AMD Strix Halo搭載の高性能ミニPC「Corsair AI Workstation 300」が発表!液冷対応で最大128GBメモリ搭載可能

Corsair(コルセア)が、AMDのRyzen AI Maxシリーズを搭載した新型ミニPC「AI Workstation 300」を発表しました。最大128GBのメモリや液冷クーラーを搭載し、クリエイティブ用途にも対応するコンパクトモデルとなっています。

CorsairがStrix Halo搭載のミニPC「AI Workstation 300」を発表

PC周辺機器やゲーミングPCで知られるCorsairは、AMDの最新プロセッサ「Ryzen AI Max」シリーズを搭載したミニPC「AI Workstation 300」を正式発表しました。対象地域はグローバルで、Corsairの公式サイトではすでに販売が開始されています。

AI Workstation 300は、従来のゲーミング向け製品とは異なり、AI処理やクリエイティブ作業に特化した構成が特徴。選択可能なCPUは以下の2種類です。

  • AMD Ryzen AI Max+ 395(16コア / Radeon 8060s GPU / 40 CU)

  • AMD Ryzen AI Max 385(8コア / Radeon 8050s GPU / 32 CU)

また、両モデルともにCPUとGPUの両方を冷却する液冷システムを搭載しており、ハイエンド用途でも安定したパフォーマンスを提供するとしています。

ハイスペックかつ省スペース、選べる構成で用途に応じてカスタマイズ可能

AI Workstation 300は本体サイズもコンパクトに設計されています。

項目 スペック
高さ 247.5 mm
奥行き 188.4 mm
96.5 mm
重量 約7 kg

重量がやや重めに設計されている理由は、内蔵された液冷クーラーの存在によるものと見られています。

モデル別のメモリおよびストレージ構成は以下の通りです。

モデル メモリ ストレージ
Ryzen AI Max+ 395 搭載モデル 最大128GB(LPDDR5X) 最大4TB(SSD)
Ryzen AI Max 385 搭載モデル 最大64GB(LPDDR5X) 最大1TB(SSD)

電源には350W電源ユニットを採用しており、余裕のある電力供給によりハイパフォーマンスを支えます。

前面ポートには以下のインターフェースを搭載:

  • USB 4.0 Type-C x1

  • USB 3.2 Gen2 Type-A x2

  • SDカードリーダー

  • 3.5mmオーディオジャック

背面にはさらに多彩なポートを備えています:

  • USB 2.0 Type-A x2

  • HDMI 2.1 x1

  • DisplayPort 1.4 x1

  • USB 3.2 Type-A x1

  • USB 4.0 x1

  • 2.5Gbps RJ45有線LANポート

  • 3.5mmオーディオジャック(追加)

日本国内の発売は未定、価格は1,599ドルから

現時点では、日本国内での発売予定は明らかにされていません

価格は以下の通りで、すでにCorsair公式サイトにて販売が始まっています。

モデル 価格(米ドル)
Ryzen AI Max 385搭載モデル $1,599
Ryzen AI Max+ 395搭載モデル $1,999
Ryzen AI Max+ 395 + 4TB SSD構成 $2,299