハードウェア設計ファイルも公開されています。
この「Ploopy Knob」は、縦方向スクロールを標準動作としつつ、QMKファームウェアを通じて横スクロールや音量調整、再生位置の移動といったメディアコントロール、さらには画像・映像・音声編集向けのカスタマイズも可能な高い柔軟性を備えています。
本体サイズは56×17mmで重さはわずか31g。Raspberry Pi RP204マイコンとAS5600磁気センサーを搭載しており、12ビット解像度で1,000Hz超のポーリングレートに対応。理論上は、0.043mmまたは0.1度単位の微細な回転も検出可能です。WindowsおよびLinux環境ではこの高精度スクロールが利用でき、macOSでは仕様上ややスムーズさが劣るとのことです。
外装にはPloopyの他製品と同様に3Dプリント筐体が採用されており、量産に依存しない製造が可能な点や、自作・改造にも適している点が特徴です。