流通大手のドン・キホーテが、同社プライベートブランドである「ジブン専用PC&タブレット」シリーズの最新モデル「U1C」を、12月25日から税別19,800円(税込21,780円)で発売することを発表しました。
↓のようなキーボード着脱式です。
さて、ドンキの19,800円パソコンといえば、下記でレビューした7インチUMPC(超小型ノートパソコン)「NANOTE」が記憶に新しいです。
こちらは7インチで2万円という他にないインパクトのある価格を打ち出し、賛否両論ありつつも話題となりました。
Atom Z8350搭載で処理速度は遅くコスパ観点では微妙なところではありますが、通常安くとも6万円ほどするUMPCの世界に2万円で新商品を投下し、絶対価格の観点では耳目を集めるものでした。
だからこそイジり甲斐もあって面白かったわけですが、今回の「U1C」は、あまりオススメはできません。(NANOTEも万人にオススメできる商品ではありませんが)
それは、同価格帯の同種商品で、他にもっとコスパが高い商品があるためです。NANOTEのように唯一無二ではありせん。
ドンキの税別19,800円2-in-1
「ジブン専用PC&タブレットU1C」
まずはU1Cのスペックを確認しておきます。
- 型番:DA-T118-SR
- カラー:シルバー
- CPU:intel Celeron N3350 1.1GHz(最大2.4GHz)
- GPU:intel HD Graphics 500
- OS:Windows10 Home
- ディスプレイ:10.1インチ(1280×800)IPS
- タッチパネル:10ポイントマルチタッチ 静電式
- RAM:4GB LPDDR4
- ストレージ:64GB eMMC
- Wi-Fi:802.11 a/b/g/n
- Bluetooth:Ver4.0
- カメラ:リア2MP、フロント2MP
- サイズ(タブレット):247×166×10(mm)
- サイズ(キーボード):247×172×17(mm)
- サイズ(ドッキング時):247×172×20(mm)
- 重量(タブレット):525g
- 重量(キーボード):470g
- 重量(ドッキング時):995g
- バッテリー:2,600mAh 7.6V
- 連続使用時間:約6時間
- インターフェース(タブレット):USB Type-C、マイク、スピーカー(×2)、3.5mmイヤホンジャック、DC-IN、microHDMI、USB3.0端子、microSDカードスロット(最大256GB)
- インターフェース(キーボード):USB2.0 Type-A x2
- 付属品:ACアダプタ、microHDMI-HDMI変換コネクタ、取扱説明書、保証書
- 生産国:中国
まずCPUがCeleron N3350ということで、多くの用途でストレスを感じるパフォーマンスになります。(”使い物になる”Celeronは、N4100からです)
RAMは4GB、ストレージはeMMCということで、かなりモッサリした動きになります。
キーボード含めて1kgを切ってはいますが、10.1インチなのでそれほど軽さは実感できないでしょう。
また、1280×800と解像度も高くありません。
安さやコスパならコレを買った方がイイ!
とにかく安く2-in-1を買いたい!
もしくは
“使える”高コスパな2-in-1を買いたい!
であれば、下記をオススメします。
とにかく安い!イオシスのNEC「VersaProタイプVT」
まず安さでいえば、現在年末セール中のイオシスで目玉の一つである、↓のNEC製VersaPro タイプVT(PC-VK24VTAMJ)の方が良いでしょう。中古になりますが、税込9,980円でセール中です。
スペックは下記の通りです。
- CPU:Atom Z3795 1.6GHz
- RAM:4GB
- ストレージ:128GB eMMC
- ディスプレイ:10.1インチ(1920×1200)
- Wi-Fi:a/b/g/n
- USB:2.0×1
- その他:Bluetooth4.0/Webカメラ/microHDMI/microSDXCスロット
- サイズ:256.5(W)x177(H)x8.95(D)mm(デタッチャブルキーボード除く)
- 重量:約598g(デタッチャブルキーボード除く)
- OS:Windows8.1 Pro(32bit)
CPUはコチラも低速ですが、ドンキPCよりも高解像度で、ストレージ容量も倍です。しかもペン付き。
また、キーボードは左右いっぱいに広がっていて比較的打ちやすくなっており、文字打ちマシンとして使い道が見えます。
イオシス各店、こちらのオンラインストア、および↓のイオシス楽天店で販売されています。
“使える”スペックのChuwi「Hi10 XR」
もうちょっと幅広い用途に使いたいのでしたら、Chuwiの「Hi10 XR」をオススメします。
レビューは↓
スペックは下記の通りです。
- モデル名:Chuwi Hi10 XR
- CPU:Intel Celeron N4120(4コア4スレッド)
- GPU:Intel UHD Graphics 600
- OS:Windows10 Home 64bit
- ディスプレイ:10.1インチ(1920×1200)10点マルチタッチ対応
- アスペクト比:16:10
- RAM:6GB LPDDR4
- ストレージ:128GB eMMC
- カメラ:リア5MP/フロント2MP
- バッテリー:7.6V / 3,500mAh
- サイズ:261.8mm x 167.3mm x 8.8mm
- 重量:606g
- Wi-Fi:802.11a/ac/b/g/n(2.4G / 5G)
- Bluetooth 5.1
- インターフェース:USB Type-C 2.0(充電/データ通信)、USB Type-C 3.0、3.5mmイヤホンジャック、micro HDMI、microSDカードスロット(最大128GB)
Celeron N4120、6GB RAM、128GBストレージとライトユースには必要十分なスペックに、10.1インチでWUXGAと液晶は高解像度です。
このスペックで、アマゾンでタブレットが税込26,000円↓
キーボードが税込4,000円です。↓
つまり合計して税込30,000円です。ドンキの「U1C」を税込21,780円で買うよりも、8,220円高くはなりますが、それ以上に幸せになれるでしょう。
Androidの2-in-1ならもっと安い
詳しくは↓で比較していますが、使い道によってはAndroidの2-in-1でも十分かもしれません。
キーボードカバーや、ものによってはペンが付属したAndroidタブレットです。上記では、「2万円台」という条件の下で比較していますが、いずれも結構驚きのスペックです。
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