下記でレビューした、5G対応ゲーミングスマートフォン「RedMagic 5」(グローバル名称「RedMagic 5G」)の後継機の予約が開始されました。
144Hzのリフレッシュレート、5G対応、スナドラ865、6.65インチ有機ELディスプレイ、そして強力な冷却機能を備えたゲーミングスマートフォン、その名も「RedMagic 5S」です。
↓で579ドル(約62,000円)~で予約販売がスタートしています。
メーカーはZTE系列のNubia Technologyです。
今回のRedMagic 5Sは、公式でも↓のようにRedMagic 5Gの後継として位置づけられています。
ただし、スペックはほぼ変わりません。
まずRedMagic 5Sのスペックは下記の通りです。
- ディスプレイ:6.65インチ(2340×1080)387.5ppi 有機EL
- アスペクト比:19.5 : 9
- リフレッシュレート:最大144Hz
- タッチサンプリングレート:最大240Hz
- 輝度:最大600ニト
- CPU:Snapdragon 865 + X55M
- GPU:Adreno 650
- RAM:8/12/16GB LPDDR5
- ストレージ:128/256GB UFS3.1
- OS:Red Magic OS V3.5, GPU BOOST(Android 10.0ベース)
- バッテリー容量:4,500mAh
- 急速充電:18W、最大55W
- ポート:USB Type-C、Dual nano SIMスロット、3.5mmイヤホンジャック
- カメラ:リア64MP+8MP+2MP/フロント8MP
- バンド帯:
- 5G: NR n41/n78
- 2G+3G+4G:
- GSM 2/3/5/8
- WCDMA B1/2/4/5/8/19
- CDMA/EVDO BC0/BC1
- TD-LTE B34/B38/39/40/41
- FDD-LTE B1/2/3/4/5/7/8/20/12/17/18/19/26
- Wi-Fi:Wi-Fi 6 2×2 MIMO
- Bluetooth: 5.1
- その他:NFC, DSDV
- カラー:ソニックシルバー、パルス
- サイズ:168.56 x 78 x 9.75 mm
- 重量:218g
5G対応スナドラ865(Plusでなく無印の方です)搭載で、メモリやディスプレイ、サイズや重量、サンプリングレートについても、一部バリアントが増えていることを除けば、天井値は5Gと違いはありません。
後述するように、どうやら冷却システムがグレードアップしているようです。
そのほか、明確に違うのはデザインで、↓のように新しいカラーになっています。
冷却性能ですが、仕様を細かく読むと、「Active Liquid-Cooling with Turbo Fan」という冷却システムのバージョンが3.0から4.0にアップしています。
ただ、15,000RPMなどスペック表上では数値に違いはありません。
違いは、おそらく冷却素材と制御システムです。
↓の内部構造図を見ると、5Gの時にはなかったICE Agと呼ばれる銀のプレートが新たな冷却剤として追加されています。また、銅板の面積も(図の寸法を正とすれば)広がっています。(expandedとなっているので、おそらく広がっていると思われます)
また、5Gの時には訴求されていなかった項目として、Intelligent Temperature sensorsと呼ばれるセンサ搭載があります。
もちろん5Gでも搭載されていた可能性は否定できませんが、このシステムは発熱をリアルタイムにモニタリングして、クリティカルなレベルにまで温度が上昇した場合に、自動で冷却システムを稼働する仕組みとのこと。
スペック表上同じであっても、制御システムが変わっているとすれば、実利用でも使い勝手が進化しているかもしれません。
5Gの時から冷却はすごかったので、もはや極を目指す系の進化ではありますが、ゲーミングデバイスである以上、冷却性能が上がるのであればそれは喜ばしいことです。
いずれにせよこの価格でこれほどのハイスペックなゲーミングスマートフォンがゲットできるのはお得ですので、気になった方はRedMagic 5Sのページをチェックしてみてください。